リスボンには海鮮料理を食べるためだけに行ったのではありません。
行き当たりばったりでしたが、観光もしました。
テージョ河畔から、急な坂道をくねくね上りました。
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無秩序にゴタゴタたて込んだ17世紀ごろから残っているものもあるという古い建物が右にも左にも。
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多くの古い建物の一階が観光客目当ての通俗なお土産物屋やアイスクリーム屋などなどになっているのは当然ですが、上階には人が住んでいるのです。
観光客向きの「民宿」の看板を上げているドアもありましたが。
洗濯物や、よく手入れされた植木が窓やバルコニーの手すりから下がっていますし、サテライト・ディスクもたくさん取り付けられています。
歴史ある古い町の生活感!
強烈な旅情を感じるのはこういう小さな路地を横目に通り過ぎた時。
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たどり着いた目的地は、図書館で借りたガイドブックおススメの、火曜日と土曜日に開かれる Campo de Santa Clara の蚤の市。
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リスボン到着の翌日が火曜日だったので思いついて行ってみることにしました。
リスボンの中心バイーシャ Baixa の東、河畔から坂のてっぺんにあるサン・ジョルジェ城までの間の地区をアルファマ Alfama といいます。
そのアルファマの中心、急な坂道の中ほどにある、白亜のドームが美しい Igreja de Santa Engráciaという教会の周り一帯を「聖クラーラの野原」と呼ぶらしいのです。
その(野原ではなく)広場と広場から広がる急な坂道の両側いっぱいに露店が並んでいました。
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生活感あふれる不用品市(と掘り出し物)を期待したのですが、発展途上国製の工芸品や地元作家の手作りアクセサリーや革工芸、専門の業者が出品するセカンドハンド品が多く、商業的でかなり期待外れでした。
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☝木と木の間にテジョ河が見えています。
この辺りは展望スポットでもあるのです。
すぐそばのIgreja de São Vicente de Fora(城壁の外の聖ヴィセンテ教会)と 隣接するMosteiro de São Vicente de Fora(城壁の外の聖ヴィセンテ修道院)に行ってみました。(ガイドブックのおススメスポットです)
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目当ては修道院でしたが同じ敷地内にある教会にも立ち寄りました。
多くのポルトガルの教会同様、清楚な白い外観(写真がありません、残念)にかかわらず内部はけっこうゴテゴテしています。
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ルネッサンスやらマニエリスムやら混合様式のけっこう建築史上重要な建物なようです。
バルセローナの大聖堂でも見かけた、各聖人を奉る個別の廟がいくつも身廊の両側にありました。
聖人の名前が書かれた募金箱がそれぞれに取り付けられていて....
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(☝よく知られたアッシジの聖フランシスコと聞いたことない聖 Bras ...調べました、聖ブラシウス、やっぱり知りません...が募金箱をシェアしています)
「聖人 人気コンテスト」のようでした。
「どの聖人が一番たくさん募金を集められるか?」
バルセローナの大聖堂でも、もっとずっと大規模に「聖人 人気コンテスト」が繰り広げられていました。
この「聖バルバラ」はコスプレ・マネキンまで導入してコンテストに力が入っているようです。
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しかもキリストの強力な友情出演まで...
私はいくらでも見ていられたのですが夫が飽きたというので、本命の修道院(下の写真の壁の向こう)に移動します。
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(☝写真の階段のてっぺんが教会の入り口です)
修道院の中庭のブーゲンビリアが花盛りでした。
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9月の半ばに南国の花の美しいディスプレイが見られて最高の気分でした。
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なんだか長くなってしまいました。
城壁の外の聖ヴィセンテ修道院については次回に....
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「城壁の外の」というのは名前の一部です。「de Fora」は「外の」という意味だそうです。
期待外れの蚤の市やついでに入った教会の写真までゴタゴタ載せてリスボン記事を引っ張っているような気もしてきました。
例年になく暖かいイギリスの秋ですが、朝夕は次第に冷え込むようになり、一昨日この秋初めてラジエーター(全館暖房)を実験的につけてみました。
(昨日はまた15度前後の暖かさが戻り、朝夕も暖房なしで過ごしました)
.... そう。「冷え込んできました」意外にお伝えする特にイギリスらしい話題も今、ないのです。
ああ、日が短くなっています。
暑い日が10月になった今もつづくというリスボンの話題にもう少しお付き合いください。
行き当たりばったりでしたが、観光もしました。
テージョ河畔から、急な坂道をくねくね上りました。
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無秩序にゴタゴタたて込んだ17世紀ごろから残っているものもあるという古い建物が右にも左にも。
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多くの古い建物の一階が観光客目当ての通俗なお土産物屋やアイスクリーム屋などなどになっているのは当然ですが、上階には人が住んでいるのです。
観光客向きの「民宿」の看板を上げているドアもありましたが。
洗濯物や、よく手入れされた植木が窓やバルコニーの手すりから下がっていますし、サテライト・ディスクもたくさん取り付けられています。
歴史ある古い町の生活感!
強烈な旅情を感じるのはこういう小さな路地を横目に通り過ぎた時。
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たどり着いた目的地は、図書館で借りたガイドブックおススメの、火曜日と土曜日に開かれる Campo de Santa Clara の蚤の市。
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リスボン到着の翌日が火曜日だったので思いついて行ってみることにしました。
リスボンの中心バイーシャ Baixa の東、河畔から坂のてっぺんにあるサン・ジョルジェ城までの間の地区をアルファマ Alfama といいます。
そのアルファマの中心、急な坂道の中ほどにある、白亜のドームが美しい Igreja de Santa Engráciaという教会の周り一帯を「聖クラーラの野原」と呼ぶらしいのです。
その(野原ではなく)広場と広場から広がる急な坂道の両側いっぱいに露店が並んでいました。
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生活感あふれる不用品市(と掘り出し物)を期待したのですが、発展途上国製の工芸品や地元作家の手作りアクセサリーや革工芸、専門の業者が出品するセカンドハンド品が多く、商業的でかなり期待外れでした。
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☝木と木の間にテジョ河が見えています。
この辺りは展望スポットでもあるのです。
すぐそばのIgreja de São Vicente de Fora(城壁の外の聖ヴィセンテ教会)と 隣接するMosteiro de São Vicente de Fora(城壁の外の聖ヴィセンテ修道院)に行ってみました。(ガイドブックのおススメスポットです)
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目当ては修道院でしたが同じ敷地内にある教会にも立ち寄りました。
多くのポルトガルの教会同様、清楚な白い外観(写真がありません、残念)にかかわらず内部はけっこうゴテゴテしています。
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ルネッサンスやらマニエリスムやら混合様式のけっこう建築史上重要な建物なようです。
バルセローナの大聖堂でも見かけた、各聖人を奉る個別の廟がいくつも身廊の両側にありました。
聖人の名前が書かれた募金箱がそれぞれに取り付けられていて....
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(☝よく知られたアッシジの聖フランシスコと聞いたことない聖 Bras ...調べました、聖ブラシウス、やっぱり知りません...が募金箱をシェアしています)
「聖人 人気コンテスト」のようでした。
「どの聖人が一番たくさん募金を集められるか?」
バルセローナの大聖堂でも、もっとずっと大規模に「聖人 人気コンテスト」が繰り広げられていました。
この「聖バルバラ」はコスプレ・マネキンまで導入してコンテストに力が入っているようです。
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しかもキリストの強力な友情出演まで...
私はいくらでも見ていられたのですが夫が飽きたというので、本命の修道院(下の写真の壁の向こう)に移動します。
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(☝写真の階段のてっぺんが教会の入り口です)
修道院の中庭のブーゲンビリアが花盛りでした。
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9月の半ばに南国の花の美しいディスプレイが見られて最高の気分でした。
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なんだか長くなってしまいました。
城壁の外の聖ヴィセンテ修道院については次回に....
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「城壁の外の」というのは名前の一部です。「de Fora」は「外の」という意味だそうです。
期待外れの蚤の市やついでに入った教会の写真までゴタゴタ載せてリスボン記事を引っ張っているような気もしてきました。
例年になく暖かいイギリスの秋ですが、朝夕は次第に冷え込むようになり、一昨日この秋初めてラジエーター(全館暖房)を実験的につけてみました。
(昨日はまた15度前後の暖かさが戻り、朝夕も暖房なしで過ごしました)
.... そう。「冷え込んできました」意外にお伝えする特にイギリスらしい話題も今、ないのです。
ああ、日が短くなっています。
暑い日が10月になった今もつづくというリスボンの話題にもう少しお付き合いください。
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