今日の話題はイヌです。
12歳以下の子供を連れてきてはいけない決まりですが(危ないからでしょうね)、イヌはいいみたいです。
バランティアの一人が連れてきたイヌが元気いっぱい走り回って積極的に手伝いをして...いませんでしたね。
ちなみに、昨日から多くの学校の新学期(新学年度)が始まったようです。
長い休み明けの月曜日を先生たちのミーテイングや設備のメインテナンスに充てる「インセット・ディ」にあて児童生徒が登校するのは翌日か翌々日になっている学校も多いようです。
ティーンエイジャーの子供を連れてきているボランティアもいました。
ボーダー・コリーのキューバは人なつこいイヌです。
寄付品の大量のぬいぐるみを支援物資に加えるかはちょっとした議論の的になっています。
廃棄するしかない衛生上問題ありの、赤ちゃんや子供たちに愛された使い古しのぬいぐるみをもらってご機嫌なキューバ。
忙しく働くボランティアをめぐって、ぬいぐるみを投げてほしい、と激しくおねだりをしてまわります。
繰り返し相手になってやった私を特に気に入ってくれたらしく、投げても投げても戻ってきて、仕事になりません!
くたくたのテディベアと赤ちゃん用の蚊取り線香のような螺旋、投げると4本足で着地するパッチワークのゾウのエルマー、それに「ジャングル物語」に出てくるクマのキャラクターの計4個のぬいぐるみを手に入れたようです。
ボーダーコリーは英国の牧羊犬です。
今でも牧羊犬として活躍している、世界で一番頭がいい、というか人の命令をよく理解する犬種として知られているそうです。
シェパード(羊飼い)の非常に複雑な口笛の合図を理解してヒツジの群れを正確に誘導する知性はスゴいとしか言いようがありません。
ボランティア活動に参加したキューバは建設的な作業には貢献せず、息を切らせて投げてもらったぬいぐるみを持って戻ってくるという任務を熱心に遂行し続けました。
私のおしりに後ろから唾で濡れたぬいぐるみを押し付けて催促します。
「じゃあ、投げてあげるからそれかして」と日本語で言ってもしっかりとくわえて離しません。
まあ、ちょっと待てばそのうち口から離して床に置き、私に拾って投げろと目で語りかけるのですが...
飼い主は「Drop! 落とせ!」という命令で投げてもらうものを放すようにしつけているようです。
私も「ドロップ!」と言ってみたら直ちに私の足の上にぬいぐるみを落としました。
忙しくて無視していたら、かまってくれそうな別の人を見つけて催促し始めます。
その人たちがかまってくれなくなるとまたすぐ私のところに戻ってきます。
....物資を詰めた箱のごく一部です。
ベビーカーや、新品のバシネット(モーゼス・バスケットともいう、持ち運びできるイグサで編んだカゴベッド)など育児用品の寄付が週末をはさんでグーンと増えていました。
台車で運び込まれて積み上げられた寄付品の小山と...
それを取り分けていくボランティアの人たちです。
キューバの飼い主は支援活動の運営にもかかわっているボランティアです。
いったいどのくらいの物資が必要なのか、難民の総数やマンチェスターに到着した難民たちは今どうしてるのかなど興味があったので質問したのですが、何もわからないそうです。
今のところホテル住まいの難民たちを自治体とボランティア団体が協力し合って、住まいと仕事を見つけるまで世話をする予定だそうです。
支援物資の寄付品はどんどん途切れることなく到着します。
支援団体はこのCare 4 Calais だけではありません。
先週の記事のリンクです☟ぜひ読んでください。
アフガン難民への支援物資の仕分け箱詰め作業を手伝ってみた、国際社会のリーダーであるには不可欠な久々に見た英国の善意