ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

再会

2007年04月29日 | 日常雑記
遡ること二週間強前。
私の車が、右カーブでハンドルを切ると妙な音がするようになった。
ガガガ、という、タイヤが鉄板に当たっているような音。
きっと何かが外れかかっているに違いない、でも車検に出す日も決まっているし、その時に見てもらおう、と思っていた。
それからさらに一週間。
日に日に音はひどくなり、ガガガ、の他に直線でアクセルを解放した時にはキューキューという音までするようになった。
それでもあと一週間の辛抱、その間は片道10分弱の職場への往復にしか使わないし、なんとか誤魔化せるだろう、と思っていた。
そして今週火曜の夜。
静内にある、ダンナの従兄弟が勤めるディーラーに向けて、出発。
いつも通り夜中のうちに着いて朝は写真を撮ってから店に行こうと計画していた、のだけど。
走り出して間もなくしてから、車は様々な音のオンパレード。
ダンナも想像以上の音に驚く。
それでも騙し騙し進んだが、千歳空港を過ぎたあたりから音が止まなくなってしまった。
ガガガ、キューキュー、黒板を爪で引っかくようなキーキー音、焼き芋屋さんの車のようなヒューヒュー音。
音源は全て左前輪あたりの様子。
たまりかねて路肩に止め、タイヤを外してみると、ブレーキキャリパーのピストンが戻りにくくなって引きずっているようだった(私は車には詳しくないので、全てダンナの受け売りです)。
簡単に言えば、常にブレーキが利きっぱなし。
そりゃうるさいはずですわ。
うるさいだけならいいが、苫小牧から先は山道の上り下りが続く。
途中でブレーキそのものが効かなくなったら、店もなく人も少ない場所で立ち往生にもなりかねない。
苫小牧まではすぐそこ、そこなら従兄弟と同じ系列の店もある。
とりあえず苫小牧の町まで行って、朝まで待とう、そして店で様子を見てもらってから静内まで行くかどうかを決めよう。
そう決めた私たちは、予定を変更して苫小牧で仮眠を取った。

朝。
一晩止まってピストンがだいぶ戻ったのか、お店の人にも「静内までならなんとか大丈夫でしょう」と言われ再出発することに。
静内まで100km。
ブレーキを踏むたびに音が再発するので、サイドブレーキを使い、無料高速を使い、極力ブレーキを使わないようにしてどうにか静内にたどり着いた。
車検は即日終わる予定、だった。
が。
思った以上の重症度に、部品はあっても即日修理は難しくなり、代車のトラックを借りて帰宅することに。

翌日、私は仕事だったがダンナは休みだったため、再度静内まで引き取りに行ってくれた。
ところが。
修理が終わって試運転をしていたところ、AT車なのにエンストしてしまったという。
原因解明、再度修理、工場の人も頑張ってくれたが結局終わらず。
工場長の私有車を代車に借りて帰ってきた。

明日(今日)の午前中に電話が来れば、今度こそ受け取れる。
運命の電話はかかってくるか?
私は愛車に再会できるのか?
代車の乗り心地はとっても良いのだけど、やっぱり自分の車に会いたいゎ。

告白

2007年04月20日 | もの書き仕事
「世界で一番泣きたい小説グランプリ」。
この名前を覚えておいでの方もいらっしゃるでしょう。
昨年、第一回グランプリの時に、私の作品が次点入賞したあの賞です。
実は。
今年も出しておりました。そして最終選考に残りました!!
何故今まで公表しなかったかというと。
実は、昨年と同じ作品、の改稿版。
だいぶ大幅に書き加えをし、細かいところも直しました。
けど一応「同じ作品」なので、一次で落ちるようなら意味がないので、残れたら公表しようと決めていました。
自分が本当に描きたかったところを、余すところなく書き切った、
「あの空の向こうに」久米はるか 第二回出品作品。
グランプリは読者からの投票で決まります。
今年はメール投票ではなく、ホームページの梗概欄からの投票になっています。
長さも増したので、ぜひお時間のあるときにでも読んで欲しいです。
そしてそして、もしも「良い」と思って下さったらぜひ投票をお願いします!
今年は1~5個の星を評価として付けられます。
ぜひぜひぜひぜひ、ご参加いただければ嬉しいです。

「世界で一番泣きたい小説」第二回ページは コチラ から。
「あの空の向こうに」梗概&投票ページは コチラ から。
「あの空の向こうに」本文は コチラ から。

今年こそグランプリを目指して……!

三寒四温

2007年04月19日 | 日常雑記
朝、仕事に行こうと階段を下りたら、ライラックの木の根元に鮮やかなお花の姿が。
今春(多分)初の野の花。
時間に追われつつもついつい携帯カメラを向ける。
(お散歩用カメラにしなかったのは、そのままブログに投稿したかったから。
結局帰って来てからになってますが)

嬉しいことがあった~
と思ったら、はらわたが煮えくり返るくらいムカつくこともあった、
両極に振れているような今月。
問題はまだまだ解決していないし、しばらくは尾を引きそうだけど、嬉しいことの比率が上がっているからきっと大丈夫。
お花も咲き始めたし、駐車場脇に自生しているチューリップの葉もぐんぐん伸びて来てるし。
三寒四温で、我が家に本当の春が来るのも近いはず、だよね。

(ケイタイ写真のため、拡大できませぬ)

フライ定食「洋食や純平」

2007年04月15日 | なまら美味っしょ北海道
富良野・美瑛方面に写真を撮りに行くと、必ずといっていいほど寄るお店。
昔は小さくて古びた食堂、という構えだったらしいが、私の知っているのは鉄筋2階建てのしっかりとした建物になってから。
でもあまりお店らしい店構えでもなかったりする。
近代的な一戸建て、にしては随分と窓の大きな、と思ったらお店だった、という感じ。
中もまた少し風変わり。
一昔前のマンガ喫茶のように、壁にずらりと大量のマンガが並べられている。
ただし私が通う理由はマンガを読みたいから、ではない。
マンガ喫茶なら近所にいくらでもあるしね。

メンチカツ、トンカツから天丼まで、優柔不断な人には永遠にオーダーが決められないと思われるほど、バリエーション豊かなフライメニューが並んでいる。
なんといってもイチオシはエビフライ。
とにかく大きい。衣が厚いのではなく、エビが大きいのだ。
衣は上あごに刺さりそうなくらいサクサク。
ジューシーで食べ応えもある。
食べるのがもったいなくなってしまうくらい。
だからいつも最後の一本を口にすると寂しくなってしまうのだ。
一風変わった海老かつも美味しい。
「海老カツ」と言えば、剥きエビを刻んだものが楕円形のコロッケ型になったカツ、というイメージがあるが、ここのはボール状。
そして割ると、剥きエビが刻まれずにそのままゴロゴロと詰まっている。
エビを食べている!という幸せがぎっしり入った一品だ。
海のない町で何故エビフライかと、ツッコミを入れるのを忘れてしまう。
美味しいから、それでいいの。
もちろんメンチカツなどの他のフライ類も美味しい。
いつぞや東京の友人が遊びに来た時に連れて行ったら、
「ラーメン食べに札幌へ行く、じゃないけど、エビフライを食べに美瑛へって言いたくなる」
といわれたことも。
美瑛には他にも美味しいお店はあるのだけど、ついつい純平に行ってしまうのだ。
(ウェイトレスさんがもう少しにこやかだったら、もっと嬉しいんだけど・笑)
↑と思っていたら、先日行ったときにはなんだか少し柔らかい笑顔になっていた。

エビフライ定食梅(味噌汁、サラダ、ライス付き)1100円~他。
所在地:上川郡美瑛町北町2丁目
アクセス:JR富良野線美瑛駅徒歩5分
     (車)国道237号入ってすぐ→map
     駐車場15台くらい
営業時間:10:00~19:00(15:00~17:00はお休み、月曜定休)

■最終訪問日 2007年9月

ふらいんぐ・すぷりんぐ2

2007年04月11日 | 日常雑記
髪を切りに行きました。
いつ以来?というツッコミはナシでお願いします。
私、実は美容院が苦手で。
とかいうと、女としてどうなんだと言われそうだが。

美容院が何故苦手か。
その1 自分に似合う髪形というのがいまだにわからないから、美容師さんにどう伝えていいのかがわからない。
本当に、「文句は一切言いませんから、アナタの似合うと思うスタイルにしてみてください」と言いたくなるのだ。
一度言ってみたい。言われたほうは困るだろうけど。
切った直後はたいがい気に入るのだが、ものぐさで手入れが苦手なので維持できない。
そのうち伸びてきてスタイルが崩れていく。
邪魔になってまとめ髪にしてしまう。
もう伸びても気にならない、の繰り返し。
マメに美容室に行けば? と思うのだが、それは、
その2 美容師さんとの世間話が苦手。という理由によって足が遠のく。
人見知りでもないし、話をするのが嫌いなわけでもないのだが、どういうわけか美容院で髪を切られながら話をするのが苦手なのだ。
仕事の時に、お客さんと世間話をするのは全然平気。
だって、お客さんが話してくれることに乗ればいいから。
こちらが従業員なら、お客さんに気を使うのは当たり前だし、苦痛にはならない。
でも美容院では自分がお客さんなわけで。
だから本来は自分の好きなようにしていていいのだろうけど、話しかけられると、気を使ってくれてるんだろうからこちらも合わせなきゃ、と思ってしまう。
かといってファッションの話をふられても、流行に鈍感な私はうまく受け答えができない。
「あたしわかんないし~」なんて言っても悪いし。
それと、美容師さんは髪を切りながらの話だから、こちらが乗れる話でしゃべっていても、わりと上の空だったりすることがある。
で、話半分な返事をされると、自分が仕事の邪魔をしているような気になって、それならしゃべるのはやめようかな、と思ってしまう。
ところが黙るとまた話しかけられる、の繰り返し。
そんなわけで髪を切られたり頭をいじられるのは気持ちがよくても、どうしても変な緊張をしてしまうから、美容院はどうも苦手だったのだ。

それでも今日は良かった。
女の人で、しかも妙なハイテンションではない人。どちらかと言えば無口。
馴れ馴れしい感じもしなくって、逆にちょっと話しかけてみたくなった。
話していたら「元彼」の話やお客さんの話など、ぶっちゃけトークもあって。
極めつけは、私が最後に髪を切ったのはいつ、と聞かれて「敢えて内緒です、でもきっと美容師さんなら髪を見ればバレちゃってますよね」と答えたときに、
「私、髪にだけは恵まれてて、朝とかもほとんど手入れしてないのにわりと維持できるんです。最後に切ったの、10ヶ月以上前。お店の人には、お客さんにそんな話するなって怒られますけど」
と言われたこと。
お客の私に合わせて大げさに言っただけかも知れないけど、その気取らなさが気に入ってしまった。
ヘアアイロンをかけられている時に、何本も髪を巻き込んで抜けた感触があったけど、そんなこと気にしない!
物の扱いが大雑把だったけど、私も大雑把人間だから気にならない!
生まれて初めて、自分から「名刺下さい」と言って帰ってきた。

髪、軽くなっていい感じ。
春→spring→跳ねる! な足取りで帰宅しましたとさ。

ふらいんぐ・すぷりんぐ

2007年04月07日 | フォ撮りある記
春が近いと体感できるようになったからか、いろいろハッピーなできごとがあったからか、ちょっぴり浮かれ気味。
気分が春めいてくれば写真も「春」が撮りたくなる。
札幌も、もう春になっているといえばなっているのだけど、まだ梅も桜も咲いていないし、野の花も木の芽もまだ固い。
でも早く春に会いたい!というわけで2ヶ月ぶりに行ってまいりました、百合が原公園。
朝9時半でもすでにたくさんの人が来ている。
2月の時よりずっと多い。
きっとみんな、私と同じ気分なのかも、などと思いつつ。
そして温室に入る寸前にすれ違ったのはきっとTomさん
すれ違った後に、あっと思ったのだけど、声をかけそびれてしまいました。

さて温室の中は今日も花盛り。
チューリップ畑ができあがっていて、これが撮りたかったの、とばかりにシャッターを押しまくる。
今回は天気もよくて、温室の上から注ぎ込んでくる光も明るく、前回の反省も生かしてISO感度も押さえ目に。
色鮮やかな写真がいっぱいになって、それだけで嬉しくなってしまった。

  

どこかへ行くついでに写真を、のスタンスから、写真を撮りにどこへでも、のスタンスに切り替わってから初めての春だからなのか、
それとも暖冬で雪景色がイマイチでフラストレーションがたまっていたのか、今年の春はいつもよりもずっとワクワクしている。
早く桜が咲かないかな。
今年こそ、青空の日の早朝に、まだ誰もいない場所で桜を撮るのだ。

落し物

2007年04月04日 | 日常雑記
パンツが落ちている。
ものの例えではなく、本当に落ちている。

うちのアパートの駐車場は、建物に囲まれてちょっとした空き地のような格好になっている。
そこは通常アパートの住人(4世帯6人)しか通らないのだが、アパートの裏の一戸建てに住む人々も抜け道として利用することがあるらしく、身に覚えのない落し物が突然ぽつんとあったりする。
雪の少なかった今年の冬、ある時から「何か」がまた落ちていることには気がついていた。
降って積もっては解けてを繰り返しているうちにそのブツの正体が露わになってきた。
答え:パンツ。
女物。3枚セットでいくら、という形で売られている、ベージュやピンクのセットで、無地。
お腹まで隠れるくらいの深さがある、あまり色気のないタイプ。
もちろん私のではない。買って落としてくるようなことしないし。
雪が完全になくなって、泥まみれになってしまっているそれを、さていつ誰が拾って処分するべきなのか。
拾って捨てるだけだしね、別に気付いた人がやればいいんだろうけどね、でもパンツだしねぇ。

春もだいぶ近付いた。
出しそびれの不発ながらも大仕事は片がついた(と言えるのか?)。
地域のフォトコンで入賞した記念品のお酒とよもぎうどんも届いた(いつ食べよう?)。
後回しになっていた諸々のことをやってしまえば、そろそろ次のことに取り掛かれる。
お花も撮りに行きたいし。まだ温室じゃなきゃ無理だけど。
で。パンツ。どうしよう、いつ片付ければいいのかなぁ?
誰かこそっともらっていってくれない?
(注・写真はありません、悪しからず)

恥を晒しに

2007年04月01日 | もの書き仕事
半月も日記その他全てのことを放置していた私。
半年以上前から書き始めていた文学賞応募の作品の、昨日が締め切りだったわけでございます。
3月31日消印有効。
……が、間に合わず。こんなの初めて。
サイテーです。
かなり力を入れて頑張って書き上げた、多分今までで最長編の小説。
でもタイムアウト。最悪の事態です。放心状態。
この脱落感の持って行き場がなく、ネットで恥を晒してみる自分。
反省の意味を込めて。
悔しいから他の文学賞に、と思ったのだけれど(そんな気持ちで応募されたら、受け取った方もいい迷惑だし、いい結果は期待できないんだけどさ)、長編の規定に合わせて書いてしまったものだから、合うものがなく。
毎年秋から春先までの間に応募するためにワタワタするわけですが、それは実際のところ10月~3月くらいの間が、一番募集が多いからなんですな。
あと半年かけて、じっくり煮詰めて、規定と方向性の合っている賞を狙って出品したいと思います。
と、いう心境になれるまでに2時間かかった。

落ち込んでる場合じゃない。
今回の応募のためにすっ飛ばしてきたたくさんのやるべきことが、山積になって控えているのだ。
気持ちを入れ替えて、順番に取り組んで行かなくちゃ。
……なんだけど、まだちょっとショックから立ち直れていない。
寝れば直るか。私はそんなヤツだ。

その前に、夕飯どうしよう(ダンナ様、寝てしまいました)。
そしてこの、印刷失敗原稿で埋め尽くされた部屋をどこから片付けよう(明日はゴミの日じゃないし)。

……寝よう。
目が覚めたら、誰か「時間切れはエイプリルフール」って言ってくれないかな?