酷暑のバルセロナから肌寒い英国に帰ってもう、11日です。
以来、ずっと涼しいのはよいのですが、夫のコービッド(コロナウィルスの感染症)が終わった頃にちょうどひいてしまった風邪の症状が長引いています。
そういうわけで(?)帰国の2日後にスーパーマーケットに夫婦で買い出しにいってから一家全員、一度も外出をしていないのでした。
気候の急激な変化のせいで風邪をひいた私がうつしたのか、娘も風邪をひきました(やれやれ)
私と娘は夫のコービッド陽性判定後3回ホームテストで検査をしていますがいつも陰性です。夫は土曜日に陰性結果が出たので、我が家はもうクリアです!風邪をひいているだけです!
予告した観光の話題ではなく、バルセロナの昔ながらの給水設備...昔ながらの堂々とした銅製の水飲み場 public water fauntain の写真をいくつか撮りました。
実はもっともっとたくさんあったのですが。
古典的なモチーフの、童子のおちんちんから水が出るデザインの水飲み場がたしかにあったのです!写真を撮っておかなかったのが悔やまれます。
たくさん見かけた街灯とのドッキングです。
給水栓と水受け盤が4セットの豪華版です.
いちばん上の写真; てっぺんに「アロエの鉢」がのっかっているのを見た時はおもしろいと思ったのですが、よくある南国調の古典的デザインでしたね。
すごく強い光が当たって撮れた写真が判然としなかったため、いろいろ小細工(エディティング)をしてみました。
水飲み場にふさわしい、ギリシャ神話風のイルカとトライデント(ポセイドンが持っているさすまた)にサルの生首が刺さっている?まさか。夫は「サルだ」と言い張ったのですが。
たぶん海にまつわる神話がらみのモチーフでしょうが、不気味です!
右側の青いプラスチックのボールはイヌ用にイヌ好きの親切な人が用意したのでしょう。(イヌ用のボールは他にも見かけました)
カメにまたがる童子(動物虐待?)
カメと童子のお尻です。
ものすごく暑かった内陸の町、ジローナGirona の2頭のライオンのうちの1頭の口からじょぼじょぼと冷たい水が出っぱなしになっていました。
スペインと言うかカタルーニャですね(私は事情をあまり知らないながらも独立の悲願を支持する側です)を旅行中、飲み終わったミネラルウォーターのプラスチック瓶を水筒がわりに持ち歩きました。
コンビニエンスストアで買ってホテルの冷蔵庫に保管した大びんのミネラルウォーターを毎日 水筒がわりのプラスチック瓶につめて外出しました。この日はすぐに飲み干しました。
このライオン君から水の補給をしました。実は旅行中利用した屋外の水飲み場はここだけです。ホテルの水道水はごくかすかに薬品の味がしてマズかったものですから、水飲み場の水を飲む気にはなれませんでした。安全だそうですが。
ここの水は冷えていたので、とてもありがたく飲めました。味の良しあしはあまり気にならなかったような...何しろ暑い中を歩いてきたものですから。
おなじくジローナの古い商店街にあった1838年の年号入りのイルカのレリーフ付きの水飲み場です。蛇口から流れ出る水を口で受けて飲む息子です。
屋外の水飲み場は、そういえば英国では本当に見かけません。何しろぜんぜん暑くないものですから需要がないのかもしれません。
「喉が渇けば紅茶かビール」が文化の国柄もあるのかもしれません。
「英国の水は硬質で沸かさないと飲用に適しない」という説もよく聞きませんか。ロンドンはじめ、英国南西部を旅行した日本人の間では通説らしいですね。(事実なのでしょう)ここ、イングランド北西部の水は軟質でとてもおいしいのですが。(話がそれました)
英国でもここ10年ほど、給水設備を設置する駅や病院や図書館などの公共の場所が増えています。小さい蛇口をひねるとひっくり返した大きなガラス瓶からぼこっぼこっとアワがたち、使い捨ての紙コップ1杯分の水がおりてくる機能的な設備です。「水が健康に良い」といわれ始めて以来のことです。
道行く人すべてに無料で飲み水を供給する昔からの文化がある暑い国とは背景が違いますよね。
日本の公園にも水飲み場はたいていありますね。やはり暑い国ならではの公共サービスなのでしょう。ただし、日本の機能的水飲み場はこんなに美的な工夫がない!
そういえば日本の水飲み場の水の出る口は必ず飲みやすいように上を向いていますね!
スペイン、じゃなくてカタルーニャで見たものはすべて普通の水道のように下向きでした。
直接口で受けるのではなく、カップかボールで受けて飲むことを想定しているからではないでしょうか。
もしかしたら各家庭に水道どころか井戸もなかったずいぶん昔の共同井戸の名残のような物件なのかもしれません。水飲み場として機能しているので、各家庭に水道がひかれた今も利用され続けている、とか?
バルセロナの水飲み場は古そうなものと比較的新しそうなものが混在しているようです。
古いものは水道設備が整う前から井戸水でもくみ上げて給水していたのでしょう。
息子が住んでいる通りの3面水飲み場は感傷的な「花売り娘」の銅像付きです。
背景はビール酒場です。
左側に、フラッシュを使ったために白く飛んでしまったいかがわしい電光看板があります。
フラッシュなしで撮ったストリップ劇場の看板です。
英国では、たとえどんなに場末の繁華街でも女性のヌードが看板になって公共の目にさらされるということは絶対にありません。バルセロナは歴史と文化を誇る国際観光地なのですが!驚くべき話です。
話がどんどん飛びますが、同じく息子が住んでいるいかがわしくて楽しそうなこの通りの不愉快な名前のレストランというか、スナック・バーです。
こうなったらついでです。同じ通りの始まりにはバルセロナのガウディ建築めぐりには見落とせない
Palau Guell という正面が一見、無機質で地味な歴史的建築物があります。入る機会はありませんでした。
スペイン語、というかカタルーニャ語の表記に欠かせないアルファベットの上につく「テンテン」とか「イモムシ」とかアクセントをつけてこのブログに表記する方法が分かりません。
わかり次第現地語表記を書き直すつもりです。
「わかり次第現地語表記を書き直すつもりです。」
凄いですね
まだ 貴女のblogを僕は読み終わってないのですよ
でも楽しい水飲み場 有り難う ございます