5月22日のイスラム過激派の一青年による、マンチェスターの爆撃事件 Manchester Bombingは、日本の皆さんもご存知でしょう。一週間と数日たちました。
コンサート会場で22人の尊い命が奪われました。
昨日、マンチェスター・シティセンターに行ってきました。
マンチェスターのおなじみ、ストリート・アートが描きかえられていました。
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NO FEAR HERE 怖れはここには存在しない。
ハチを連ねた表現は単純ですが、テロを恐れない、暴力に屈しない力強い表明です。
ハチは市の紋章にも使われている、マンチェスターのマスコットです。
今回の惨劇からたちなおる連帯の表明のシンボルとして注目されています。
合言葉は Bee strong!
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bee(ミツバチ) はもちろん be のかけ言葉です。
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パステルカラーの前作を 前面だけスプレーを吹き付けてあわてて消したのがまるわかりなのがほほえましい。
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指2本は、「サインはV(勝利)」ではなく、ピースを現しています。
平和への希求の意味ももちろんあるでしょうが、Rest in Peace 安らかに眠れ、という追悼の意味がこめられているはずです。
しろうとっぽい かわいい画風。
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今、マンチェスターではラブ・ハートも注目の的です。
もともと観光スローガン?だったおなじみの I
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事件翌日、市庁舎前のアルバート・スクエア Albert Square の追悼式に集まった多くの人たちがかかげた自前のカードにも明記してありました。
ハートがマンチェスターの人々の心をつなぐ、絆の象徴として、使われています。
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「愛は憎しみを乗り越える」というメッセージも含まれているはずです。
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ハートの中の、マンチェスター風景のシルエット中にもミツバチが一匹・・・
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側面の 突き上げたこぶしは、「連帯」の拍子抜けするほど わかりやすい象徴ですが、ピンクがかわいいですね。
写真を見て気がつきました。腕の中にも漫画チックなハチが描かれています。(反対側)
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Candle in the wind という表現は いろいろな意味に解釈できます。私は文字通り「風前のともしび」だと思っていたのですが、なんだかこの場の雰囲気にそぐわない・・・?
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調べてみたら、「逆境を生き抜く」といった意味もあるそうです。
がんばれ、マンチェスター!
連続ミツバチの裏側・・・
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このアーティストのストリートアートは いろいろなところで見かけます。
さすがに上手ですね。
でも、ちょっとあざとくないですか。
老若男女、人種も様々(イスラム教徒の女性とシーク教徒の男性がいます)が文字通り連帯しているのって教科書どおりで・・・
それもねらいのうち?
次々と人が来て写真を撮って行きます。
写真を撮っている人々も、写真に撮られていました。
もちろん、写真を撮っていたこの私も何人もの人たちの携帯電話カメラに収まったようです。
みんな歴史的瞬間を体験しているような高揚感をひそかに味わっているのではないでしょうか・・・?
さて・・・また、ハチです。
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菊の花を美しくアレンジしたハチ。
今も増え続ける花束、キャンドル、追悼のメッセージ、風船、ぬいぐるみなどお供え物が隙間なく地面を埋め尽くすセント・アンズ・スクエ ア St Anne's Squareの追悼の聖地で見つけました。
セント・アンズ・スクエアにも行ってみました。
明日に続きます。
マンチェスターのシンボルであり、マスコットであるハチのモチーフについて書いた、ずいぶん前の記事があります。
リンクを下に貼りました。↓ぜひ読んで下さい。
マンチェスターのマスコット、ハチ(ユルキャラは断固として不要)
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