時々、思い出したように登場するイギリス中部の古い町、シュルーズベリー Sherewsburry の、シャット shut についての記事です。
シュルーズベリーの知る人ぞ知る観光名物「シャット」について書いた以前の記事のリンクを一番下に貼りました。
よかったら開けて読んでみてください。
シャットはシュルーズベリー近辺の方言で抜け道、路地のことだそうです。
普通のイギリス英語ではallyway アリウェイということが多いです。
シュルーズベリーに限らず、イギリスのどこの町にも無数にあります。
建物が立て込んだ商店街のみならず住宅街にも、目立たないものも多いのですが、とてもたくさん残っています。
さて、シュルーズベリーのシャットです。
一番上の写真は有名なセイント・メアリーズ・シャット Saint Mary's Shut。
駅前から続き、シュルーズベリー・カースル Shrewsbury Castle やシュルーズベリー図書館 Shrewsbury Library の前を通るカースル・ストリート Castle Streetにあります。
古い建物が残るカースル・ストリートの目立たない、比較的新しく見えるレストランのわきに見つけました。
あまりにもパッとしないので、遠景を撮るのを忘れました。
シャットそのものも大して見栄えもしないのですが....
ガイド・リーフレットによれば....とにかく入ってみます。
シュルーズベリーのシャットで一番 屋内部分が長いのだそうです。
イギリス中の屋内抜け道(公道)の中でも上位にランクされる長さのなのだそうです。
確かに長いです。しかも途中から両側の建物がやけに古くなってきているのがわかります。
出たところで後ろを振り返ってみた写真です。
通ってきた建物ががっかりするほど新しくて(ぼろいけど)がっかり!味気ない終わり.....
中から見て古そうだった部分は何だったんだ?
....新しい部分を建て増ししたのでしょうか。
「これで終わりではない」のはガイド・リーフレットを読んできたのでわかっています。
いったんショボい駐車場に出たあと、セント・メアリーズ・シャットの締めともいうべき部分に続くのですが....
すぐ目の前の これが!
あ、上の写真の右側の建物横の意味のないアーチ入り口が、です。
連合王国で一番幅の狭い公道!!なのだそうです。
巻き尺を持参してはかったわけではありませんが、一番狭い部分は70cmぐらいしか幅がなかったような。
ちょっと太っている人は通れませんね。
横に無意味な公道をくっつけたこの古い建物は一般の民家のようです。
出たら目の前は中世の教会、セント・メアリーズ・チャーチ でした。
(以下、2枚は前回行った時の写真です)
セント・メアリーズ・シャットが設置された当時はこの、現在駐車場として使われている空き地はびっしり建物がたて込んでいたと思われるのですが、どうでしょうか。
大通りからの教会への近道はさぞ重宝したことでしょう。
探せばどこにでも顔があるカテゴリーに分類したいような見事なにやけ顔の建物前面。
シャットに関するリンクです☟