遡ること二週間強前。
私の車が、右カーブでハンドルを切ると妙な音がするようになった。
ガガガ、という、タイヤが鉄板に当たっているような音。
きっと何かが外れかかっているに違いない、でも車検に出す日も決まっているし、その時に見てもらおう、と思っていた。
それからさらに一週間。
日に日に音はひどくなり、ガガガ、の他に直線でアクセルを解放した時にはキューキューという音までするようになった。
それでもあと一週間の辛抱、その間は片道10分弱の職場への往復にしか使わないし、なんとか誤魔化せるだろう、と思っていた。
そして今週火曜の夜。
静内にある、ダンナの従兄弟が勤めるディーラーに向けて、出発。
いつも通り夜中のうちに着いて朝は写真を撮ってから店に行こうと計画していた、のだけど。
走り出して間もなくしてから、車は様々な音のオンパレード。
ダンナも想像以上の音に驚く。
それでも騙し騙し進んだが、千歳空港を過ぎたあたりから音が止まなくなってしまった。
ガガガ、キューキュー、黒板を爪で引っかくようなキーキー音、焼き芋屋さんの車のようなヒューヒュー音。
音源は全て左前輪あたりの様子。
たまりかねて路肩に止め、タイヤを外してみると、ブレーキキャリパーのピストンが戻りにくくなって引きずっているようだった(私は車には詳しくないので、全てダンナの受け売りです)。
簡単に言えば、常にブレーキが利きっぱなし。
そりゃうるさいはずですわ。
うるさいだけならいいが、苫小牧から先は山道の上り下りが続く。
途中でブレーキそのものが効かなくなったら、店もなく人も少ない場所で立ち往生にもなりかねない。
苫小牧まではすぐそこ、そこなら従兄弟と同じ系列の店もある。
とりあえず苫小牧の町まで行って、朝まで待とう、そして店で様子を見てもらってから静内まで行くかどうかを決めよう。
そう決めた私たちは、予定を変更して苫小牧で仮眠を取った。
朝。
一晩止まってピストンがだいぶ戻ったのか、お店の人にも「静内までならなんとか大丈夫でしょう」と言われ再出発することに。
静内まで100km。
ブレーキを踏むたびに音が再発するので、サイドブレーキを使い、無料高速を使い、極力ブレーキを使わないようにしてどうにか静内にたどり着いた。
車検は即日終わる予定、だった。
が。
思った以上の重症度に、部品はあっても即日修理は難しくなり、代車のトラックを借りて帰宅することに。
翌日、私は仕事だったがダンナは休みだったため、再度静内まで引き取りに行ってくれた。
ところが。
修理が終わって試運転をしていたところ、AT車なのにエンストしてしまったという。
原因解明、再度修理、工場の人も頑張ってくれたが結局終わらず。
工場長の私有車を代車に借りて帰ってきた。
明日(今日)の午前中に電話が来れば、今度こそ受け取れる。
運命の電話はかかってくるか?
私は愛車に再会できるのか?
代車の乗り心地はとっても良いのだけど、やっぱり自分の車に会いたいゎ。
私の車が、右カーブでハンドルを切ると妙な音がするようになった。
ガガガ、という、タイヤが鉄板に当たっているような音。
きっと何かが外れかかっているに違いない、でも車検に出す日も決まっているし、その時に見てもらおう、と思っていた。
それからさらに一週間。
日に日に音はひどくなり、ガガガ、の他に直線でアクセルを解放した時にはキューキューという音までするようになった。
それでもあと一週間の辛抱、その間は片道10分弱の職場への往復にしか使わないし、なんとか誤魔化せるだろう、と思っていた。
そして今週火曜の夜。
静内にある、ダンナの従兄弟が勤めるディーラーに向けて、出発。
いつも通り夜中のうちに着いて朝は写真を撮ってから店に行こうと計画していた、のだけど。
走り出して間もなくしてから、車は様々な音のオンパレード。
ダンナも想像以上の音に驚く。
それでも騙し騙し進んだが、千歳空港を過ぎたあたりから音が止まなくなってしまった。
ガガガ、キューキュー、黒板を爪で引っかくようなキーキー音、焼き芋屋さんの車のようなヒューヒュー音。
音源は全て左前輪あたりの様子。
たまりかねて路肩に止め、タイヤを外してみると、ブレーキキャリパーのピストンが戻りにくくなって引きずっているようだった(私は車には詳しくないので、全てダンナの受け売りです)。
簡単に言えば、常にブレーキが利きっぱなし。
そりゃうるさいはずですわ。
うるさいだけならいいが、苫小牧から先は山道の上り下りが続く。
途中でブレーキそのものが効かなくなったら、店もなく人も少ない場所で立ち往生にもなりかねない。
苫小牧まではすぐそこ、そこなら従兄弟と同じ系列の店もある。
とりあえず苫小牧の町まで行って、朝まで待とう、そして店で様子を見てもらってから静内まで行くかどうかを決めよう。
そう決めた私たちは、予定を変更して苫小牧で仮眠を取った。
朝。
一晩止まってピストンがだいぶ戻ったのか、お店の人にも「静内までならなんとか大丈夫でしょう」と言われ再出発することに。
静内まで100km。
ブレーキを踏むたびに音が再発するので、サイドブレーキを使い、無料高速を使い、極力ブレーキを使わないようにしてどうにか静内にたどり着いた。
車検は即日終わる予定、だった。
が。
思った以上の重症度に、部品はあっても即日修理は難しくなり、代車のトラックを借りて帰宅することに。
翌日、私は仕事だったがダンナは休みだったため、再度静内まで引き取りに行ってくれた。
ところが。
修理が終わって試運転をしていたところ、AT車なのにエンストしてしまったという。
原因解明、再度修理、工場の人も頑張ってくれたが結局終わらず。
工場長の私有車を代車に借りて帰ってきた。
明日(今日)の午前中に電話が来れば、今度こそ受け取れる。
運命の電話はかかってくるか?
私は愛車に再会できるのか?
代車の乗り心地はとっても良いのだけど、やっぱり自分の車に会いたいゎ。