今日は派遣会社P社のO氏にコンタクトを取った。
前回の契約が終わってからもう1ヶ月が経とうとしているが、電話をくれという連絡が朝方に携帯に入っていた。
「お仕事の件で」とあったが、具体的な話でないことはこれまでのO氏のやり口から見当がついた。
飛びつくように電話を返す前に、まず「前回の勤務先での私の評価」を1度整理しておきたい旨をメールした。
わずか1ヵ月半の仕事とはいえ、店は、メーカーは、そしてO氏自身は私という人間をどう受け止めたのか。
働きたいのはヤマヤマだが、ここが整頓されないと少なくともP社から次の話は受けられないと思った。
メールの後すぐにO氏から電話があった。
「要するにぶっちゃけの話をしてくれということですね?」という反応だった。
私が「そうだ」と返したので、O氏は答えてくれた。
曰く、店舗の評価は高かったが、メーカー側は自社の製品をあまり売ってくれなかったために評価が低かったとのことだった。
もう終わったことだから明らかにするが、私は三菱電機の人間という立場で、去年の10月末に出た「世界初のHDD+BD一体型テレビ」の販促のために呼ばれた。
初めて店舗に行って驚いたが、三菱の製品は80台内外並んでいるテレビの中でわずかに3台しかなかった。
この状態で三菱だけにこだわっていたら仕事にならないと直感した。
週5日勤務で来ている以上「店舗の売り上げに貢献」という方向に即座にアタマを切り替えた。
当初から「三菱の人間」という考えは半分捨てていたことになる。
ハッキリ言って、三菱電機が家庭用テレビを製造していること自体があまり世の中に知られていない。
実際にお客さんから「三菱ってテレビ作ってたんですね」という話もあったし、「あんまり宣伝とか見たことない」という話もイヤになるほど聞いた。
財閥系で大手と言われるメーカーながら、民生用のテレビにおいては正直マイナーであり、液晶テレビ全体のシェアからするとわずかに1%ソコソコなのだ。
そんな中でもなるべく自社の商品をすすめる努力はしたつもりだが、結果として数は少なかった。
三菱の名札をつけていたわけだから、謝れと言われれば謝るよりないのだろう。
三菱の製品は、カタログなどを調べれば調べるほど「けっこういいモノ作ってんじゃん」とは思う。
確かな技術や優れた機能がありながら、量販店においては私がいた店に限らず不当にも思えるほど実物が少ない。
営業はがんばっているのだろうと思うが、せっかくのいい商品なのに物がなくて取り寄せというだけでダメになる商談もあったりするのは非常にもったいない気がする。
三菱グループ全体としてどういうスタンスなのかは知らないが、特に宣伝活動に関しては工夫の余地があると思った。
他社がヤザワやフクヤマやサユリさんを起用する中、イメージキャラが「京都の舞妓さん」ではいかにもインパクトが薄いように思う。
上級機種を京都府の長岡京市で生産している関係だが、説明しないと誰も分からない。
話が横にそれてしまったが、O氏が私をどう評価したかというのは最後まであいまいなままだった。
会話のテンションが低い私のような人間が販売の場で結果を出したことに、いまだに合点がいかないようだった。
私自身も、たまたまテレビでは結果が出たが根本的には接客は向かないとは思う。
あえて言うなら、当初の「低評価」を何とかくつがえしてやろうと思ったのが最大の要因かもしれない。
たかが第一印象あたりで性格を決め付けてくる単純な人間に余計なことを言わせるわけにはいかなかった。
今日の話が済んで、どうしても私に積極的な評価をしたがらない担当にすがっていても何もならないと感じて少し憂鬱な気分になった。
もうP社の線はないかなと思って悶々としていたところに、意外なところから声がかかった。
家電方面ではないが、私にとってはかなり過去の経験が生きる仕事らしい。
近々条件面を詰めることになる。
自分でアレコレ動いてもいるものの、「声をかけたところ」ではなく、案外「声をかけてくれたところ」に決まってしまう展開も考えられる。
これからの数日は、人の縁の不思議さを感じる時間となるのかもしれない。
前回の契約が終わってからもう1ヶ月が経とうとしているが、電話をくれという連絡が朝方に携帯に入っていた。
「お仕事の件で」とあったが、具体的な話でないことはこれまでのO氏のやり口から見当がついた。
飛びつくように電話を返す前に、まず「前回の勤務先での私の評価」を1度整理しておきたい旨をメールした。
わずか1ヵ月半の仕事とはいえ、店は、メーカーは、そしてO氏自身は私という人間をどう受け止めたのか。
働きたいのはヤマヤマだが、ここが整頓されないと少なくともP社から次の話は受けられないと思った。
メールの後すぐにO氏から電話があった。
「要するにぶっちゃけの話をしてくれということですね?」という反応だった。
私が「そうだ」と返したので、O氏は答えてくれた。
曰く、店舗の評価は高かったが、メーカー側は自社の製品をあまり売ってくれなかったために評価が低かったとのことだった。
もう終わったことだから明らかにするが、私は三菱電機の人間という立場で、去年の10月末に出た「世界初のHDD+BD一体型テレビ」の販促のために呼ばれた。
初めて店舗に行って驚いたが、三菱の製品は80台内外並んでいるテレビの中でわずかに3台しかなかった。
この状態で三菱だけにこだわっていたら仕事にならないと直感した。
週5日勤務で来ている以上「店舗の売り上げに貢献」という方向に即座にアタマを切り替えた。
当初から「三菱の人間」という考えは半分捨てていたことになる。
ハッキリ言って、三菱電機が家庭用テレビを製造していること自体があまり世の中に知られていない。
実際にお客さんから「三菱ってテレビ作ってたんですね」という話もあったし、「あんまり宣伝とか見たことない」という話もイヤになるほど聞いた。
財閥系で大手と言われるメーカーながら、民生用のテレビにおいては正直マイナーであり、液晶テレビ全体のシェアからするとわずかに1%ソコソコなのだ。
そんな中でもなるべく自社の商品をすすめる努力はしたつもりだが、結果として数は少なかった。
三菱の名札をつけていたわけだから、謝れと言われれば謝るよりないのだろう。
三菱の製品は、カタログなどを調べれば調べるほど「けっこういいモノ作ってんじゃん」とは思う。
確かな技術や優れた機能がありながら、量販店においては私がいた店に限らず不当にも思えるほど実物が少ない。
営業はがんばっているのだろうと思うが、せっかくのいい商品なのに物がなくて取り寄せというだけでダメになる商談もあったりするのは非常にもったいない気がする。
三菱グループ全体としてどういうスタンスなのかは知らないが、特に宣伝活動に関しては工夫の余地があると思った。
他社がヤザワやフクヤマやサユリさんを起用する中、イメージキャラが「京都の舞妓さん」ではいかにもインパクトが薄いように思う。
上級機種を京都府の長岡京市で生産している関係だが、説明しないと誰も分からない。
話が横にそれてしまったが、O氏が私をどう評価したかというのは最後まであいまいなままだった。
会話のテンションが低い私のような人間が販売の場で結果を出したことに、いまだに合点がいかないようだった。
私自身も、たまたまテレビでは結果が出たが根本的には接客は向かないとは思う。
あえて言うなら、当初の「低評価」を何とかくつがえしてやろうと思ったのが最大の要因かもしれない。
たかが第一印象あたりで性格を決め付けてくる単純な人間に余計なことを言わせるわけにはいかなかった。
今日の話が済んで、どうしても私に積極的な評価をしたがらない担当にすがっていても何もならないと感じて少し憂鬱な気分になった。
もうP社の線はないかなと思って悶々としていたところに、意外なところから声がかかった。
家電方面ではないが、私にとってはかなり過去の経験が生きる仕事らしい。
近々条件面を詰めることになる。
自分でアレコレ動いてもいるものの、「声をかけたところ」ではなく、案外「声をかけてくれたところ」に決まってしまう展開も考えられる。
これからの数日は、人の縁の不思議さを感じる時間となるのかもしれない。