ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

秋ヲ惜シム

2008年10月24日 | フォ撮りある記
昨夜から風と雨が強くなった札幌。
日中の最高気温はここ数日ほとんど変わらず18℃前後。
でも太陽があるのとないのとでは、室内での体感気温が全く違う。
雨で一段と暗い今日などは、特に肌寒く感じる。
この雨が通過するのと同時に、強い寒気が来るらしい。
もう10月も残りわずか、本来ならいつ雪がちらついてもおかしくない時期なのだ。
そう思うと急に過ぎた季節が惜しくなる。

今年の秋は9月の連休の道東と大雪山系の紅葉を皮切りに、美瑛、富良野、豊平峡、近所の公園までそこそこ計画的に撮ってまわった。
行くたびにどこかで雲が来たり雨に当たったりしてなかなか思うように行かなかった、という気がしていたのだけど、後から写真を見てみると案外そうでもない。
撮るだけ撮って整理もされていなかった今年の秋を、惜しみつつプチ総集編。


札幌の奥座敷、定山渓温泉の外れから上がっていったところにある、豊平峡ダム。
常緑樹、紅(黄)葉樹が入り混じっていて、見事。


同じく豊平峡ダムにて。


札幌の町外れ、平和の滝にて。
滝と紅葉との組み合わせが見事な場所。


近所の公園で。
短いながらも、気持ちの良い銀杏並木。
そういえばこの場所ではギンナンの匂いがしたことがない。
全部雄木なのだろうか?


上記と同じ公園。
大きな人工池と、それをぐるりと囲む雑木林はどの季節に歩いても気持ちがいい。

今年は8月が暑くなりきる前にお盆が来て涼しくなってしまった、という印象だったが、9月に入って急に真夏に逆戻り、そして9月中旬からようやく例年並の気温になった。
そのために、場所によっては8月に早々と色付き始めた葉が9月の残暑で葉を散らしてしまったところもある。
そんな不規則な秋の始まりではどうなることやらと思ったものの、終わってみれば(札幌近郊に限って言えば)ここ数年で一番きれいに色付いてくれたような気がする。
これから雪が積もりきる年明けくらいまでは、自然風景というよりは街のイルミネーションを撮る機会のほうが多くなる。
閑散期とも言えるこの時期に、一度カメラをメンテナンスに出そうかな。

トムヤム実験室

2008年10月20日 | 日常雑記
去る18日土曜日。
高校時代の友人Hちゃんから「トムヤムクンセット」が届いた。
キッカケはHちゃんの日記に美味しそうなトムヤムクン麺の写真が載せられていたこと。
それを見た辛い物好きの私が「デリバリーよろしく」とコメントをしたら、本当に送ってきてくれたという嬉しいサプライズだ。
18日は午前中から近所の公園へ秋を撮りにでかけていて、戻ってきたら不在票があったので早速再配達をお願いしたらものの3分で届けてもらえた。
トムヤムクン用の乾麺、ココナツミルクパウダー、トムヤムペースト、ナンプラーという本格手作り用セットの他に、味違いのインスタントトムヤムクン麺が数種類。
もうお昼時を過ぎていたので本格セットは後日にして、さっそくインスタントを作ってみた。
Hちゃんの手書きレシピを参考に、モヤシ、ニラ、冷凍シーフードミックスを炒めたものを具材にしてみた。
……んまい!(できてすぐに丼にかじりついてしまったので、写真は省略)。
酸っぱ辛い独特の感じが美味しい。

さて今朝。
昨夜の晩ごはんに作った野菜スープが中途半端に残っていた。
ふと思いついて、トムヤムペーストとナンプラーを入れて温めなおし、そこへ残りご飯を入れてみた。
ほんのりレモンバームが香る、トムヤムクッパの出来上がり。
(見た目はあまり美しくできなかったので写真は省略)。
これまた予想以上に美味に完成した。

トムヤムスープも作りたいし、刺身醤油の代わりにナンプラーを使ってもみたい。
グリーンカレーでなくても、いつものカレーにココナツパウダーを入れてみたらどうだろう。
ダンナともども、普段常備していない調味料を手にすると色々実験をしてみたくなる我が家。
せっかく送ってもらった乾麺でトムヤムクン麺を作る前に、調味料だけを消費してしまわないように、気をつけなくちゃ。

秋の味覚

2008年10月16日 | 北海道だべさ!
毎年この時期になると、友人Mちゃんのところには彼女の実家から鹿肉が送られてくる。
えりも町に住むMちゃんのお父さんは狩猟の免許を持っていて、猟が解禁のこの時期になると山へ入ってエゾシカをしとめてくる。
鹿は撃ったその場で解体し、すぐ冷凍されて札幌のMちゃん宅へと届く。
とてもMちゃんだけでは食べきれないので、鹿肉好きの我が家へおすそわけされてくる、というのがこれまでのパターンだった。
ところが今年は、Mちゃんのお父さんから直接送ってもらえることになった。
しかも、仕留めたてを生肉のまま、チルド便で。
届いた箱を開けてみると、鹿肉が隙間なくびっしりと詰められていた。
台所のはかりでは計れないので、洗面所の体重計に乗せてみる。
その重さ、なんと8.3kg!



早速切り分けて、すぐに食べない分は冷凍にする。
200g~300gの塊にわけてラップをし、保冷バッグに入れて冷凍庫へ。
穂和の実家へは生のまますでに持っていったので、写真はおよそ7kg分。
まな板の奥の、ラップに包まれているのも全て今回いただいたもの。
私が北海道へ来てからわずか1年で身に着けた体重と同じ。
1年でこんなたくさんの質量の肉を蓄えたと思うとぞっとする(しかも今はそこからさらに3kgくらいプラスされている)けれどそんなハナシは忘れて。
もちろん、せっかく生でいただいたのだから凍らせないまま食べなければもったいない。
というわけで、今夜の食卓には鹿肉の刺身、塩コショウでシンプルに味付けした鹿肉ステーキが並ぶことになった。
刺身はごま油とにんにくで作ったタレで、ステーキは焼く前に調理酒につけておくことで、独特の臭みを目立たなくする。
ほどよく歯ごたえがあって、柔らかい。
低脂肪、なのに脂身好きの私でも少しも物足りなさを感じないしっかりとした味。
おまけに高タンパクでヘルシー食材なのだ。

残る分は友人や会社の人などにお裾分けしつつ、もちろん自分たちの手元にも残す。
半解凍のところで薄切りにしてそのまま食べるルイベ、酒としょうがに漬け込んで焼くしょうが焼き、衣をつけてからりと揚げる鹿カツ、焼肉、薄切りにしての炒め物などなど調理方法はいっぱいある。
昨年やってみての一番のお気に入りは、鹿カツ。
こちらも近々作る予定。
今年の秋冬も、贅沢に鹿肉を楽しむことができそうだ。
北海道の恵みと、Mちゃんのお父さんに、感謝。

雪を占う

2008年10月15日 | 日常雑記
ナナカマドの実が深く濃い赤にきれいに色付く年は、雪が多い。
カマキリが高い位置に巣を作る年は雪が多い。
……雪を占う言い伝えは色々ある。
その中にはカメムシが多い年は雪が多い、というのがあるらしい。
ラジオでそんなことが出ていて、ちょっと調べたら結構有名な話のようだった。

ここ一週間くらい、家の周りにはやたらとカメムシがいる。
朝起きて窓を見たら、ガラスに数匹止まっていたりする。
玄関の扉を開けた瞬間に滑り込んで来る大胆なヤツも。
昨年の今時期にはここには住んでいなかったから、本当に多いと言えるかどうかはわからない。
ただ他の地域でもカメムシが大量発生をしているという。
それはつまり……?

最初の雪虫を見かけてからもう半月近く。
何故か今日は20℃に達する暖かさだったけれど、油断はならない。
雪も冬も嫌いじゃない。
いっそ冷え込んで雪も量があった方が北国だからこその美しい景色になる。
でもまだあと少し、ほんの少しだけ、暖かな季節が名残惜しい。

ゴルマ終了!

2008年10月12日 | 日常雑記
雪ちゃん、Yちゃんと「空色の羽」として共同出店をした、ゴルマが無事に終了した。
ゴルマ自体は12日もあるのだけど、私たちは11日のみ。

搬入の時の誘導手順の悪さ、開催時間になってからお客さんとして来た温厚な穂和に「入らずに帰りたい」と言わしめるほどの交通整理の悪さなど、とても過去20回以上も行われているイベントとは思えない実態に不満も残ったものの、それに関しては直接ホームページなどから主催者にぶつけるとして(笑)



ゴルマそのものは楽しかった。
全体的に、(企業ブースを除く)アマチュアブースの多くが「家庭の不要品販売」。
特に洋服、子供用品が多い。
従って来るお客さんもリサイクル品の掘り出し物を探しに、という感覚の人が多いようだった。
そんなわけで手作り雑貨のみの私たちのブースはどうしても素通りされがち。
でもさすがにお客さんの全体数がケタ違いだったため、そこそこは立ち寄って手に取ってくれる。
前回より客層が幅広いためか、年配の写真好きな男性が足を止めて見入ってくれたり、撮影スポットについてちょっと盛り上がったり。
何故か、店の看板代わりのポスター(雪ちゃんとの合作)や、ディスプレイ代わりの売るつもりのないフレーム入り写真をしげしげと眺める人も多くいた。
一番面白かったのは、今回、ウチのオカメインコをモデルにしたカレンダーを制作していたのだが、それに多数の鳥好きさんが興味を持ってくれたことだ。
セキセイやコザクラやオカメなどを飼っている・いた、という人との鳥談義。
普段はネット上くらいでしか鳥好きさんとの交流がないので、たまに見知らぬ人と直接そんな話ができると嬉しくなる。
海蒼 絵葉書館としての本日の売れ筋としては、オカメものと、少し気が早いかと思いつつ持参したクリスマスカード。
みんな、季節には敏感なのね。

同時出店した「もんちの石けんや」さんの売れ筋はなんと言っても新作のラベンダーリップクリーム。
上富良野産ラベンダー、などと説明をするまでもなく、あっさり売り切れた。
紫紺の色のきれいさと季節ものとしてのニーズと、ラベンダーの香りと、小さな中にぎゅっと詰まった魅力が歓迎されたのだろう。
お陰で自分の分を買いそびれた(けど先に取っておかなくて良かった・笑)。

これからのシーズンは寒くなるばかりだから、もっぱら屋内でのフリマとなる。
手作りものの出店が多いイベントを狙って、また参加していく予定です。

ゴルマだわやだ

2008年10月09日 | 日常雑記
今週末の連休初日、11日土曜日。
海蒼 絵葉書館」としては二度目のフリマとなるゴールデンマーケットに出店する。
小学校時代から夏休みの宿題は最終週に泣きながらやる子供だった私の性格は、いくつになっても変わらない。
つまり、この期に及んでおおわらわ。
北海道弁で言うところの「わやわや」な状態だ。
でもこのゴルマ、北海道のローカルテレビ局が主催しているだけに規模も大きく、出店者も参加者もとても多い。
それだけに、お祭り気分も手伝ってとても楽しみだったりもする。
さらにこの日は、いつも「海蒼 絵葉書館」のポストカードを並べてくれる「もんちの石けんや」さんも、大阪エリア最大級の手作りフェスタ「ロハスフェスタ」に出店する。
もちろん、ゴルマにももんちさんの石けんが並ぶ。
北海道と大阪、お互いに、遠い場所で自分たちの作品が見知らぬ誰かの手に取ってもらえる、そんな喜びをかみしめる一日になりそう。



もちろん今回も手作り仲間の雪ちゃんたちとの共同出店。
お店の名前は8月のアートマの時と同じ、「空色の羽」。
今回はちゃんと大きくお店の名前を貼り出します。
もんちさんの手作り石けん、リップクリーム、私たちのフォトポストカード、カレンダー、レターセットの他、雪ちゃんのイラストポストカード、ストーンアクセ、ビーズアクセ、Yちゃんのアジアンノット、皮小物、預かりものの焼き物などなど手作り尽くし盛りだくさんで参戦します!
ぜひぜひ札幌市内および近郊の皆様、雨でも安心のつどーむへお越し下さいな♪

ゴルマの公式ページはコチラから

北国へようこそ

2008年10月05日 | フォ撮りある記
9月の終わりごろ、穂和宛に一通のメールが来た。
写真SNSで交流のあった、BUNさんからだった。
北海道へ撮影旅行に来る、というのだ。
BUNさんが美瑛・富良野方面にも行ってみたいとのことだったので、案内がてら自分たちも撮りに行こう、と決めた。
2週間前の連休に出かけたときは、紅葉が例年より遅くて目的の場所がまだ色付いていなかった。
10月の第一週にもう一度望岳台と、あとは朝霧を期待して美瑛に行ってみよう、とちょうど話していたところだった。

土曜の美瑛は雨もあり、夜中の気温も7℃くらいまで下がり、翌日曜日の朝には時間帯によって晴れという、朝霧が出るには悪くない条件だった。
が、思ったより雲が多かったのと、十勝岳とその周辺の山々に厚い雲が乗っかってしまったために美しい日の出が見られず、しかも町にもほとんど霧が下りなかった。
BUNさんにあの美しい風景をぜひ見て欲しいと思っていたのだが、自然が相手ではそうそう思うようには行かない。


霧がなければマクロ遊び。

白銀荘で朝風呂に入ってから望岳台、青池、拓真館、洋食や純平と巡って、すっかり美瑛が気に入ったというBUNさんとお別れ。
午前中はいまいち雲の切れが悪かったが、午後になってようやく薄日の差す時間が長くなって来たのを狙って、帰る前にもう一度だけと望岳台へ。


昨年、この場所へ来たときは紅葉の色付きはベストだったのに、もう夕暮れの時間で明るい光の中で撮ることができなかった。
今年は何としても明るい時間帯に撮りたい。
その願いがようやく叶った。

BUNさんは物静かで穏やかなお人柄だった。
目的地を定めて次々と移動をする私たちのペースにつき合わせてしまった感もあるのだが、北海道は良いところですね、と言って楽しんでもらえたようで、嬉しい。
私たちと別れた後、BUNさんの北海道の旅はまだまだ続くらしい。
どうか事故やトラブルに遭うことなく、無事に北海道を満喫して欲しいと思う。