わが部署の仕事は基本的に受け身なので、毎日の仕事量を正確に予想するのは難しい。
その日その日で、工場からあがってきたものを即座に出すとか、売り上げの数字を作るためだけのような出荷が急に入るとか、とにかく一日をあらかじめ読み切ることは誰にもできない。
もう月末も近くなっているので、今日はある品目で数字作りのための出荷があった。
その段取りが午後の後半、15時近くになって急に来たので、スンナリ終わる予定だった流れがやや後ろに倒れることになった。
このような急な仕事がある時も、特に全体にアナウンスはない。
ともにリーダー格であるIw氏とTa氏が午後の小休憩の間にイソイソと準備をして、休憩明けにみんなが「えー!」というのが今日の光景であった。
この二人は大変な仲良しさんで、午前と午後に一回ずつある15分程度の小休憩ではまず休まないで仕事をしている。
昼の休憩に入る12時になってもすぐには昼食には上がらないで何事かゴソゴソやっている。
どんなにヒマでも、逆に忙しくてもまったく振る舞いが同じだから、どうしてもメリハリがないように見えてしまう。
Iw氏は私と同じセクションに属していて、リーダーとしては孤立していることは何度も書いているが、Ta氏のほうは部下といえばほとんどが女性で、それなりのコミュニケーションは取っており評判は悪くないようである。
ただ、私がいるセクションも含めた男性陣とはどうかといえば、下らない話も含めてコミュニケーションはやはりほとんどしない。
微妙に状況には違いはあるものの、両名ともお互いどうしのみが館内で心を開ける存在だから、他の人間とバカ話をしているよりは一緒になって「仕事に逃げている」ほうがラクということだろうと思う。
こんな調子のリーダーだから、話すことといえば仕事の指示だけである。
さらにタチの悪いことに、何かをしてほしいならハッキリ言えばいいものをそうしない。
他人に10の事柄をしてほしいのに、5しか伝えないで人を動かそうとするから、こちらは表に出てこない残りの5をいちいちくみ取らなくてはならず非常に疲れる。
言葉が少なくても「アレ」とか「ナニ」とかで通じる場合もあるが、それは日頃のコミュニケーションの積み重ねがあったればこそである。
それがまったくない状態では、伝える側の努力が少しでも足りないと相手には何も伝わらない。
仕事以外のコミュニケーションがどうしてもイヤなのなら、せめて仕事の指示はハッキリと言葉を尽くしてやってほしい。
「伝」という字は、「人が云う」と書く。
「云う」ことを避けるというなら、それはリーダーとしての職務怠慢か能力不足である。
両名とも、少なくとも「元気ハツラツ」にはとても見えない毎日なので、疲れているかモチベーションがもうないかのどちらかだろう。
今の立場を全うする気力がないのなら即刻「一兵卒」として出直してほしいものである。
その日その日で、工場からあがってきたものを即座に出すとか、売り上げの数字を作るためだけのような出荷が急に入るとか、とにかく一日をあらかじめ読み切ることは誰にもできない。
もう月末も近くなっているので、今日はある品目で数字作りのための出荷があった。
その段取りが午後の後半、15時近くになって急に来たので、スンナリ終わる予定だった流れがやや後ろに倒れることになった。
このような急な仕事がある時も、特に全体にアナウンスはない。
ともにリーダー格であるIw氏とTa氏が午後の小休憩の間にイソイソと準備をして、休憩明けにみんなが「えー!」というのが今日の光景であった。
この二人は大変な仲良しさんで、午前と午後に一回ずつある15分程度の小休憩ではまず休まないで仕事をしている。
昼の休憩に入る12時になってもすぐには昼食には上がらないで何事かゴソゴソやっている。
どんなにヒマでも、逆に忙しくてもまったく振る舞いが同じだから、どうしてもメリハリがないように見えてしまう。
Iw氏は私と同じセクションに属していて、リーダーとしては孤立していることは何度も書いているが、Ta氏のほうは部下といえばほとんどが女性で、それなりのコミュニケーションは取っており評判は悪くないようである。
ただ、私がいるセクションも含めた男性陣とはどうかといえば、下らない話も含めてコミュニケーションはやはりほとんどしない。
微妙に状況には違いはあるものの、両名ともお互いどうしのみが館内で心を開ける存在だから、他の人間とバカ話をしているよりは一緒になって「仕事に逃げている」ほうがラクということだろうと思う。
こんな調子のリーダーだから、話すことといえば仕事の指示だけである。
さらにタチの悪いことに、何かをしてほしいならハッキリ言えばいいものをそうしない。
他人に10の事柄をしてほしいのに、5しか伝えないで人を動かそうとするから、こちらは表に出てこない残りの5をいちいちくみ取らなくてはならず非常に疲れる。
言葉が少なくても「アレ」とか「ナニ」とかで通じる場合もあるが、それは日頃のコミュニケーションの積み重ねがあったればこそである。
それがまったくない状態では、伝える側の努力が少しでも足りないと相手には何も伝わらない。
仕事以外のコミュニケーションがどうしてもイヤなのなら、せめて仕事の指示はハッキリと言葉を尽くしてやってほしい。
「伝」という字は、「人が云う」と書く。
「云う」ことを避けるというなら、それはリーダーとしての職務怠慢か能力不足である。
両名とも、少なくとも「元気ハツラツ」にはとても見えない毎日なので、疲れているかモチベーションがもうないかのどちらかだろう。
今の立場を全うする気力がないのなら即刻「一兵卒」として出直してほしいものである。