カブと豚ひき肉のそぼろ餡かけ ～旬の食材を隅々まで食べる～

今の時季に旨みを発揮する蕪（カブ）は、春（３～５月）と秋（10・11月）に旬を迎えるが、千葉産のカブは12月に最盛期を迎えるという。同県が台風で大打撃を受けたのは記憶にも新しいし、一刻も早い復旧をお祈りする。不幸中の幸いで、いくらか被害が少ない場所もあり、美味しい旬のカブに千葉県産の表記があった。春ものは柔らかく、秋ものは自然な甘みが美味しい特徴を持っている。





本日は「カブと豚ひき肉のそぼろ餡かけ」を作る。このお料理の特徴は身も心もあったまることで、冬に食べるとほかほかしてくるし、熱々とろとろの餡が相乗効果を生んで150％の味わいを感じさせてくれる。カブに動物性の旨みを加えると、さらに美味しく仕上がるというもので、ひき肉だけでは物足りないので素人は単純明快に創味シャンタンを採用。





剥いたカブの皮でカブ皮のキンピラを作れば、最高のご飯のお共になるし、白ご飯のお替り１杯はかたい。カブの葉っぱは糠漬けにして、冷蔵庫で１週間ほど漬け込めば、ビタミンアップで、成分的にも風邪ひきさんを予防してくれるだろうし、これで白ご飯のお替り２杯目はかたい。



塩で揉んだカブの葉っぱを油炒めに、白い実部分を酢漬けにしても季節感は充分に味わえる。旬のものを頂くのは、四季のある日本では理に適った食物のとり方だと記憶しておくと良いだろう。今が旬の「小カブ」は捨てるところがなく、隅々まで調理でき重宝するのでお試しあれ。

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