ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

抑制作戦

2008年02月24日 | オカメインコ
4歳になるまで一度も卵を産まなかった我が家のオカメインコ、チョコ(オカメは、早い子なら1歳くらいで産むそうで)。
産んだ、と思ったら、それから7ヶ月ほどの間に、断続的に合計10個以上を次々に生み始めた。
普通、オカメは2~3日置きに1個ずつ、合計で3~6個ほどの卵を産んで、止まる。
それを半年サイクルくらいで繰り返す。
1年に3度も4度も産ませてしまうと、母体が弱ってしまうので良くない、というのが一般的だ。
ところが我が家のチョコ、1度目と2度目こそ「数日置き、合計3~4個」という産み方をしたものの、その後は3週間~1ヶ月くらいのサイクルで、ぽつんと1個を断続的に産んでいた。
身体への負担が心配で、かといってカルシウムを与えないようにしてしまうと卵詰まりが心配で、さてどうしたものかと、馴染みのペットショップの店員Sさんに相談をしてみた。
Sさんにチョコの状態を話すと、「う~ん……」としばし絶句。
そして、いくつかのアドバイスの中でもっとも思い当たった原因は「おもちゃ」だった。
チョコのケージの中には、チョコが大好きなおもちゃがある。
星型に切り抜かれたカラフルな木片が6つ、縦に繋がった先に金色の小さな鈴がついたもの。
人間には「撫でて」をしないくせに、このおもちゃの星には熱心に頭をすりつけている。
おもちゃをくわえて振り回しては、吐き戻しをして餌をあげようとする。
つまり、完全に恋人。
この恋人が常に近くにいる限り、発情が続いてしまう可能性があるということで、思い切っておもちゃを外してみることにした。
おもちゃのなくなったカゴに戻ったチョコは、不満そうな顔でキョロキョロしていたが、やがて大人しくなった。
効果が出てくれるかどうかはわからないけれど、しばらくはこれで様子を見るしかなさそうだ。
チョコにはちょっとかわいそうだけど、これ以上無精卵ばかり不規則に産ませても、身体に負担がかかるのだから仕方がない。

↓人が寝ていると、傍に来て一緒に寝る。
でもたまにこそっと髪の毛を抜いて喜ぶ、チョコ。


先日の道東行きの写真をようやく整理しました。
日記にも写真をUPしたので、良かったらご覧下さいまし。
2月9日分の日記はコチラ
2月10日分の日記はコチラ

形は変われど

2008年02月21日 | 日常雑記
仕事上のことなので詳しくは書けないが、自分の夢がひとつ現実に向けて動き始めた。
今日、会社からGoサインが出たのだ。
自分の夢は、会社という組織や、従業員という立場では実現しえないものだと、ずっと思い込んできた。
だからこそ派遣社員やアルバイトという雇用形態ばかりを選んで渡り歩いてきた。
でも去年、会社という組織に所属していても、自分の夢を実現できる可能性があるということに気付かされた。
もちろん、どこの会社でもできる、というわけではない。
今いる会社でなければ、できなかった。
今の会社も、自分で選んで面接を受けたわけではない。
派遣先で、間接的に関わっていたところから、いろいろあって現在の形になっていただけだ。
途中過程のどれかひとつが欠けても、今はなかったはず。
偶然の積み重ねと気が付いたら流れ着いていた場所。
たくさんの偶然と、非力な自分に力を貸してくれた職場の人々、それから私の行動に理解を示して協力をしてくれたダンナ様に、本当に感謝している。
感謝しか、出来ない。

もちろん今回の「Goサイン」も、試用期間のようなもの。
本格承認ではないので、途中経過次第では中止される可能性もおおいにある。
もしも中止されてしまったら、それこそ自分の居場所を完全に失ってしまうことになるので、これは文字通りの背水の陣。
後戻りはできない、前進あるのみ。
まぁ今までの自分の人生だって、自分で退路を断って背水の陣ばっかりだったしね。
ダメだったときのことは他の人に考えてもらえばいい、自分はダメになったらなんてことは想定しない。

久米はるか、一生Creatorし続けます。

フリフリフリマ♪

2008年02月16日 | 日常雑記
先月、手作り石けんを送ってくれたもんち夫婦から、フリマ出品のお誘いを受けた。
もちろん私は石けんは作れない。
出品は、ほのかと二人で作っている「海蒼 絵葉書館」の絵ハガキたち。
いつもオンラインでしか見せられないものが、実際に手にとってもらえるチャンス。
喜んで、ご一緒させてもらうことにした。
とはいってももんちゃん夫婦の住んでいるのは大阪。
自分たちが行って参加することはできない。
なので、既存のデザインと未発表のデザインとを選んで、印刷をして送った。
フリマなんてもう何年も参加していないけれど、ちょっとしたお祭りの雰囲気で、とても好き。
盛り上がってくれると嬉しいな。
場所はコチラ
大阪市天王寺区にある「たかつガーデン」という公共施設内で行われる、ふれ愛フェスタ2008というイベントの中の一企画としてやるらしい。
入場無料とのことなので、もしもお近くの方がいらっしゃれば、ぜひぜひもんちゃん夫婦の手作り石けんと、北海道風景写真ポストカードを手にとってみて下さいな!
(実際に行かれた方がいらっしゃったら、コメントにレポ欲しいです♪)
いいなぁー楽しそうだぁ。

このフリマ出品とは別に、どうしても進めなければいけない仕事があって、先日の道東写真が全くまとめられていない。
来週水曜くらいになれば、落ち着くかな?

もんちの石けんやブログはコチラ

丹頂な1日

2008年02月10日 | 北海道だべさ!
昨シーズンに来た時とは違う場所かとおもうくらい穏やかな夜だった美幌峠。
朝もさほど冷え込んでなく(推定氷点下10℃程度)、朝陽を待つには良かったが、残念ながら雲間からのお出まし。
山から上がった太陽は、すぐ上の雲の中へと隠れてしまった。
早めに切り上げて、途中で樹氷などを収めつつ、年末にも来た「阿寒丹頂の里」へ。
私を除く3人は、さっさとタンチョウの元へ向かったが、午後の給餌狙いのつもりでいた私は眠気に襲われてそのまま車で熟睡していた。
ふと目が覚めて、さあ行こうかと思ったところへ3人が帰ってきたので、そのままランチタイムに。
阿寒丹頂の里から国道を挟んで向かいにあるレストランで、ダチョウ肉を初体験することになった。
このレストラン、見た目は町外れにあるファミリー向け軽食喫茶のようだが、メニューは充実している。
「猪鹿鳥」定食は、猪、エゾシカ、ダチョウ肉の三種が一度に味わえる贅沢メニュー。
ただし、いくら阿寒とはいえ、鳥肉はタンチョウヅルではないので悪しからず(特別天然記念物ですから)。
ダチョウはクセがなく、刺身の食感は牛肉のユッケに、生姜焼きは豚ロースに似ていた。
腹ごしらえが済んだところで、タンチョウたちのお昼ご飯=14時のウグイ撒きを撮りに行く。
見学台には大小のカメラを構えた人たちでびっちりと埋め尽くされていた。
餌撒きが始まると、上空にはトンビ、オジロワシ、オオワシが旋回を始める。
タンチョウ、カラス、ハト、スズメたちと、猛禽類たちとの戦いがあちこちで繰り広げられる。
猛禽類たちが急降下してくるたびに、見学台にはさざ波のようなシャッター音が響く。



しばらく攻防は続き、猛禽類たちが引き上げたなと思ってカメラから顔を離してみたら、カメラマンたちの姿もまばらになっていた。
今回は2月ということで、ツルの求愛ダンスも盛んだろう、と期待していたのだが、12月の時よりもみんな静かだったのは意外だった。
タンチョウを堪能した後は、明日の朝狙う予定であるタンチョウたちの寝ぐらの場所を確認し、釧路の町へ。
温泉で温まってご飯も食べて、今夜も早めに就寝する。
明日は帰札。
現実はあっという間に戻ってくる。

出会いは快晴

2008年02月09日 | フォ撮りある記
三連休ともなれば、大人しくなどしていられない私たち。
前々から2月には流氷を狙って道東へ行こうと決めていた。
wakaさんたちと、金曜の夜からいざ出発。
途中は思った以上に雪が少なく、順調にサロマ湖畔の竜宮台へ到着。
朝目覚めてみたら目の前の海はびっちりと氷の塊で埋め尽くされていた。
天気は快晴、風もなく穏やか。
耳を澄ませば、ぎぃぃぎぃぃという、氷たちのささやきが聞こえる。
氷の下の波がゆっくりと塊を動かしているのだ。



陽がすっかり昇ったところで、サロマ湖の対岸へぐるりとまわる。
と、予想外にたくさんの車がいた。
聞けば、パラグライダー(?)の好きな人の集まりで、今日は特にたくさん来る予定だという。
「5000円でインストラクターとタンデム飛行体験できるよ」と言われ、心は揺らぐ。
……やってみたい。
悩んでいる間にも、みんなが次々と飛び立って行く。
青い空にカラフルなグライダーがきれいに映えている。
結局体験ダイブは諦めて、その先の網走港の流氷まつりへ。
休みの日ということもあってか、出店も会場も賑わっていた。
気温はぐんぐん上がり、全く予想外のプラス5度になっていた。


↑流氷祭りにあった、氷像の自由の女神。ちょっぴり雄々しい顔がポイントです

久しぶりのお祭りムードを楽しんだ後は、本日のもうひとつのイベントのため、秋にも行った女満別メルヘンの丘へ。
実は前夜から、道東にお住まいの写真仲間、tenormanさんに連絡をとっていた。
全く急なお誘いだったにも関わらず、都合をつけて下さって、初めてお会いすることになったのだ。
wakaさんたちには内緒にしたまま、メルヘンの丘で夕陽が色づいた頃に合流。
いいポジションを教わって夕景を満喫した後に、喫茶店でご飯を食べながら色々と話しをした。
次回来るときはもっと早めに連絡します、はい。
女満別の道の駅では、氷像と雪像が飾られていた。
ライトアップされたところをカメラに収めていたら、
「その写真、良く撮れたら送って欲しいな」
不意にそう声を掛けられた。
初老の笑顔が素敵なそのおじさんは、実は目の前にあった名古屋城の氷像を作った張本人だった。
普通、氷像は四角い氷のブロックを積み重ねてから、外側を彫刻することが多い。
けれども、その名古屋城は、中までちゃんと空洞になって細工まで施されている。
「中に入れるんだ。危ないから入れてやれねえけど」とおじさん。
普段は農業をやっているという。
tenormanさんと氷像のおじさんとお別れし、tenormanさんに教わった日帰り温泉でゆったり足を伸ばしてから、今夜の車中泊場所の美幌峠へ。
昨年に来た時とは打って変わって風もなく冷え込みの緩い美幌峠。
お天気と素敵な出会いに感謝しつつ、満天の夜空の下で眠りにつく。


↑日中に撮った、氷の名古屋城。本当に精巧に作られていて、カッコ良かった


↑メルヘンの丘の日没。秋よりもかなり左側に落ちていった

火の用心

2008年02月02日 | 日常雑記
19時前。
消防車のサイレンが聞こえた。
行き過ぎた、と思ったら次から次へとやってくる。
しかも通り過ぎてすぐにサイレンがプツっと切れる。
窓から覗くと、家の前の信号を曲がってすぐのところに、消防車が数台停まっているのが見えた。
上着を着て外に出てみると、ものすごくキナ臭い。
よく見れば、信号の先の空が、白く煙っている。
信号を渡っていくらも行かない場所にある家が、火事だった。
現場の前の道路は通行止めになり、近くの道路にも複数台の消防車と警察車両が待機している。
ざっと10台強。
「あっちの消火栓、凍結だ」という消防の人たちの声が響く。
現場からかなり離れた場所の消火栓を求めて、長い長いホースを引きずった隊員たちが走り回っている。
近所の人たちが集まっていて、火元の上の道路沿いにある家で煙が入ってきて家にいられない、と訴えている人もいた。

火事といえば、前に住んでいたアパートの、斜め上の部屋が火事になったことがあった。
休みの日で、お隣さんが窓を叩いて起こしてくれた。
共用廊下は真っ黒な煙が充満していて、とても出られる状態ではなく、窓から避難して、半日近くを車で過ごした。
幸いにも自分の部屋は全く無傷だったが、起こしてくれたお隣さんは真上が火元だったために、消火の水でびしゃびしゃになっていた。
あれも12月、雪のある時期だった。
小学校2年生のころには、ある団地の上層階で火事が起きた。
火の付いた布団が落ちてきたときの恐怖感と映像は、今でもはっきりと覚えている。
火事は怖い、本当に怖い。

今回の火事の現場から自分のアパートに戻ってみたら、大家さんとお隣さんが外に出てきて様子を伺っていた。
「あそこ、看板屋さんか何かだったかしら?」という話をしつつ、火の元には気をつけなきゃね、と言って帰ってきた。
外にいるときには全く気付かなかったのだが、家に入ったら自分の上着が相当に火事場臭くなっていた。
広げるとむわっと立ち上る、独特の臭い。
オカメたちが警戒して近付いてこない。
本能的に危険な臭いだとわかるのかも知れない。
本当に、火事は怖い。
戸締り用心、火の用心。