久しぶりの長期撮影旅行だった連休の詳細を、気力がなくてまとめられないと書いた訳。
それは件の長期撮影旅行の最終日だった23日に遡る。
先日来、心筋梗塞の発作で入院をしていた、91歳になる母方の祖母の容態が悪化したという電話が母から来た。
25日木曜には心臓にカテーテルを入れる手術をする予定になっていた、その2日前。
意識障害も出ているという。
すぐにでもお見舞いに行きたかったけれど、おばあちゃんは名古屋。
場所以外にもいろいろあって、すぐに駆けつけるわけには行かない状況だった。
付き添って看病をしている母や、名古屋に住んでいる従兄からの情報だけをやきもきしながら待つ毎日が続いた。
そして週末。
朝一番でケイタイ電話が鳴る。
発信元は「公衆電話」。
覚悟を決めるしかなかった。
電話の主は病院にいた母から、用件は予想通りの最悪な内容だった。
その日の夜にはもうお通夜との知らせをもらい、あわてて身支度をして午後の飛行機に乗る。
子供が3人、孫が5人、ひ孫が9人。
それぞれの連れも合わせると25人が駆けつけていた。
病気がちだったおじいちゃんに代わって、一家の大黒柱と主婦を兼ねて働き続けたおばあちゃん。
子供たちが嫁いでからは孫に会うのが楽しみだったおばあちゃん。
おじいちゃんが亡くなった後も、刺繍やお人形作り、民謡などいろんなことにチャレンジし続けたおばあちゃん。
苦労が多かった分、長生きできて楽しいこともいっぱいあったよね、と信じたい。
私は生まれも育ちも名古屋ではないので、おばあちゃんに会えるのはお正月や夏休みだけだった。
大きくなってからは、数年間会っていないこともあった。
それでもおばあちゃんはふとしたときに手紙や梅干や電話をくれた。
私の進学や結婚など、良いことがあれば心から喜んでみんなに自慢をしてくれた。
今年の4月に、父方の従妹の結婚式で名古屋に行った時、おばあちゃんと母と私たち夫婦で名古屋城公園の桜を見に行った。
おばあちゃんと、娘である母とが、満開の桜の下で微笑んでいる写真を何枚も撮った。
母にとっては、幼い頃に唯一の家族での行楽だったという、名古屋城のお花見。
お天気も良くて寒くもなく、お花は満開。
風が吹けば惜しげもなく花びらが降り注ぐ中、みんなで食べたお弁当。
あの日、一緒に行けて本当に良かったと思う。
おばあちゃん、長い人生をお疲れ様でした。
これからは大好きなおじいちゃんのそばで、私たちを見守っていてね。
それにしても慶弔に忙しい年である。
結婚式(参列できなかったものも含め)、5組。
出産、3組。
身近な親族の訃報、2人。
あ、結局出さずじまいの「引っ越しましたハガキ」、年賀状で代用しようと思ってましたができなくなったので、寒中見舞いとしてお送りします。
悪しからずご了承くださいませ>友人・知人の皆々様
それは件の長期撮影旅行の最終日だった23日に遡る。
先日来、心筋梗塞の発作で入院をしていた、91歳になる母方の祖母の容態が悪化したという電話が母から来た。
25日木曜には心臓にカテーテルを入れる手術をする予定になっていた、その2日前。
意識障害も出ているという。
すぐにでもお見舞いに行きたかったけれど、おばあちゃんは名古屋。
場所以外にもいろいろあって、すぐに駆けつけるわけには行かない状況だった。
付き添って看病をしている母や、名古屋に住んでいる従兄からの情報だけをやきもきしながら待つ毎日が続いた。
そして週末。
朝一番でケイタイ電話が鳴る。
発信元は「公衆電話」。
覚悟を決めるしかなかった。
電話の主は病院にいた母から、用件は予想通りの最悪な内容だった。
その日の夜にはもうお通夜との知らせをもらい、あわてて身支度をして午後の飛行機に乗る。
子供が3人、孫が5人、ひ孫が9人。
それぞれの連れも合わせると25人が駆けつけていた。
病気がちだったおじいちゃんに代わって、一家の大黒柱と主婦を兼ねて働き続けたおばあちゃん。
子供たちが嫁いでからは孫に会うのが楽しみだったおばあちゃん。
おじいちゃんが亡くなった後も、刺繍やお人形作り、民謡などいろんなことにチャレンジし続けたおばあちゃん。
苦労が多かった分、長生きできて楽しいこともいっぱいあったよね、と信じたい。
私は生まれも育ちも名古屋ではないので、おばあちゃんに会えるのはお正月や夏休みだけだった。
大きくなってからは、数年間会っていないこともあった。
それでもおばあちゃんはふとしたときに手紙や梅干や電話をくれた。
私の進学や結婚など、良いことがあれば心から喜んでみんなに自慢をしてくれた。
今年の4月に、父方の従妹の結婚式で名古屋に行った時、おばあちゃんと母と私たち夫婦で名古屋城公園の桜を見に行った。
おばあちゃんと、娘である母とが、満開の桜の下で微笑んでいる写真を何枚も撮った。
母にとっては、幼い頃に唯一の家族での行楽だったという、名古屋城のお花見。
お天気も良くて寒くもなく、お花は満開。
風が吹けば惜しげもなく花びらが降り注ぐ中、みんなで食べたお弁当。
あの日、一緒に行けて本当に良かったと思う。
おばあちゃん、長い人生をお疲れ様でした。
これからは大好きなおじいちゃんのそばで、私たちを見守っていてね。
それにしても慶弔に忙しい年である。
結婚式(参列できなかったものも含め)、5組。
出産、3組。
身近な親族の訃報、2人。
あ、結局出さずじまいの「引っ越しましたハガキ」、年賀状で代用しようと思ってましたができなくなったので、寒中見舞いとしてお送りします。
悪しからずご了承くださいませ>友人・知人の皆々様