新年、あけましておめでとうございます。
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子供たちが自分たちの居場所に帰ったあと残された夫と私の二人でテレビを見ながら静かに新年を迎えました。
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写真は、うちの近所で大晦日の3時すぎ(日本のちょうど年明け時刻ごろ)に撮った、日暮れの少し前の低くにじんだ太陽が照らす典型的な冬の晴れ空。
何枚かは3日前の同時刻ごろに撮っています。
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話題は全くおめでたくない、コロナウィルスのパンデミックと英国の年末です。
ここイングランドでは大晦日のパーティや花火の打ち上げ、パブなどでの集まりを規制する法令は一切見送られました。
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「自宅で検査して、陰性結果を確認してからパーティや離れて住む家族と一緒の時間をお楽しみください」という旨のお達しが嘘つきボリス(=ボリス嘘つきジョンソン首相)からありました。
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無量で大量に配布していた、ホームテスト・キットの深刻な不足が、一昨日に続き昨日も大きく取りざたされていました。
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ホームテストキット(ラトゥラル・フローテスト方式)はとても便利です。
10分から30分で結果が出ます。
報道によれば、多くの人は感心なことに症状が出ていても出ていなくとも人との集まりの前に自宅で検査をして陰性を確認してから出かけることにしているようです。
出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
陽性であれば、社交は欠席、仕事も欠勤。
...陰性であれば不要不急の外出を正当化できますね。
キットが圧倒的に不足しているという今、どうやって検査してから出歩いたり集まったりしろというのか。
「検査キットが手に入らないから検査しないできちゃった」という人がおおぜい大晦日のカウントダウン・パーティに集結するであろうことはほぼたしかです。
年末年始の集まりの予定のある人は検査キットの不足に大慌てです。
自宅で検査した結果は陰性でも陽性でも検査スティックに書かれている登録番号とともにオンライン(あるいはオペレーターとの通話で)登録することになっています。
想像を絶する莫大な新規感染者数はこの手当たり次第の大量検査の結果です。
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日本などで感染者数が極端に少ないのは検査数の少なさにも原因があるのは間違いないはずなのに、日本では疫学の専門家が感染者の少なさに首をかしげているというのが不思議に聞こえます。
2日前にスペインに帰った息子は2週間の滞在中に5回は検査をしました。
風邪の症状が消えては現れる私もブースター・ジャブの接種後、5回。
いずれも毎回結果は陰性なので、つい...報告をサボっています。
これだけ検査を積極的にする国なので感染者数の激増も他国民に納得してもらえると思うのですが。
検査して陽性ならば自主隔離する現行の方式は、経済活動をストップすることなく感染拡大を何とか(最小限に)食い止める画期的な方法なはずです。
ひさしぶりに開けた日本のニュースサイトで、オミクロン「濃厚接触者」が入学試験を受けられなくなったリ、受けていいことになったりの大さわぎが報道されていました。
そりゃぁ、「濃厚接触」しただけで感染したかもわからないのに、一生の大事の受験をとめられるなんてめちゃくちゃです!
検査して、結果が陰性ならば出歩いて何をしたって全然問題ないのではありませんか!?!?
それとも検査していない?
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ちなみに昨日(大晦日)の英国の1日の新規感染者数は189,846人です。
それなのにレストランやパブの営業に規制はかからず、パーティやナイトクラブに大勢の人が繰り出し、いったん普及したマスクの着用も今ひとつ、クリスマス・パーティやニューイヤーズ・イヴのカウントダウンに大勢の人が狭いスペースにすし詰めになるイングランドの現状は日本の人の目には狂気の沙汰にうつっているかもしれません。
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自宅でホーム・テスト・キットを使って検査をしているのでだいじょうぶ(だったはず)なのです。
ブースター・ジャブ(3回目の接種)を受けても3割強の人はオミクロン感染者と接触を持てば感染するそうです。
それでも重篤な症状が出ることはまれだとか。
それで効果は充分です。
病院の集中治療室に搬送された重症患者の8割以上が接種を1度も受けていない「接種拒否者」(あるいは事情があって受けられない人)だそうです。
自分の意志で接種を拒否する自由が民主国家で認められるのは当然のことです。
でも、経済活動や国民の動きや社交をとめてまで、驚くほどたくさんいる接種拒否者を守ることに矛盾を感じ始めた国民もいるはずだと思います。
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もちろん感染者が人との接触を断つのは感染経路を断ってパンデミックを収束に持ち込むためでもあるのですが。
国民の大半が2回の接種を早くに終えたため免疫の退化現象が比較的早くあらわれて、しかも早い時期にオミクロン株との接触があった英国では今このありさまです!
接種対象者の59%が昨日のカウント終了時までにブースター・ジャブを受けています。
接種者が80%を超す1月の終わりか2月の初めには感染拡大がとまる予測が立っています。
英国よりずいぶん遅れて接種が完了した日本もオミクロンの襲来がもうそろそろ来る頃...なのではないかと思うのですが。
日本では今のところ、2回の接種の効果がまだ持続しているため重症者や死亡者は極端に少ないようですが、症状のでないオミクロン感染はかなり進んでいるのではないかと勝手に推測できるのですが。
いったん市中感染がはじまれば入国者を強制隔離してもあまり効果はないような...?
日本でも英国レベルで感染が広まって「濃厚接触者」をみんな隔離していたら国家の動きがストップします。
もっと検査をしたらどうでしょうか。
無料検査が始まったと聞きましたが、もっともっとしてごらんなさい。
...ああぁあ、肝心の検査キットが不足してるのでした、検査が対策のカギの英国では!
どうするの!?
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ワクチン接種が始まったばかりだった去年の年末に比べれば、せっぱつまった感じや恐怖はありません。
感染者数はずーっと多いのにもかかわらず...!
今年こそは終わらせちゃいたいですね。
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子供たちが自分たちの居場所に帰ったあと残された夫と私の二人でテレビを見ながら静かに新年を迎えました。
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写真は、うちの近所で大晦日の3時すぎ(日本のちょうど年明け時刻ごろ)に撮った、日暮れの少し前の低くにじんだ太陽が照らす典型的な冬の晴れ空。
何枚かは3日前の同時刻ごろに撮っています。
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話題は全くおめでたくない、コロナウィルスのパンデミックと英国の年末です。
ここイングランドでは大晦日のパーティや花火の打ち上げ、パブなどでの集まりを規制する法令は一切見送られました。
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「自宅で検査して、陰性結果を確認してからパーティや離れて住む家族と一緒の時間をお楽しみください」という旨のお達しが嘘つきボリス(=ボリス嘘つきジョンソン首相)からありました。
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無量で大量に配布していた、ホームテスト・キットの深刻な不足が、一昨日に続き昨日も大きく取りざたされていました。
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ホームテストキット(ラトゥラル・フローテスト方式)はとても便利です。
10分から30分で結果が出ます。
報道によれば、多くの人は感心なことに症状が出ていても出ていなくとも人との集まりの前に自宅で検査をして陰性を確認してから出かけることにしているようです。
出勤前に検査を強制する職場もあるようです。
陽性であれば、社交は欠席、仕事も欠勤。
...陰性であれば不要不急の外出を正当化できますね。
キットが圧倒的に不足しているという今、どうやって検査してから出歩いたり集まったりしろというのか。
「検査キットが手に入らないから検査しないできちゃった」という人がおおぜい大晦日のカウントダウン・パーティに集結するであろうことはほぼたしかです。
年末年始の集まりの予定のある人は検査キットの不足に大慌てです。
自宅で検査した結果は陰性でも陽性でも検査スティックに書かれている登録番号とともにオンライン(あるいはオペレーターとの通話で)登録することになっています。
想像を絶する莫大な新規感染者数はこの手当たり次第の大量検査の結果です。
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日本などで感染者数が極端に少ないのは検査数の少なさにも原因があるのは間違いないはずなのに、日本では疫学の専門家が感染者の少なさに首をかしげているというのが不思議に聞こえます。
2日前にスペインに帰った息子は2週間の滞在中に5回は検査をしました。
風邪の症状が消えては現れる私もブースター・ジャブの接種後、5回。
いずれも毎回結果は陰性なので、つい...報告をサボっています。
これだけ検査を積極的にする国なので感染者数の激増も他国民に納得してもらえると思うのですが。
検査して陽性ならば自主隔離する現行の方式は、経済活動をストップすることなく感染拡大を何とか(最小限に)食い止める画期的な方法なはずです。
ひさしぶりに開けた日本のニュースサイトで、オミクロン「濃厚接触者」が入学試験を受けられなくなったリ、受けていいことになったりの大さわぎが報道されていました。
そりゃぁ、「濃厚接触」しただけで感染したかもわからないのに、一生の大事の受験をとめられるなんてめちゃくちゃです!
検査して、結果が陰性ならば出歩いて何をしたって全然問題ないのではありませんか!?!?
それとも検査していない?
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ちなみに昨日(大晦日)の英国の1日の新規感染者数は189,846人です。
それなのにレストランやパブの営業に規制はかからず、パーティやナイトクラブに大勢の人が繰り出し、いったん普及したマスクの着用も今ひとつ、クリスマス・パーティやニューイヤーズ・イヴのカウントダウンに大勢の人が狭いスペースにすし詰めになるイングランドの現状は日本の人の目には狂気の沙汰にうつっているかもしれません。
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自宅でホーム・テスト・キットを使って検査をしているのでだいじょうぶ(だったはず)なのです。
ブースター・ジャブ(3回目の接種)を受けても3割強の人はオミクロン感染者と接触を持てば感染するそうです。
それでも重篤な症状が出ることはまれだとか。
それで効果は充分です。
病院の集中治療室に搬送された重症患者の8割以上が接種を1度も受けていない「接種拒否者」(あるいは事情があって受けられない人)だそうです。
自分の意志で接種を拒否する自由が民主国家で認められるのは当然のことです。
でも、経済活動や国民の動きや社交をとめてまで、驚くほどたくさんいる接種拒否者を守ることに矛盾を感じ始めた国民もいるはずだと思います。
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もちろん感染者が人との接触を断つのは感染経路を断ってパンデミックを収束に持ち込むためでもあるのですが。
国民の大半が2回の接種を早くに終えたため免疫の退化現象が比較的早くあらわれて、しかも早い時期にオミクロン株との接触があった英国では今このありさまです!
接種対象者の59%が昨日のカウント終了時までにブースター・ジャブを受けています。
接種者が80%を超す1月の終わりか2月の初めには感染拡大がとまる予測が立っています。
英国よりずいぶん遅れて接種が完了した日本もオミクロンの襲来がもうそろそろ来る頃...なのではないかと思うのですが。
日本では今のところ、2回の接種の効果がまだ持続しているため重症者や死亡者は極端に少ないようですが、症状のでないオミクロン感染はかなり進んでいるのではないかと勝手に推測できるのですが。
いったん市中感染がはじまれば入国者を強制隔離してもあまり効果はないような...?
日本でも英国レベルで感染が広まって「濃厚接触者」をみんな隔離していたら国家の動きがストップします。
もっと検査をしたらどうでしょうか。
無料検査が始まったと聞きましたが、もっともっとしてごらんなさい。
...ああぁあ、肝心の検査キットが不足してるのでした、検査が対策のカギの英国では!
どうするの!?
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ワクチン接種が始まったばかりだった去年の年末に比べれば、せっぱつまった感じや恐怖はありません。
感染者数はずーっと多いのにもかかわらず...!
今年こそは終わらせちゃいたいですね。