そういえばイースターの食卓についてストックポート日報に書く機会がなかったと思います。
イースター(復活祭)にはラム lamb(コヒツジ)の肉が定番です。
昨日、イースター・サンデーに息子と私の2人でロースト・ラム roast lamb を食べました。
夫はベジタリアン(正確にはサカナは食べるペスカトリアン)なので鮭のローストにパースリィ・ソース parsley(パセリの葉を刻み込んだクリームソース、即席)で付き合ってくれました。
私のうちでは毎年やるわけではなく、本当に気が向いたら....という程度に実行しているイースターのロースト・ラム。
ラムに欠かせないのが、ミント・ソース mint source 。
市販のものは保存料がたっぷり添加されているからでしょうか、開けたビン詰めのものが冷蔵庫でいつまでも保ちます。
半年ほど前に使ったきり冷蔵庫の中に眠っていたミントソースの瓶詰がまだ食べられそうでした。
上の写真はスーパー、セインズベリーにラム肉を買いに行った際見つけた高級品。
近頃スーパーでもよく出回っているイギリス国内のどこかの地元のデリ(手作り食品)製品のようです。
お試し価格にはなっていましたが、いつも使う普及品メーカーのものの量を考慮したら4倍の値段でしたが....しかも前に買った瓶入りがまだ食べられるというのに....衝動買い!まあいいか、お祝いってことで。
ミントの葉っぱのお化けから大汗をかきかき逃げるコヒツジのイラスト!のラベルが気に入って購買欲にあらがえませんでした。
ラムの脚肉800グラムの真空パックからたっぷり入った血を捨てて洗い、オーブンで1時間ちょっと。
ロースト皿にたっぷりしみ出た脂で即席の顆粒グレービーを溶きます。
お湯の代わりにジュージュー熱い肉脂を使っているのでコクとこってり度は特筆もの。
カロリーやコレステロールのことは考えないことにします。お祝いってことで。
ロースト肉のカービング(切り分け)は男性の役割です。
下の息子に覚えてもらいたいのですがなかなかうまくいきません。
薄くそぎ切るのはコツがいります。
ベジタリアンの夫が指図しています。
ついに夫が切るはめに。
ベジタリアンの夫は肉を切ってくれたあとで食卓を離れてもう一度手を丁寧に洗う羽目になりました。肉には手を触れていないのですが。
その後のお代わりは私が切り分けました。
息子が厚ぼったく切った切れは私の皿に。
ついでです。夫のロースト・サーモン。
ラムはじっとり柔らかくとてもおいしく焼きあがりました。
独自の薬味のようなクセのあるにおいを消すためか、ミント・ソースを必ず添えることになっています。
ミントソースは細かく刻んだミントの葉を砂糖と酢で和えた、懐かしく甘酸っぱいハッカのお菓子のような味です。
今回使ってみた高級品は混ぜても混ぜてもミントの塊りとお酢が分離してしまいます。そこもまた添加物を使っていない高級品らしくてまことにけっこう。
なぜ、イースターにコヒツジの肉をたべるのか?今回、調べてみました。
発祥はキリスト教成立のずうううっと前、イースターの時期とほぼ重なるユダヤ教の祭祀、「過ぎ越し」だそうです。
旧約聖書の「出エジプト記」に書かれているのだそうです。いつのことだ!?クリスマスにターキーやガチョウを食べる起源よりずうっと古そうです。
古代エジプト時代、怒った神がすべての家の長男をペストで殺した際、いけにえのコヒツジの血で戸口にしるしをつけておいたユダヤ人の家だけは災難をまぬがれたのだとか。
それを祝ってコヒツジの肉を食べ始めた習慣が新しく発生したキリスト教にも受け継がれて今に至っているのだそうです。
一番上の写真は今年のラミング(コヒツジの誕生)シーズン第一期生、ともいうべき初春の母子ヒツジです。
3月のピーク・ディストリクトで撮りました。
イギリスで非常に盛んな牧羊業の目的は、多くの人(特に子供たち)は羊毛生産だと思っていますが実は違うのです。
畜肉産業なのです。
生後一年間、母ヒツジや兄弟ヒツジとのびのび過ごしたオスのコヒツジは母ヒツジの次の出産前にされます。
羊毛は夏の暑い時期にヒツジの健康を守るために刈り取られますが、羊毛用の特別な種類のヒツジの羊毛以外ほとんどは廃棄処分にされるそうです。
せいぜい格安で払い下げられ建築資材(断熱材や雑草が生えないように庭の敷石の下にひく)としてる使われるぐらいの利用法しかないそうですよ。
日本ではヒツジの肉、あまり食べませんね。
イースター(復活祭)にはラム lamb(コヒツジ)の肉が定番です。
昨日、イースター・サンデーに息子と私の2人でロースト・ラム roast lamb を食べました。
夫はベジタリアン(正確にはサカナは食べるペスカトリアン)なので鮭のローストにパースリィ・ソース parsley(パセリの葉を刻み込んだクリームソース、即席)で付き合ってくれました。
私のうちでは毎年やるわけではなく、本当に気が向いたら....という程度に実行しているイースターのロースト・ラム。
ラムに欠かせないのが、ミント・ソース mint source 。
市販のものは保存料がたっぷり添加されているからでしょうか、開けたビン詰めのものが冷蔵庫でいつまでも保ちます。
半年ほど前に使ったきり冷蔵庫の中に眠っていたミントソースの瓶詰がまだ食べられそうでした。
上の写真はスーパー、セインズベリーにラム肉を買いに行った際見つけた高級品。
近頃スーパーでもよく出回っているイギリス国内のどこかの地元のデリ(手作り食品)製品のようです。
お試し価格にはなっていましたが、いつも使う普及品メーカーのものの量を考慮したら4倍の値段でしたが....しかも前に買った瓶入りがまだ食べられるというのに....衝動買い!まあいいか、お祝いってことで。
ミントの葉っぱのお化けから大汗をかきかき逃げるコヒツジのイラスト!のラベルが気に入って購買欲にあらがえませんでした。
ラムの脚肉800グラムの真空パックからたっぷり入った血を捨てて洗い、オーブンで1時間ちょっと。
ロースト皿にたっぷりしみ出た脂で即席の顆粒グレービーを溶きます。
お湯の代わりにジュージュー熱い肉脂を使っているのでコクとこってり度は特筆もの。
カロリーやコレステロールのことは考えないことにします。お祝いってことで。
ロースト肉のカービング(切り分け)は男性の役割です。
下の息子に覚えてもらいたいのですがなかなかうまくいきません。
薄くそぎ切るのはコツがいります。
ベジタリアンの夫が指図しています。
ついに夫が切るはめに。
ベジタリアンの夫は肉を切ってくれたあとで食卓を離れてもう一度手を丁寧に洗う羽目になりました。肉には手を触れていないのですが。
その後のお代わりは私が切り分けました。
息子が厚ぼったく切った切れは私の皿に。
ついでです。夫のロースト・サーモン。
ラムはじっとり柔らかくとてもおいしく焼きあがりました。
独自の薬味のようなクセのあるにおいを消すためか、ミント・ソースを必ず添えることになっています。
ミントソースは細かく刻んだミントの葉を砂糖と酢で和えた、懐かしく甘酸っぱいハッカのお菓子のような味です。
今回使ってみた高級品は混ぜても混ぜてもミントの塊りとお酢が分離してしまいます。そこもまた添加物を使っていない高級品らしくてまことにけっこう。
なぜ、イースターにコヒツジの肉をたべるのか?今回、調べてみました。
発祥はキリスト教成立のずうううっと前、イースターの時期とほぼ重なるユダヤ教の祭祀、「過ぎ越し」だそうです。
旧約聖書の「出エジプト記」に書かれているのだそうです。いつのことだ!?クリスマスにターキーやガチョウを食べる起源よりずうっと古そうです。
古代エジプト時代、怒った神がすべての家の長男をペストで殺した際、いけにえのコヒツジの血で戸口にしるしをつけておいたユダヤ人の家だけは災難をまぬがれたのだとか。
それを祝ってコヒツジの肉を食べ始めた習慣が新しく発生したキリスト教にも受け継がれて今に至っているのだそうです。
一番上の写真は今年のラミング(コヒツジの誕生)シーズン第一期生、ともいうべき初春の母子ヒツジです。
3月のピーク・ディストリクトで撮りました。
イギリスで非常に盛んな牧羊業の目的は、多くの人(特に子供たち)は羊毛生産だと思っていますが実は違うのです。
畜肉産業なのです。
生後一年間、母ヒツジや兄弟ヒツジとのびのび過ごしたオスのコヒツジは母ヒツジの次の出産前にされます。
羊毛は夏の暑い時期にヒツジの健康を守るために刈り取られますが、羊毛用の特別な種類のヒツジの羊毛以外ほとんどは廃棄処分にされるそうです。
せいぜい格安で払い下げられ建築資材(断熱材や雑草が生えないように庭の敷石の下にひく)としてる使われるぐらいの利用法しかないそうですよ。
日本ではヒツジの肉、あまり食べませんね。