「あ、昨日見た写真だ」と思われた方もいるでしょう。

タットン・パークにある、第一級保存指定建築の、タットン・ホールの遠景です。
今日の話題は本当に久しぶりの、古い建物に棲む動物装飾の話題です。
絶景を望む裏側の階段部分を両側から守る一対のライオン。

ライオンはイングランドの象徴と言うか、マスコットですね。
王室の紋章にもユニコーンといっしょに後ろ脚立ちで登場しています。
立派な建築物の階段を上がったところの両側に前脚を投げ出した伏せの姿勢のライオン像はよく見かけます。

日本橋三越の正面玄関にもいましたよね。
この2頭はよく見たら趣向が他とちょっと違う...
ポーズも後ろ脚を横にグチャッと崩してなんだかだらしなくて個性的なだけでなく...
一頭がたてがみのないメスライオンなのです。

オスメス仲良くお雛様のように階段をはさんで並ぶライオン像、あまり見かけません。
たいていはオス2頭のはずです。
それにしても、どちらも顔の表現にリアリティが足りませんね。
勇壮でもないし可愛くもありません。
考えてみたら、18世紀の彫刻家はライオンを見たことがなかったはずです。
私だって最後に実物を見たのは12~3年は前でしょうか、東京の上野動物園で、だったように記憶しています。
それでも子供の頃から写真や画像を簡単に目にすることができましたし、インターネット時代の今、見たいものをすぐさま検索して用途に応じたポーズや構図のビジュアルな資料がすぐに手に入ります。
(私がアートスクールに通っていたたったの30年前に比べても格段の進歩です!)
「見ないで描いてみろ」と言われたら困りますが、写真などで見なれたライオンの顔がどんなだったかすぐに思い浮かべられます。
情報に恵まれている現代人には当たり前のことなのですが、100年以上前ならそうもいかないはずです。
ライオン像の作者は家の飼いネコでも観察して苦心して想像したのでしょうか、身体の造形はなかなかです。
それにしても顔が...
メスのほうは土佐犬かなんかに見えなくもない...ように見えませんか。
紋章なんかで比較的なじみのあるオスと違ってメスのライオンはかなり一般性が低かったはずです。

タットン・パークにある、第一級保存指定建築の、タットン・ホールの遠景です。
今日の話題は本当に久しぶりの、古い建物に棲む動物装飾の話題です。
絶景を望む裏側の階段部分を両側から守る一対のライオン。

ライオンはイングランドの象徴と言うか、マスコットですね。
王室の紋章にもユニコーンといっしょに後ろ脚立ちで登場しています。
立派な建築物の階段を上がったところの両側に前脚を投げ出した伏せの姿勢のライオン像はよく見かけます。

日本橋三越の正面玄関にもいましたよね。
この2頭はよく見たら趣向が他とちょっと違う...
ポーズも後ろ脚を横にグチャッと崩してなんだかだらしなくて個性的なだけでなく...
一頭がたてがみのないメスライオンなのです。

オスメス仲良くお雛様のように階段をはさんで並ぶライオン像、あまり見かけません。
たいていはオス2頭のはずです。
それにしても、どちらも顔の表現にリアリティが足りませんね。
勇壮でもないし可愛くもありません。
考えてみたら、18世紀の彫刻家はライオンを見たことがなかったはずです。
私だって最後に実物を見たのは12~3年は前でしょうか、東京の上野動物園で、だったように記憶しています。
それでも子供の頃から写真や画像を簡単に目にすることができましたし、インターネット時代の今、見たいものをすぐさま検索して用途に応じたポーズや構図のビジュアルな資料がすぐに手に入ります。
(私がアートスクールに通っていたたったの30年前に比べても格段の進歩です!)
「見ないで描いてみろ」と言われたら困りますが、写真などで見なれたライオンの顔がどんなだったかすぐに思い浮かべられます。
情報に恵まれている現代人には当たり前のことなのですが、100年以上前ならそうもいかないはずです。
ライオン像の作者は家の飼いネコでも観察して苦心して想像したのでしょうか、身体の造形はなかなかです。
それにしても顔が...
メスのほうは土佐犬かなんかに見えなくもない...ように見えませんか。
紋章なんかで比較的なじみのあるオスと違ってメスのライオンはかなり一般性が低かったはずです。