古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

会員募集

2023-07-11 21:38:27 | 日記

 

 水前寺古文書の会

 水前寺古文書の会は2022年5月30日をもって解散します。
コロナ感染症の長期化のために読み合わせ会が開けず、そのために会員減少なとが起こり
会の維持が困難になったからです。
ただし、ブログは今後も維持します。毎日100人前後の人が閲覧しているので、記事は更新しつづけます。(管理人)

 


鶴亀句会 6月例会    2023-6-16

2023-07-11 21:01:45 | 植物
鶴亀句会6月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  9 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 夏木立
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ

礁舎選

昼散歩蔭を求めて夏木立      一 九
田原坂古戦場跡の夏木立       〃

幾星霜耐えて今ある夏木立       和 作 
ウオーキング木立の陰に汗を拭く   〃

でで虫の歌聴かせても殻の中    小夜子
ビル街のヒナ巣立ち行く夏木立    〃

夜明け前深く息する夏木立     田の子
夏木立ワシワシ音す肥後の空     〃

夏木立透けて定時の新幹線     良 一
並び合い氏神様の茅の輪かな     〃

クール便千葉の枝豆さあ一杯    純 子
見上ぐれば空青々と夏木立      〃

大空におほむらさきを放ちけり   優 子
人去りて香りのこして夏木立     〃

幼な子の駆け回る声夏木立     菊 子
夏木立キッズシニアの散歩道     〃

道の辺の落梅いつか青は黄に    宣 子
待ちわびし本到着す梅雨最中     〃

百貨店前の舗道の夏木立      礁 舎
蜂来れば蜂を喜び茄子の花      〃


鶴亀句会5月例会 2023-5-19

2023-06-11 21:41:18 | 鶴亀句会
鶴亀句会5月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  9 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 風薫
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 薫風や雑誌を顔にひと寝入り    一 九
 薫風やアロハが似合ふ屋台酒     〃
 
 風薫る神宮の森にホームラン     良 一
 夕焼を後光の如く普賢岳        〃
 
 白壁の長し新樹の城眩し       小夜子
 紅をひきちよつとそこまで白日傘    〃
 
 深緑肥後の薫風力あり        タヅ子
 薫風や暑さに遠き句読点        〃
 
 ウォーキング林道抜けて風薫る    純 子
 線路脇沿ふて疎らや蛇莓             〃 
 
 ふるさとのあの川恋へば風薫る    優 子
 旧友のふいのおとづれ新茶くむ     〃 
 
 畦塗りを終へし田の面の風薫る    和 作
 薫風の町も野山も生き生きと      〃
 
 どくだみの白一面の庭となる     宣 子
 哲医師の告ぐ憲法は吾が護り      〃
 
 聖人の白亜の像や風薫る       礁 舎
 水馬のけふも生まるる濁り水        〃
 
 

鶴亀句会4月例会  2023-4-21

2023-05-07 14:10:29 | 膝栗毛三編
鶴亀句会4月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  9 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 春深し
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 春深し古き友逝く一人旅      和 作
 癌見舞ふ庭広くして草若葉      〃
 あら嬉し筍づくし晩ごはん     純 子
 麗らかや船頭唄う川下り       〃
 胃カメラのモニター見入る春灯下  優 子
 陽炎に歪みて黒きドーベルマン    〃
 春深し草野球の子のペッパーミル   小夜子
 青空を円く映してシャボン玉     〃
 春深し遠友(とも)の便りと鳩サブレ  良 一
 桜しべマスク外して立ちばなし      〃
 新入生色とりどりのランドセル   一 九
 野火を得てやがて新緑阿蘇五岳    〃
 あと少し我に力を桜花       宣 子
 花冷や親友(とも)の訃報の突然に     〃
 筍を湯がく間も孫思う       菊 子      
 菜種梅雨杖の代わりの傘広げ     〃
 菜園の人去りてより蝶の昼     礁 舎
 木漏れ日といふ明るさに著莪咲けり  〃
 

鶴亀句会3月例会  2023-3-17

2023-03-28 22:07:36 | 鶴亀句会
鶴亀句会3月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  8 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 春めく
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 
白梅は父の卒寿の記念木         一 九 
春めくやコート手に持つバスの中      〃
 
上枝(ほつえ)にはさくらの蕾脹らみて  良 一
想い出は勿忘草の瑠璃のごと         〃
 
老木や一輪の花見つけたり       和 作
春めきて浮き足渋谷の交差点       〃
 
二ン月に掘り立て筍よくもまあ      宣 子
垣根越し左白蓮右桜           〃
 
春めくや枝を揺らして庭雀       優 子
猫花見小さき小ひさき黄水仙       〃
 
蓋付きの父の湯飲みや春炬燵      小夜子
乳母車公園デビュー春めけり       〃
 
我先に顔を出したるものの芽よ     純 子     
春めくや風呂の温度を1度下げ      〃 
 
河川公園の処々に青める柳かな     礁 舎
畑てば蚯蚓でて来て今日は        〃
 
 

鶴亀句会2月例会  2023-2-17

2023-03-08 13:48:04 | 鶴亀句会
鶴亀句会2月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  8 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題  梅
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
 
礁舎選
 天神の飛び梅咲いて春を知る       一 九
 白梅は父の卒寿の記念木           〃
 
 群れなして西日に向かふ寒鴉        良 一
 ビルの間(ま)に新雪眩し普賢岳       〃
 
投げ入れや凛と引き立つ梅古木       純 子
女子高生残雪撒いて笑ひ転(こ)け     〃
 
紅梅やあの人偲ぶ夢しばし          和 作
梅が香を連れて去りゆく永の友       〃
 
梅手折りかつ散る花や猫の背に     優 子
初雪や咲きはじめたるミモザの黄      〃
 
五十年家に寄り添ふ梅一樹          洋 子
初冠雪阿蘇全山の静かさよ           〃
 
邂逅に別れの運命春さむし     小夜子
病院の受付飾る紙雛(ひひな)     〃  
 
きさらぎの藪うつくしく透けてをり  礁 舎
豆つぶて一身に受け鬼あはれ         〃
 

鶴亀句会1月句会  2023-1-20

2023-01-22 21:39:01 | 植物
鶴亀句会12月例会 平川礁舎選
句会場         パレア
出席人数  5 人(不在投句者6人)
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題  初○○
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 
霧晴れてどんどの煙のぼりゆく   宣 子
初暦めくれば何故か胸躍る      〃
 
今か今かと待ちわびし本初買ひへ  純 子
エピソード聞くも涙の初笑ひ     〃
 
新年や亀年なきを問ふ曾孫     武 敬
初売や客殺到の福袋         〃
 
マンションの人来ぬ門の松飾り   和 作
若き日は年の数ほど食いしひし餅   〃
 
晴れやかな社内放送発電者     優 子
千羽鶴折れば更けゆく冬の夜     〃
 
また一羽庭下駄近く寒雀      小夜子
恙なく一人のたつき冬菫       〃
 
平穏の日々を願ひて初詣      安月子
蒼天に煌めく千木や初景色      〃
 
初お札差し出す巫女の白き指    洋 子
新春や土鈴のうさぎ鳴兔       〃
 
冬夕焼人の通らぬ世安橋       良 一
公園のベンチにそよと六花(むつのはな)  〃
 
書き初めは筆ぺん文字の写経かな   一 九
初詣コロナ退散今年こそ        〃
 
駅伝の襷なびかせ東海道       礁 舎 
階段を女が登る寒さかな        〃
 
 
 
 
 

鶴亀句会12月例会  2022-12-16

2022-12-29 21:23:06 | 植物

鶴亀句会12月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  11 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  師走

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

雑踏を抜けて師走の喫茶店   小夜子
若き日の記憶埋めて山眠る    〃

百畳に響く読経や親鸞忌    安月子
百選の渚極めし冬入日      〃

寒風やワクチン5回目完了す  宜 子
それぞれの家風あるらし吊るし柿 〃

師走よな車連なる夕間暮    良 一
加湿器の湯気のほのかに賀状書く 〃

喫茶店一人楽しむクリスマス  一 九
厳しさの街に漂う師走風     〃

早師走喧噪間近道の駅     純 子
はたき掛け姐さん被り師走かな  〃

冬鳥の命あふるる浮寝かな   洋 子
共白髪大事な余生日短か     〃

本題は追伸にあり野菊晴    優 子
透明な空に太きや木守柿     〃

期限まで投句の出来ぬ師走かな 和 作
忙しさ時計止めたき師走かな   〃

白菜の八分の一売る八百屋   武 敬
七秒で着替え完了冬の朝     〃

数へ日や午後のカラオケ盛り上がり 礁 舎
タンバリン鳴らし伝道街師走     〃

 


鶴亀句会11月例会 平川礁舎選 2022-11-18

2022-12-04 15:59:40 | 鶴亀句会

鶴亀句会11月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  11 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  小春

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

七五三晴れ着の下はスニーカー      純 子
鍋つつき締めは雑炊酒も締め        〃

小春日の今日はここまで庭仕事      小夜子
病む母に林檎摺りゐし父の背(せな)    〃

花ジンジャー白際やかに咲き匂う     宣 子
小春日や友のかごとの長電話        〃

逃げてゆく落葉を風の追ひ掛くる     優 子
小春日の猫とだらだら過ごしけり      〃

行く秋や小さな焚き火栗を焼く      一 九
マフラーの色いろいろや女高生       〃

ゆうゆうと阿蘇の煙よ小六月       良 一
霜月や雲に紛れて宇土半島         〃

師の遺徳日に新たなり菊日和       安月子
疲れゐる姿のままにうらがるる       〃

新米に幽かに残るうすみどり       洋 子
一羽翔ち一斉に翔ち稲雀          〃

大窓を開けて小春日和かな         興

鉢植えを玄関に寄す冬支度        和 作
焼き香りさそわれて買ふ痩さんま      〃

城内の且つ散る桜もみぢかな       礁 舎
境内を抜けて近道神の留守         〃


鶴亀句会10月例会 2022-10-21

2022-11-05 17:21:53 | 鶴亀句会

鶴亀句会10月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  身に入む

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

千枚田境織りなす彼岸花         一 九
秋晴れや郷土の誉れ三冠王         〃

使い切る水彩絵の具秋惜しむ       優 子
霧深きより黒猫の現はるる         〃

行ってらっしゃいドア越しの風身に入みる 純 子
バス待ちは日向がいいね今日からは     〃

江津湖畔汀女恋しと赤とんぼ       洋 子
秋冷の三の岳位あるごとし         〃

山里の人住まぬ家身にぞ入む       和 作
身に入むや月影写る手水鉢         〃

真夜の玻璃開け木犀の闇を吸ふ      宣 子
身に入むや減りゆく街の書肆てふ記事    〃

身に入むや夫在りし日の登山帽      小夜子
「猫の舌」といふ菓子や秋うらら      〃

子ら帰京妻と二人のむかご飯       武 敬
菊日和遺影の恩師微笑めり         〃

秋空の雲ちよんとのせ普賢岳       良 一
身に入むやいま亡き友のメール読む     〃

身に入むや草に埋もるる開拓碑      礁 舎
補聴器のしかと捉へし鵯の声        〃

 

 


鶴亀句会9月例会   2022-9-19

2022-10-07 21:33:58 | 鶴亀句会

鶴亀句会9月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  秋晴れ

 

前に阿蘇後ろに久住すすき原    和作
秋の日に家並みあかね染まりけり  〃


猫一匹女一人の月見かな      優子
秋晴や八十才のとある日の        〃


コンサート跳ね駐車場の虫時雨   洋子
秋水や模擬富士古今伝授の間     〃


あと少し歩いてみやう秋の晴れ   宣子
かはたれの庭に鈴虫放ちけり     〃


子が親を説教するや秋暑し     武敬
長き夜の歌謡曲こそ楽しけれ     〃

惜別の「ゴッドセブザクイーン」秋の虹  小夜子
秋晴の冨士の雄姿を機上より        〃


匂ひ立ち新米踊る土鍋かな      純子
ペン転げこくりこくりと夜長かな   〃

秋晴や長くバス待つ老夫婦      一九
病室の消灯よりの月あかり       〃


台風の去って鮮やか普賢岳      良一
秋すだれSDGs少しでも        〃


秋声や昭和の頃の黒電話       礁舎
天井の水明かりして秋の寺      〃


鶴亀句会 8月句会 2022-8-29

2022-09-05 17:38:01 | 鶴亀句会

句会日時  2022-8-29  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  終戦日

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

礁舎選

暑に堪ふるコロナに堪ふる終戦日    洋 子
夏祭り中止回覧三年目          〃

終戦日不戦の誓ひ改めて        良 一
城照らす阿蘇より出し夏の月       〃

ゲイシャてふ珈琲淹るる終戦日     宣 子
理と知以て和をたふとばん終戦日     〃

インパールの父思ひけり終戦日     武 敬
妹の精霊船を流しけり          〃

キラ星のドドソソララソ天の川     小夜子
祈ること近頃増えて人の秋        〃

たそがれの少し止まる月見草      安月子
心まで老いてはならぬ大暑かな      〃

炎天やあの日は遠し戦没碑       和 作
芋粥に耐へる気も失せ敗戦日       〃

引き連れし親鴨ダイブつづく子等    優 子
午後三時蝉しぐれやみティータイム    〃

玉の汗拭ふ間もなく投球す       純 子
サイレンに頭を垂れし終戦日       〃

秋立てり耳を澄ませば風の音      礁 舎
盆燈篭まわる座敷や父母遠く       〃


鶴亀句会 2022-7-29

2022-08-10 17:24:17 | 鶴亀句会

句会日時  2022--7-29  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  団扇

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

次 会   2022年8月19日(金)  兼題 終戦日

 山澄陽子選  (ホトトギス同人)

  梅雨明けやその短さをかこちあふ       武 敬
  拾銭玉もらひ祭りへ走りけり          〃

  炎天下路面電車の揺れ来る         洋 子
  七夕竹担ぎゆく子は双子かな          〃

  戻り梅雨予期せぬ水のあふれけり       和 作
  団扇ふる手の力なく老いを知る         〃

  老人の会話遮る蝉しぐれ           一 九
  熱戦の野球観戦手に団扇            〃

  「酒」一字掲ぐる酒肆の麻のれん       礁 舎
  熊蝉の来て啼き喚く庭木かな          〃

  ふるさとに団扇かざして踊りの輪       小夜子
  夏の海童話のごとき帆掛船           〃

  あまびえの笑ふ来民の渋団扇         宣 子
  雲の峰旅客機くぐりまたくぐり         〃

  ナイターや団扇が煽ぐホームラン       良 一
  デパートの客をもてなす花氷          〃

  グリーンカーテンひょろりとゴーヤ夏来たる  純 子
  パタパタとはたく団扇の小気味良さ       〃

  歌麿の浮世絵うちわセピア色         優 子
  今咲くかいま揺らぐかと蓮の花        〃

 


鶴亀句会6月例会  2022-6-24  紙上句会

2022-07-04 06:33:59 | 鶴亀句会

句会日時  2022-6227  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  9 人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  風薫る

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

次 会   2022年7月721日(金)  兼題 団扇

山澄陽子選  (ホトトギス同人)

老夫婦憩いの場所に花菖蒲                                   一   九
薔薇園の色とりどりの薔薇の花         〃

蚊帳の中読み耽けりたる捕物帳        武 敬
窓硝子に体当たりせる蚊食鳥          〃

風薫る病やみたる肌にここちよく       和 作
風薫る今日はワクチン四度目の日        〃

大南風(みなみ)香りて進む日本丸        良 一
海風(かぜ)薫るデッキで味はふショコリキサー  〃

人見知りするてふ金魚藻の陰に        小夜子
道をしへ吾の行く眼科知ってをり        〃

犬を抱く女素足や風薫る           優 子
緑蔭より釣り人の背へ黒揚羽          〃

薫風やペット風車のよく廻り         宣 子
あじさいの七種ならびて垣根かな        〃

会えばまたコロナの話明易し          興
ベランダを我物顔の恋の猫           〃

夜明け前葉擦れの音や風薫る         純 子
風薫る縁側に読書居眠り            〃

茅刈る長袖のシヤツ長ズボン         礁 舎
遡るほどに高鳴く河鹿笛            〃


鶴亀句会 5月句会 2022-5-17

2022-06-08 17:37:04 | 植物

会日時   2022-5-17  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  更衣

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   6月17日(金)  兼題 風薫る

山澄陽子選  (ホトトギス同人)

競べ馬騎手なき馬のゴールせり    武 敬
葉桜や閉店告ぐる小さき紙       〃

定まらぬ季(とき)に迷ひつ衣更    宣 子
花柚子の香りひとしほ真夜の庭      〃

青芝にころころまろび子も犬も    洋 子
草むしり小さき花へ小さき蝶      〃

片蔭に自転車とめて立話       礁 舎
衣替へてすることもなく爪を剪る    〃

癌いえて身体髪膚衣更        和 作
配膳のナース衣を替へて来る      〃

道をしへ子らとたはむれ橋わたる   良 一
初夏や雨にけぶりて阿蘇山地      〃

名水が自慢の故郷(さと)の冷奴     一 九
遠来の客をもてなす水を打つ      〃

草笛の子とすれ違ふ野の小道     小夜子
さみどりに狭庭煙るや五月雨      〃