...日本にはまだ知られていないと思ってこう書き始めたら、あらら、健康にいいフルーツとしてとしてすでに市場に出ているようですね。
食用ほおずきで検索したらたくさんのヒットがありました。
まあ、イギリスで、ほどは普及していないようなので紹介に値するかと思います。
和名はブドウほおずきというそうです。
イギリスでは、昔からエキゾチック・フルーツとしてけっこうよく食べられています。
いつもあるわけではありませんが、スーパーマーケットでも売られています。
フィサリス physalis という名前で出回っています。
ラテン語か何か、植物の分類名みたいですね。
ちなみに、ウィッキピーディアで見つけた Cape gooseberry という英語名が使われているのを聞いたことはありません。
2月にシュルーズベリーに行った時、駅のそばの坂の途中の八百屋さんで小さなかご入りを買いました。
(ぐるりんと曲がった大きなバターナッツスクオッシュが下がっている例の八百屋さんです)
70ペンス、安かったです。
日本のほおずき市で売られている「観賞用」のほおずきはガクの部分が鮮やかなオレンジ色ですが、この食用は薄い緑です。
お店に出回るころには乾燥して薄いオリーブ・グリーンに変色しています。
あまずっぱくて、えぐみがかすかにある完熟トマトのような味で、果物としてそのまま食べるのが一般的ですが、おしゃれなコンチネンタル風の盛り付けのレストランで付け合わせに出てきたことがあります。
初めて食べた息子がおいしい!といったのでまた買ってこようと比較的高級目のスーパー、セインズベリーに行ってみたのですが売られていませんでした。
ウェッブサイトでは100g パックが1ポンドで常時販売されているということなのですが....
ちなみに、例のシュルーズベリーのバターナッツ・スクオッシュの八百屋さんに戻ってみた時にはおいてありませんでした。
お店の人に聞いてみたら旬ではないとのこと。
セインズベリ―のはエクアドルかインド産だそうです。
以後時々、セインズベリーで探しているのですが、みませんね。
いくつかつまんで食べた後、サラダといっしょに食べてみました。
南米原産。イギリスでは18世紀から国内で生産され、食べられているという記録があるそうです。
耐寒性の多年植物です。
イギリスでも育ちます。
.....というより、イギリスより冬の寒さが厳しい東京で(観賞用のが)育つのですからイギリスで栽培が容易なのは当然のことです。
数年前から気になっている、前庭に日本でよく見る観賞用ほおずきが好き勝手に繁殖しているストックポートタウンセンター近くの住宅です。
夏にオレンジ色のちょうちん状態の時に写真を撮るべきでしたね。あ、この観賞用のオレンジのは英語でチャイニーズ・ランターンChinese Lantern といいます。・チャイニーズ・ランターンはちょうちんのことです。
冬の枯れた「網ちょうちん」状態も風情があって楽しいです。
けっこう前の写真です。
3月初め頃に撮りました。