仕事らしい仕事がなくタダもらいのような月末日の翌日は、一転して大量の出荷がある。
週末金曜に重なったとはいえ、毎月の1日というのは一筋縄では収まらない。
しかし、館内の機器入れ替えによって作業スピードは間違いなくアップしていて、長時間の残業もと思われたところが案外短時間で済んだ。
何度も書くように、会社が投資して効率を上げてくれているのだから、いたずらに時間外にならないように段取りをすることが全体の意識として必要だろう。
さて、毎日のように信じられないようなことが起きるわが部署だが、今日も思わず卒倒しそうになる出来事があった。
自動倉庫を担当していたM氏が、昼休みの真ん中にやってきたトラックの荷物を受け付けた。
受け付けたはいいが、封筒に入っている納品書と現物をチェックするのではなく、単に運ばれてきたダンボールの数と運送会社の送り状とを照らし合わせてそれでヨシとして受領書を渡しトラックを帰してしまった。
M氏は日頃外部から入ってくる製品の受付をまったくやらないわけではない。
それなのに入ってきた物の中身を「見なかった」というのは、まず倉庫で働く者としての基本から逸脱しておりあまりにお粗末である。
荷物を持ってきた運転手が待っていることで焦ったのかもしれないが、そこで自分で勝手な判断をして、結果的に最悪のやり方をした。
そもそも昼休みの真ん中にやってきたのなら13時まで待たせるか、今日は忙しかった自動倉庫に集中する意味でも私を含め日頃から外部入庫をやっていてより慣れている人間に任せるべきだった。
製品そのものと納品書が一致しないことなどザラにある。
もしそうだとすればもっと大変なことになっていた。
氏のわが部署でのキャリアはあと数ヶ月で2年になる。
それだけ時間が経っていても、文字通りの「一丁目一番地」とも言えることが今日はできなかった。
2年も同じ場所に来て毎日仕事をしてきて、日々蓄積されているものが果たしてあるのかとすら思う。
その場その場、都合が悪い時は他人を頼んでやり過ごし、一向に仕事は上達せず、つまらないミスをしては周囲の失笑を買って、半ばあきらめられているのが氏の現状である。
これで周囲の意見を聞く気があればまだマシなのだが、誰から何を言われても気のない反応をするだけで、事が済めば「あ~、疲れるな~」などとブツクサ言っているだけなので始末が悪い。
私と入社時期が近いため、いわば「同期」として何とかなっていってほしいとは思うのだが、つまらないプライドばかりが先に立って仕事に対する貪欲さが入ってきた時からまったく見られないままである。
いくらわが社のお偉方の紹介で入ってきたとはいえ、本人のスキルが日々の仕事に間に合わなければ結果的に紹介者の顔に泥を塗ることになる。
部署の上は当面静観を決め込んではいるが、もう少し危機感を持ってもらわないと早晩見切りを付けられることにもなりかねない。
氏の職業人としての時間が悔いの残るものにならないでほしいというのがせめてもの願いである。
週末金曜に重なったとはいえ、毎月の1日というのは一筋縄では収まらない。
しかし、館内の機器入れ替えによって作業スピードは間違いなくアップしていて、長時間の残業もと思われたところが案外短時間で済んだ。
何度も書くように、会社が投資して効率を上げてくれているのだから、いたずらに時間外にならないように段取りをすることが全体の意識として必要だろう。
さて、毎日のように信じられないようなことが起きるわが部署だが、今日も思わず卒倒しそうになる出来事があった。
自動倉庫を担当していたM氏が、昼休みの真ん中にやってきたトラックの荷物を受け付けた。
受け付けたはいいが、封筒に入っている納品書と現物をチェックするのではなく、単に運ばれてきたダンボールの数と運送会社の送り状とを照らし合わせてそれでヨシとして受領書を渡しトラックを帰してしまった。
M氏は日頃外部から入ってくる製品の受付をまったくやらないわけではない。
それなのに入ってきた物の中身を「見なかった」というのは、まず倉庫で働く者としての基本から逸脱しておりあまりにお粗末である。
荷物を持ってきた運転手が待っていることで焦ったのかもしれないが、そこで自分で勝手な判断をして、結果的に最悪のやり方をした。
そもそも昼休みの真ん中にやってきたのなら13時まで待たせるか、今日は忙しかった自動倉庫に集中する意味でも私を含め日頃から外部入庫をやっていてより慣れている人間に任せるべきだった。
製品そのものと納品書が一致しないことなどザラにある。
もしそうだとすればもっと大変なことになっていた。
氏のわが部署でのキャリアはあと数ヶ月で2年になる。
それだけ時間が経っていても、文字通りの「一丁目一番地」とも言えることが今日はできなかった。
2年も同じ場所に来て毎日仕事をしてきて、日々蓄積されているものが果たしてあるのかとすら思う。
その場その場、都合が悪い時は他人を頼んでやり過ごし、一向に仕事は上達せず、つまらないミスをしては周囲の失笑を買って、半ばあきらめられているのが氏の現状である。
これで周囲の意見を聞く気があればまだマシなのだが、誰から何を言われても気のない反応をするだけで、事が済めば「あ~、疲れるな~」などとブツクサ言っているだけなので始末が悪い。
私と入社時期が近いため、いわば「同期」として何とかなっていってほしいとは思うのだが、つまらないプライドばかりが先に立って仕事に対する貪欲さが入ってきた時からまったく見られないままである。
いくらわが社のお偉方の紹介で入ってきたとはいえ、本人のスキルが日々の仕事に間に合わなければ結果的に紹介者の顔に泥を塗ることになる。
部署の上は当面静観を決め込んではいるが、もう少し危機感を持ってもらわないと早晩見切りを付けられることにもなりかねない。
氏の職業人としての時間が悔いの残るものにならないでほしいというのがせめてもの願いである。