ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

アマチュアカメラマンのつぶやき

2007年02月28日 | 日常雑記
先週には思い立ったが吉日生活で、層雲峡の氷瀑まつりと美瑛に行ってきた(お天気が良くなかったので美瑛の雪景色はイマイチな写真しか撮れなかったけど)。
ここ半年ほど、前にも増して写真を撮りに出かける機会があると、色々考えることも出てくる。

自分にとって「写真」とはなにか。
写真とは「表現」である。
では自分にとって表現とはなにか。
表現とは「伝える」ことである。
それは例えば美しい自然への感動だったり、動物の表情の楽しさだったり。
自分の中では、お芝居や小説と同じ分類の中にある。
では伝えるためにはなにが必要となるのか。
私が今使っているのは、レンズ交換のできないコンパクトタイプのデジタルカメラ、いわゆるコンデジである。
撮った写真は.jpgファイルとなり、明るさやコントラストなどを変えたいと思ったら、加工ソフトを使わなければならない。
でも、それでいいのだと考えていた。
写真とは真を写すもの、デジタルは後で加工できると思うから撮影時に手を抜く、というフィルムカメラ時代のカメラマンのセリフを、確かにその通りだと思っていた。
加工や調整は邪道、撮る瞬間に完成させなければならない、と。
ところが最近になって、ダンナが一眼レフカメラを持ち、RAW撮りをするようになってから考えが少しずつ変わり始めた。
RAWで撮った写真は、現像ソフトを使って現像しなければ通常の画像として見られるようにならない。
現像の際には明るさはもちろん、色味やコントラスト、ピント(シャープさ)まで調整することができる。
極端な変更をかければ、夕陽まで満月に変えてしまうことができるのだ。
では現像と加工の境目はどこにあるのか。
「これだからデジタルは」と思うアナログカメラマンもいるかも知れない。
でも程度の差こそあれ、フィルムカメラにも現像はある。
明るさや色味、シャープさを調整することもできる。
だからプロカメラマンなどは懇意のカメラ屋さんがあって、自分好みの現像をしてもらうのだ。
となれば必ずしも現像=加工、ということではなくなる。
そして写真が「表現」であるならば、撮った写真が自分の伝えたいことを完全に表現しきっていないと感じたときに、色味やコントラストを調整することは、作品を完成させる過程のひとつになる。
例えばテレビのお笑い番組の観客が、どうしてさほど面白くない場合でもあそこまでみんなが大笑いをするのかと言えば、場の雰囲気が「笑い」のテンションになっているからだろう。
写真なら、美しいと思う景色は周りの空気や音などを五感で捉えて初めて「美しい」という感覚になる。
けれどもそれを写真として切り取って持ち帰った時には、その場に立ち会わなかった人には五感の情報がない。
そんな中で自分の感じた美しさを存分に相手に伝えようと思うなら、その部分を写真の中で強調するなりして取り込んでやらないくてはならない。
そのための調整は、加工とはまた別物なのではないか。
もちろん調整というのはあくまで補助手段であって、素材が良くなければ厚塗りメイクのように醜いだけになってしまう。
料理と同じで、いくら料理人の腕が良くて設備が整っていても、素材が悪ければ本当に良い仕上がりにはならない。
被写体に向かう姿勢は、アナログでもデジタルでも変わらない。
同じ写真は二度とは撮れない、だからこの一瞬の光景を的確に捉えたい。
テーマは「自分だけが見つけた景色」。
コンデジ片手に今日も怪しげな視線を周囲に走らせている。

で、そろそろ新しいコンデジが欲しくなってきたわけですよ。
今のものも私自身が使い始めたのは去年の秋で、その前に使っていた機種よりはずっと高機能で充分といえば充分なわけなんだけど、新しく発売されるデジカメに、私好みのものを見つけてしまって。
Olympus SP-550UZ(3月発売!!)。
基本マクラーの寄りたがり人間の私にぴったりな光学18倍ズーム&マクロ1cm!
基本三脚不使用な私にぴったりな手ブレ補正付き!
鳥を撮りたがる私にぴったりな一秒15コマの超高速連写機能!
しかも、遡り撮影可能!
画像が荒れるんじゃないかと心配になるくらいのISO5000まで対応!
そしてそして、RAW撮りもできる!!
って、あたしゃオリンパスの回し者か。
デジカメはオリンパスオンリーで来てるので、勘弁してつかわさい。
けっしてアフィリではありませんぞ(でもリンク貼ってみたりして)。
あ~深さ10mまでの水中撮影ができるμ-770SWも欲しい!
オリンパスフォトコンの商品になってくれないかなぁ。
なっても、上位入選しなきゃダメなんだよなぁ。
お金貯める方が早いってウワサもあるなぁ。
……いつまでコンデジ使う気だ、っていうダンナのツッコミも聞こえてくるなぁ(笑)。

小樽「雪あかりの路」

2007年02月14日 | 北海道だべさ!
3年ぶりに行って来ました、小樽雪あかりの路。
小樽運河にろうそくを灯したガラスのブイが浮かび、廃線になった手宮線跡に作られた道にもたくさんのろうそくが灯されていて。
それはそれはロマンチック。
冬のおまつりとして大好きなのだけど、ここ数年行けずじまいになっていた。
10日土曜日、本当は札幌雪まつりを日中と夜のライトアップと両方撮りに行こうと計画していたのだけれど、思い出深い元職場が移転のために12日で閉店ということで、その前に顔を出そうと手稲まで行った勢いで、街中に戻るよりはそのまま小樽へという流れになった。
(なので、雪まつりは日中の大通会場のみを見学)。
さすがに3連休初日、雪あかりの路も2日目ということもあって、想像以上の人出。
邪魔にならないようにと身体をよじりながら撮ったたくさんの写真も、(やっぱりというべきか)手ブレ多し。
三脚使えばいいんでしょうが、微妙な調整に手間取るのが苦手でね。
期間中にもう一度、と今度はwakaさん夫婦をお誘いして、バレンタインの夜にリベンジをかける。
が。
仕事の関係で着いた時間が遅かったことも惜しいのだけれど、何より気温が高すぎ。
19時でプラスの2℃ってなにさ。
プラス? この冬祭りまっさかりの時期に?
日中はもっと気温が高かったために、せっかくのろうそくを囲む雪のオブジェはとけて形が崩れてしまっている。
もっとロマンチックなのに~、素敵なのに~、と、このお祭りに初めて来たwakaさんたちに言い訳をしたくなってしまった。
もっともっときれいな雪あかりの路を見て欲しかった。
天気ばかりはどうにもできないんだけどさ。
歯噛みする思いとはまさにこのことで。
短い滞在時間で、せっかくだから何か食べようと入った焼き鳥屋さんが、めちゃめちゃ美味しかったことだけが救い。

やっぱり冬は冬らしく寒くならなきゃダメですわ。
雪かきが大変でも、車の運転が面倒でも、水道凍結が恐くても、それでも。
寒いのは覚悟の上で、それを楽しむ心構えはあるんだから。
エルニーニョ、逝ってよし。



小樽雪あかりの路は18日まで(さすがに再リベンジは日程的に無理)。
運河、手宮線跡他、数ヶ所の会場の他、お店の前など町全体が「雪あかりの路」になります。

キムチ注意報

2007年02月13日 | 日常雑記
(お食事中の方は、食欲をなくすと困るので食後に読まれることを推奨します)。

休日お手伝い出勤だったので、お客さんと話すこともないし、と出かける前にキムチ春雨スープを作って食べた。
キムチの残りが中途半端だったので、全部入れちゃえ!と勢いを付けたのが過ちの始まり。
職場に着く。
……キムチ臭い。自分が。
フリスクを多めに含むも、努力空し。
やがてずっしりと重たい胃もたれ。
3時間程度で切り上げるつもりだった仕事はなかなか終わらず、ようやく終わった、と車に戻ったときにはずっしりとムカムカで胃の中は大変なことになっていた。
「お腹がすいた」というダンナを放置して、胃が落ち着くのを待つ。
とりあえず大丈夫かな、と思って食事の支度が終わった時には日付が変わっていた。
(夕食がこんな時間になるのはそう珍しくもないのだけど)。
最近少食なダンナの残した分も完食し、ネットを見始めたのも束の間、今度はお腹が悲鳴を上げ始めた。
寒いお手洗いの中、電気温風器の前に身体を縮こまらせながら、昼間の自分の愚行を恨むばかり。
キムチ、大好きなんだけど、今度ばかりは甘く見ていました、反省。
そういえば占いでよく「胃腸が弱い」と書かれている私。
昔は「そうか?」と疑問に思っていたが、最近ではニンニクやアルコールを多めに取るとすぐお腹にくるようになっている。
キムチも然りというわけか。
刺激物、好きなんだけどなぁ……。

本日の百合が原公園

2007年02月04日 | フォ撮りある記
月末には支笏湖の氷濤まつりに行ってきました。
今日は北区の百合が原公園の温室へ。
どちらも面白い写真が撮れたのだけど、整理が追いついてまっせん。
(だから氷濤まつりの日記をサボったとも言う)。
百合が原公園の温室は、行きたいと思っていたところにwakaさんからのお誘いがあったので便乗した形。
土曜ということもあって、カメラを抱えた人たちが何人も来ていた。
そんな中、久しぶりにお手製マクロが大活躍。
と、いかにも手作りなレンズが目立ったのか、一眼を持った初老の紳士に声をかけられた。
お手製マクロの写りは自画自賛しているところではあるものの、改まって聞かれるとその見た目がちょっぴり恥かしくなったりもして。
その紳士、とむさんはよくこの温室に来ているらしく、売店のお姉さんとも親しげに言葉を交わしていた。
百合が原公園の屋外にあるお花畑に花が咲いたら、また撮りに行こう。
帰りに西岡公園に行ってアカゲラを撮り、スーパーでほとんど売り切れ状態の恵方巻を買って、帰宅。
北北西に向ってかぶりついたはいいけれど、もっと味わって食べたかったな。
来年はかぶりつき用と普通に食べる用と、二種類買ってくることにしようと決めた。



(画像が荒れて見えるのはISO感度を上げすぎたから。
明るく撮りたかっただけなんだけど、失敗……)