私の出身高校の同級生に「オールD」なる奇怪な集団があった。
一人一人は能力もあるし志も高い人間ばかりだったと思っているが、そのメンバーで群れている時の何ともいえないマイナスのエネルギーには正直辟易していた。
他人が入り込めないかのような雰囲気と身勝手な自分たちルールでの振る舞いには実は多くの人間がマユをひそめていたように思う。
昨年夏に同級会が行われた時もその本質は何ら変わっていなかった。
大いなる内輪ノリ集団としか私は思っていないが、学年の中で時にある一定の発言力すら持っていたから恐ろしい。
個人にバラせば特にそれぞれがクセが強いわけではなく、最近になって話せるようになった人間もいるくらいだが、集団としてのオールDに近づくことは今もって難しい。
わずか二十数名のわが部署にもあからさまな派閥がすでに存在していて、派閥間の仲は非常に悪い。
派閥の中身がどこまで一枚岩なのかははっきりしないが、とりあえずどこかに「属して」いることが社内で生きるすべと言うならそれも仕方がない。
中には風見鶏のごとくにどちらにもいい顔をしようとする御仁もいてあきれるばかりである。
こうなってくると、集団Aでどこかへ飲みに行く、あるいは行ったとなっても社内ではおいそれと話題にできない。
集団Bの耳にでも入ろうものなら、Aのメンバーとして行った人間はイヤミの一つも言われるか何かの被害に必ず遭うし、その逆も然りである。
個人的には、自分たちでお金を出し合って楽しんだのだから、うらやましがられたとしても堂々として逆に自慢の一つもカマしてやればいいと思うのだが、全体のことを考えるとあまり「非公式」の飲みのことは今後あまり口にしないほうがいいようである。
私はもともと群れるのが嫌いで、仕事中はずっと一人でも何とかなると思う。
もちろん仲のいい人も何人かはいて、仕事に対する問題意識など共有できる部分が多いから一緒にいることは多い。
しかしあくまでも「是々非々」の立場で接しており、いつもどんな状況でも「ベッタリ」ということではない。
群れを作りたがる人というのはそのあたりを何となくあいまいにしてしまいがちで、馴れ合いを好む。
しかし、属していないと安心できないということでは精神的に自立した人間とはとても言えない。
本心とは裏腹に仕方なく引きずられているだけだとしても、である。
わずかな人数の部署、何とかみんな仲良くはできないかとも思うのだが、私から見てかなり屈折した性格の人間が多いことから、かなわぬ夢としてそこはあきらめざるを得ない。
他人にとらわれることなく自らの仕事に日々向かっていくしかないのだろう。
一人一人は能力もあるし志も高い人間ばかりだったと思っているが、そのメンバーで群れている時の何ともいえないマイナスのエネルギーには正直辟易していた。
他人が入り込めないかのような雰囲気と身勝手な自分たちルールでの振る舞いには実は多くの人間がマユをひそめていたように思う。
昨年夏に同級会が行われた時もその本質は何ら変わっていなかった。
大いなる内輪ノリ集団としか私は思っていないが、学年の中で時にある一定の発言力すら持っていたから恐ろしい。
個人にバラせば特にそれぞれがクセが強いわけではなく、最近になって話せるようになった人間もいるくらいだが、集団としてのオールDに近づくことは今もって難しい。
わずか二十数名のわが部署にもあからさまな派閥がすでに存在していて、派閥間の仲は非常に悪い。
派閥の中身がどこまで一枚岩なのかははっきりしないが、とりあえずどこかに「属して」いることが社内で生きるすべと言うならそれも仕方がない。
中には風見鶏のごとくにどちらにもいい顔をしようとする御仁もいてあきれるばかりである。
こうなってくると、集団Aでどこかへ飲みに行く、あるいは行ったとなっても社内ではおいそれと話題にできない。
集団Bの耳にでも入ろうものなら、Aのメンバーとして行った人間はイヤミの一つも言われるか何かの被害に必ず遭うし、その逆も然りである。
個人的には、自分たちでお金を出し合って楽しんだのだから、うらやましがられたとしても堂々として逆に自慢の一つもカマしてやればいいと思うのだが、全体のことを考えるとあまり「非公式」の飲みのことは今後あまり口にしないほうがいいようである。
私はもともと群れるのが嫌いで、仕事中はずっと一人でも何とかなると思う。
もちろん仲のいい人も何人かはいて、仕事に対する問題意識など共有できる部分が多いから一緒にいることは多い。
しかしあくまでも「是々非々」の立場で接しており、いつもどんな状況でも「ベッタリ」ということではない。
群れを作りたがる人というのはそのあたりを何となくあいまいにしてしまいがちで、馴れ合いを好む。
しかし、属していないと安心できないということでは精神的に自立した人間とはとても言えない。
本心とは裏腹に仕方なく引きずられているだけだとしても、である。
わずかな人数の部署、何とかみんな仲良くはできないかとも思うのだが、私から見てかなり屈折した性格の人間が多いことから、かなわぬ夢としてそこはあきらめざるを得ない。
他人にとらわれることなく自らの仕事に日々向かっていくしかないのだろう。