古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会5月例会 2023-5-19

2023-06-11 21:41:18 | 鶴亀句会
鶴亀句会5月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  9 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 風薫
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 薫風や雑誌を顔にひと寝入り    一 九
 薫風やアロハが似合ふ屋台酒     〃
 
 風薫る神宮の森にホームラン     良 一
 夕焼を後光の如く普賢岳        〃
 
 白壁の長し新樹の城眩し       小夜子
 紅をひきちよつとそこまで白日傘    〃
 
 深緑肥後の薫風力あり        タヅ子
 薫風や暑さに遠き句読点        〃
 
 ウォーキング林道抜けて風薫る    純 子
 線路脇沿ふて疎らや蛇莓             〃 
 
 ふるさとのあの川恋へば風薫る    優 子
 旧友のふいのおとづれ新茶くむ     〃 
 
 畦塗りを終へし田の面の風薫る    和 作
 薫風の町も野山も生き生きと      〃
 
 どくだみの白一面の庭となる     宣 子
 哲医師の告ぐ憲法は吾が護り      〃
 
 聖人の白亜の像や風薫る       礁 舎
 水馬のけふも生まるる濁り水        〃
 
 

鶴亀句会3月例会  2023-3-17

2023-03-28 22:07:36 | 鶴亀句会
鶴亀句会3月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  8 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題 春めく
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
礁舎選
 
白梅は父の卒寿の記念木         一 九 
春めくやコート手に持つバスの中      〃
 
上枝(ほつえ)にはさくらの蕾脹らみて  良 一
想い出は勿忘草の瑠璃のごと         〃
 
老木や一輪の花見つけたり       和 作
春めきて浮き足渋谷の交差点       〃
 
二ン月に掘り立て筍よくもまあ      宣 子
垣根越し左白蓮右桜           〃
 
春めくや枝を揺らして庭雀       優 子
猫花見小さき小ひさき黄水仙       〃
 
蓋付きの父の湯飲みや春炬燵      小夜子
乳母車公園デビュー春めけり       〃
 
我先に顔を出したるものの芽よ     純 子     
春めくや風呂の温度を1度下げ      〃 
 
河川公園の処々に青める柳かな     礁 舎
畑てば蚯蚓でて来て今日は        〃
 
 

鶴亀句会2月例会  2023-2-17

2023-03-08 13:48:04 | 鶴亀句会
鶴亀句会2月例会 
句会場         紙上句会
出席人数  8 人
選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 
出句要領  3句投句 5句選   兼 題  梅
代 表   平川礁舎 096-367-1655 出席希望の方は左記 へ
 
 
礁舎選
 天神の飛び梅咲いて春を知る       一 九
 白梅は父の卒寿の記念木           〃
 
 群れなして西日に向かふ寒鴉        良 一
 ビルの間(ま)に新雪眩し普賢岳       〃
 
投げ入れや凛と引き立つ梅古木       純 子
女子高生残雪撒いて笑ひ転(こ)け     〃
 
紅梅やあの人偲ぶ夢しばし          和 作
梅が香を連れて去りゆく永の友       〃
 
梅手折りかつ散る花や猫の背に     優 子
初雪や咲きはじめたるミモザの黄      〃
 
五十年家に寄り添ふ梅一樹          洋 子
初冠雪阿蘇全山の静かさよ           〃
 
邂逅に別れの運命春さむし     小夜子
病院の受付飾る紙雛(ひひな)     〃  
 
きさらぎの藪うつくしく透けてをり  礁 舎
豆つぶて一身に受け鬼あはれ         〃
 

鶴亀句会11月例会 平川礁舎選 2022-11-18

2022-12-04 15:59:40 | 鶴亀句会

鶴亀句会11月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  11 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  小春

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

七五三晴れ着の下はスニーカー      純 子
鍋つつき締めは雑炊酒も締め        〃

小春日の今日はここまで庭仕事      小夜子
病む母に林檎摺りゐし父の背(せな)    〃

花ジンジャー白際やかに咲き匂う     宣 子
小春日や友のかごとの長電話        〃

逃げてゆく落葉を風の追ひ掛くる     優 子
小春日の猫とだらだら過ごしけり      〃

行く秋や小さな焚き火栗を焼く      一 九
マフラーの色いろいろや女高生       〃

ゆうゆうと阿蘇の煙よ小六月       良 一
霜月や雲に紛れて宇土半島         〃

師の遺徳日に新たなり菊日和       安月子
疲れゐる姿のままにうらがるる       〃

新米に幽かに残るうすみどり       洋 子
一羽翔ち一斉に翔ち稲雀          〃

大窓を開けて小春日和かな         興

鉢植えを玄関に寄す冬支度        和 作
焼き香りさそわれて買ふ痩さんま      〃

城内の且つ散る桜もみぢかな       礁 舎
境内を抜けて近道神の留守         〃


鶴亀句会10月例会 2022-10-21

2022-11-05 17:21:53 | 鶴亀句会

鶴亀句会10月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  身に入む

代 表   佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

 

千枚田境織りなす彼岸花         一 九
秋晴れや郷土の誉れ三冠王         〃

使い切る水彩絵の具秋惜しむ       優 子
霧深きより黒猫の現はるる         〃

行ってらっしゃいドア越しの風身に入みる 純 子
バス待ちは日向がいいね今日からは     〃

江津湖畔汀女恋しと赤とんぼ       洋 子
秋冷の三の岳位あるごとし         〃

山里の人住まぬ家身にぞ入む       和 作
身に入むや月影写る手水鉢         〃

真夜の玻璃開け木犀の闇を吸ふ      宣 子
身に入むや減りゆく街の書肆てふ記事    〃

身に入むや夫在りし日の登山帽      小夜子
「猫の舌」といふ菓子や秋うらら      〃

子ら帰京妻と二人のむかご飯       武 敬
菊日和遺影の恩師微笑めり         〃

秋空の雲ちよんとのせ普賢岳       良 一
身に入むやいま亡き友のメール読む     〃

身に入むや草に埋もるる開拓碑      礁 舎
補聴器のしかと捉へし鵯の声        〃

 

 


鶴亀句会9月例会   2022-9-19

2022-10-07 21:33:58 | 鶴亀句会

鶴亀句会9月例会 平川礁舎選

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  秋晴れ

 

前に阿蘇後ろに久住すすき原    和作
秋の日に家並みあかね染まりけり  〃


猫一匹女一人の月見かな      優子
秋晴や八十才のとある日の        〃


コンサート跳ね駐車場の虫時雨   洋子
秋水や模擬富士古今伝授の間     〃


あと少し歩いてみやう秋の晴れ   宣子
かはたれの庭に鈴虫放ちけり     〃


子が親を説教するや秋暑し     武敬
長き夜の歌謡曲こそ楽しけれ     〃

惜別の「ゴッドセブザクイーン」秋の虹  小夜子
秋晴の冨士の雄姿を機上より        〃


匂ひ立ち新米踊る土鍋かな      純子
ペン転げこくりこくりと夜長かな   〃

秋晴や長くバス待つ老夫婦      一九
病室の消灯よりの月あかり       〃


台風の去って鮮やか普賢岳      良一
秋すだれSDGs少しでも        〃


秋声や昭和の頃の黒電話       礁舎
天井の水明かりして秋の寺      〃


鶴亀句会 8月句会 2022-8-29

2022-09-05 17:38:01 | 鶴亀句会

句会日時  2022-8-29  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

選 者   平川礁舎(俳誌「松」会員) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  終戦日

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

礁舎選

暑に堪ふるコロナに堪ふる終戦日    洋 子
夏祭り中止回覧三年目          〃

終戦日不戦の誓ひ改めて        良 一
城照らす阿蘇より出し夏の月       〃

ゲイシャてふ珈琲淹るる終戦日     宣 子
理と知以て和をたふとばん終戦日     〃

インパールの父思ひけり終戦日     武 敬
妹の精霊船を流しけり          〃

キラ星のドドソソララソ天の川     小夜子
祈ること近頃増えて人の秋        〃

たそがれの少し止まる月見草      安月子
心まで老いてはならぬ大暑かな      〃

炎天やあの日は遠し戦没碑       和 作
芋粥に耐へる気も失せ敗戦日       〃

引き連れし親鴨ダイブつづく子等    優 子
午後三時蝉しぐれやみティータイム    〃

玉の汗拭ふ間もなく投球す       純 子
サイレンに頭を垂れし終戦日       〃

秋立てり耳を澄ませば風の音      礁 舎
盆燈篭まわる座敷や父母遠く       〃


鶴亀句会 2022-7-29

2022-08-10 17:24:17 | 鶴亀句会

句会日時  2022--7-29  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  10 人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  団扇

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

次 会   2022年8月19日(金)  兼題 終戦日

 山澄陽子選  (ホトトギス同人)

  梅雨明けやその短さをかこちあふ       武 敬
  拾銭玉もらひ祭りへ走りけり          〃

  炎天下路面電車の揺れ来る         洋 子
  七夕竹担ぎゆく子は双子かな          〃

  戻り梅雨予期せぬ水のあふれけり       和 作
  団扇ふる手の力なく老いを知る         〃

  老人の会話遮る蝉しぐれ           一 九
  熱戦の野球観戦手に団扇            〃

  「酒」一字掲ぐる酒肆の麻のれん       礁 舎
  熊蝉の来て啼き喚く庭木かな          〃

  ふるさとに団扇かざして踊りの輪       小夜子
  夏の海童話のごとき帆掛船           〃

  あまびえの笑ふ来民の渋団扇         宣 子
  雲の峰旅客機くぐりまたくぐり         〃

  ナイターや団扇が煽ぐホームラン       良 一
  デパートの客をもてなす花氷          〃

  グリーンカーテンひょろりとゴーヤ夏来たる  純 子
  パタパタとはたく団扇の小気味良さ       〃

  歌麿の浮世絵うちわセピア色         優 子
  今咲くかいま揺らぐかと蓮の花        〃

 


鶴亀句会6月例会  2022-6-24  紙上句会

2022-07-04 06:33:59 | 鶴亀句会

句会日時  2022-6227  

句会場         コロナ蔓延のため紙上句会となる

出席人数  9 人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  風薫る

      佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左記 へ

次 会   2022年7月721日(金)  兼題 団扇

山澄陽子選  (ホトトギス同人)

老夫婦憩いの場所に花菖蒲                                   一   九
薔薇園の色とりどりの薔薇の花         〃

蚊帳の中読み耽けりたる捕物帳        武 敬
窓硝子に体当たりせる蚊食鳥          〃

風薫る病やみたる肌にここちよく       和 作
風薫る今日はワクチン四度目の日        〃

大南風(みなみ)香りて進む日本丸        良 一
海風(かぜ)薫るデッキで味はふショコリキサー  〃

人見知りするてふ金魚藻の陰に        小夜子
道をしへ吾の行く眼科知ってをり        〃

犬を抱く女素足や風薫る           優 子
緑蔭より釣り人の背へ黒揚羽          〃

薫風やペット風車のよく廻り         宣 子
あじさいの七種ならびて垣根かな        〃

会えばまたコロナの話明易し          興
ベランダを我物顔の恋の猫           〃

夜明け前葉擦れの音や風薫る         純 子
風薫る縁側に読書居眠り            〃

茅刈る長袖のシヤツ長ズボン         礁 舎
遡るほどに高鳴く河鹿笛            〃


鶴亀句会 2022-4-28

2022-04-27 06:58:14 | 鶴亀句会

会日時   2022-4-28  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   9人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  桜餅

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   5月20日(金)  兼題 更衣

山澄陽子選(ホトトギス同人)

一枚の空一点の揚雲雀        安月子
春宵や淡き翳もつシャンデリア     〃

老い二人会話なけれど桜餅      良 一
ベランダの縁の濡れ行く春の雨     〃

荷風忌や二本木付近歩きけり     武 敬
淡雪のごと蝶のごと散る桜       〃

掘り割りを埋め尽くして花の屑    小夜子
ひとつ置き空けたる座席花の冷え    〃

キラキラと陽光浴び揺れて綠立つ   純 子
桜餅葉っぱ食べる葉食べない派     〃

根子岳の麓の枝垂れ桜道       和 作
みみ

花博や観光客の足を止め       一 九
おなじ

春日傘四月の風の匂ひかな      優 子
あくびして今日が始まる仔ねこかな〃

予後の身にじゃがいもの花優しかり  礁 舎
退院のしみじみと食ぶ桜餅       〃


鶴亀句会   2022ー3-18

2022-04-10 15:07:01 | 鶴亀句会

会日時   2022-3-18  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  ,春宵

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   4月18日(金)  兼題 桜餅

山澄陽子選

春雨や戻らぬ日々の懐かしき     小夜子
枝折戸を黒猫くぐる春の宵       〃

彼の女その後思ほゆ春の宵      武 敬
人類の諍ひよそに鳥帰る        〃

春告げる野焼のけむり阿蘇五岳    一 九
コロナ去れ火渡り神事荒祈祷      〃

灯を点けず部屋にただゐる春の宵   礁 
石ころを投げてもみたる春の川     〃  

春の海光る先には普賢岳       良 一
春宵の 東の空に 星一つ       〃

山里も価千金春の宵         和 作
春の宵久しき友にスマホする      〃

古里に祖父の墓訪ふ彼岸かな     安月子
独りとは寂しき自由宵の春       〃

三・一一見守り途中に黙祷す     宣 子
たかんなの三寸程の届く朝       〃

吾子らより贈られし辞書春の夜    純 子
黒々と拡がる山野芽吹き待つ      〃

 


鶴亀句会  2022-02-18 紙上句会

2022-03-12 15:32:48 | 鶴亀句会

会日時   2022-2-28  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  ,猫の恋

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   3月18日(金)  兼題 春の宵

 

山澄陽子選

飼い主の我を無視する浮かれ猫    武 敬
降りそめし雪やがて舞ひ始めたり    〃   

新刊のページの匂ひ春立つちぬ    小夜子
焼死せる友の墓石へ春の雪       〃

日溜まりに傷を舐めゐる恋の猫    安月子
気温まだ伸びし気温に従わず      〃

コロナ禍はどこの話か恋の猫     良 一
お社の老い木の梅の白一輪       〃

今宵また近くで輪唱猫の恋      純 子
根分けして嫁入り先に見守られ     〃

如月といふ言の葉の美しき      礁 舎
湧水のむすぶかたへの芹青し      〃

侘助やまた巡り来し孟宗忌      宣 子
早春の街のストリートピアノうれし   〃

我が小庭夢は大木植木市       一 九
まだ元気治地が愛した寒椿       〃

 


鶴亀句会1月例会 2022-01-21

2022-02-03 11:42:32 | 鶴亀句会

会日時   2022-1-21  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  寒卵

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   2月18日(金)10時パレア9F  兼題 

         

山澄陽子選

うぶすなの小さきやしろに太き注連    宣子 
寒卵あしたもきつといい天気       〃

初日の出コロナよ去れよ今年こそ     良一
遠き友今年なぜ来ぬ年賀状        〃

寒卵走る君らへゆで玉子         純子
診察日手術告げられ冬日影        〃

あつあつのお粥に落とす寒卵       小夜子
良き便り玄関に待つ福寿草        〃

御降りの午後より雪となりにけり     礁舎
懐かしきものの一つに冬日かな      〃

初雪の天守の屋根に薄っすらと      一九
健康を願う夫婦の初詣          〃

娘婿昇進の報冬ぬくし          武敬
外にまで気合い飛び来る寒稽古      〃

寒卵今日の力と頂きぬ          安月子
冬木の芽天に向きたる力かな       〃

 


鶴亀句会12月例会 2021-12-17

2021-12-26 19:42:25 | 鶴亀句会

会日時   2021-12-17  10時

句会場         パレア9F 鶴屋東館

出席人数   10 (不在投句者1人)

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  初しぐれ

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   1月21日(金)10時パレア9F  兼題 寒卵

  

 山澄陽子選

ぬる燗でちびりちびりと冬温し    純子
山眠る里は湯けむり長閑なり      〃

姉逝きて柊花をこぼしけり      小夜子
山眠る姉と唄ひし童歌         〃

冬ざれや解体されし古アパート    武敬
老友の元気な電話冬ぬくし      〃

茎漬けのすつぱくなりし老二人    和作
朝焼けの静かなりけり山眠る     〃

柿花火豊作山に捨て置きし      優子
山眠り白い草食む白馬かな      〃

山眠る途切れとぎれに渓の音     安月子
久に訪ふ子の住む町へ小六月      〃

路地裏のこぼるるばかり実南天    宣子
極月や工事現場の深夜の灯      〃

田舎道焚火の跡に霜柱        一九
大相撲まけても愛し郷土力士     〃

金峰山の深き眠りや年明く      礁舎
短日の行かねばならぬ用一つ     〃

蝕明けの冬の満月西空に       良一
山眠る面影ゆらぐ亡き親友(とも
)の   〃

 

 


鶴亀句会 11月例会   2021-9-19

2021-11-20 09:43:12 | 鶴亀句会

会日時   2021-11-19  10時

句会場         パレア9F 鶴屋東館

出席人数   9 (不在投句者4人)

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  初しぐれ

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   12月17日(金)10時パレア9F  兼題 山眠る

山澄陽子選

舞ひ下りし鳩舞ひ上がる落葉風      優 子
時雨るるや言葉にごしてスマホ切る     〃

滝壺へ陽をまとひつつ紅葉散る      安月子
閉ざされし丹塗り楼門神の留守       〃

掃き寄せて一つ拾ひぬ紅もみぢ      小夜子
初しぐれ狭庭過ぐるやただひそか      〃

ゴム長の泥落とす翁石蕗日和       宣 子
紙文化廃れさすまじ冬銀河         〃

干柿のすだれ越見る五岳かな       和 作
風呂上り冷えた柿むく妻の指        〃

秋夜長隣家の灯りまだ消えず       一 九
大相撲負けても愛おし郷土力士       〃

神父さま冗談を言ふ小六月        武 敬
初しぐれ病院二つ梯子する         〃

検針員に行遭ふ路地の時雨かな      礁 舎
ひとしずく頬にはらりと初しぐれ      〃

夢膨らます終の棲家の青写真       純 子
艶々と彩色ゆたか柿落葉          〃

先生の句
日の差せばいよいよ濃かり冬紅葉     陽 子
何時となく玻璃戸の曇る初時雨       〃
未知の町何故か懐し初時雨         〃