新聞拾い読み
新聞を読むのはただ情報を得るだけではない。素敵な言葉や含蓄のある言葉、触発される言葉に出会える楽しみからである。最近出会った言葉を紹介しよう。
朝日新聞7月11日「折々のことば」から。「政治が『みんなにかかわる問題』についての決定だとすると、……多数決もあれば交渉やお委(まか)せもある。そこで重要なのは結論の『正しさ』ではなく、決め方に『納得』がゆくかどうかだ」。何でも多数決(数の論理)だと思い込んではいなかったか。
もう一つ。7月10日「リベラルは共闘下手?」の見出し記事。「左派やリベラルは知識人。頭でつながっている人たちです。自分が一番頭がいいと思っているので、衝突する……逆に政権支持派は胃袋でつながっている。権力についていることが目的化しているので、いや応なくまとまる。自分を殺せる。じつに頭VS.胃袋」。「胃袋」すなわち「欲」、なるほど実に分かりやすい。
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