古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会 2022-4-28

2022-04-27 06:58:14 | 鶴亀句会

会日時   2022-4-28  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   9人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  桜餅

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   5月20日(金)  兼題 更衣

山澄陽子選(ホトトギス同人)

一枚の空一点の揚雲雀        安月子
春宵や淡き翳もつシャンデリア     〃

老い二人会話なけれど桜餅      良 一
ベランダの縁の濡れ行く春の雨     〃

荷風忌や二本木付近歩きけり     武 敬
淡雪のごと蝶のごと散る桜       〃

掘り割りを埋め尽くして花の屑    小夜子
ひとつ置き空けたる座席花の冷え    〃

キラキラと陽光浴び揺れて綠立つ   純 子
桜餅葉っぱ食べる葉食べない派     〃

根子岳の麓の枝垂れ桜道       和 作
みみ

花博や観光客の足を止め       一 九
おなじ

春日傘四月の風の匂ひかな      優 子
あくびして今日が始まる仔ねこかな〃

予後の身にじゃがいもの花優しかり  礁 舎
退院のしみじみと食ぶ桜餅       〃


鶴亀句会   2022ー3-18

2022-04-10 15:07:01 | 鶴亀句会

会日時   2022-3-18  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  ,春宵

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   4月18日(金)  兼題 桜餅

山澄陽子選

春雨や戻らぬ日々の懐かしき     小夜子
枝折戸を黒猫くぐる春の宵       〃

彼の女その後思ほゆ春の宵      武 敬
人類の諍ひよそに鳥帰る        〃

春告げる野焼のけむり阿蘇五岳    一 九
コロナ去れ火渡り神事荒祈祷      〃

灯を点けず部屋にただゐる春の宵   礁 
石ころを投げてもみたる春の川     〃  

春の海光る先には普賢岳       良 一
春宵の 東の空に 星一つ       〃

山里も価千金春の宵         和 作
春の宵久しき友にスマホする      〃

古里に祖父の墓訪ふ彼岸かな     安月子
独りとは寂しき自由宵の春       〃

三・一一見守り途中に黙祷す     宣 子
たかんなの三寸程の届く朝       〃

吾子らより贈られし辞書春の夜    純 子
黒々と拡がる山野芽吹き待つ      〃

 


鶴亀句会  2022-02-18 紙上句会

2022-03-12 15:32:48 | 鶴亀句会

会日時   2022-2-28  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  ,猫の恋

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   3月18日(金)  兼題 春の宵

 

山澄陽子選

飼い主の我を無視する浮かれ猫    武 敬
降りそめし雪やがて舞ひ始めたり    〃   

新刊のページの匂ひ春立つちぬ    小夜子
焼死せる友の墓石へ春の雪       〃

日溜まりに傷を舐めゐる恋の猫    安月子
気温まだ伸びし気温に従わず      〃

コロナ禍はどこの話か恋の猫     良 一
お社の老い木の梅の白一輪       〃

今宵また近くで輪唱猫の恋      純 子
根分けして嫁入り先に見守られ     〃

如月といふ言の葉の美しき      礁 舎
湧水のむすぶかたへの芹青し      〃

侘助やまた巡り来し孟宗忌      宣 子
早春の街のストリートピアノうれし   〃

我が小庭夢は大木植木市       一 九
まだ元気治地が愛した寒椿       〃

 


鶴亀句会1月例会 2022-01-21

2022-02-03 11:42:32 | 鶴亀句会

会日時   2022-1-21  コロナ蔓延のため紙上句会となる

句会場         

出席人数   8人

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  寒卵

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   2月18日(金)10時パレア9F  兼題 

         

山澄陽子選

うぶすなの小さきやしろに太き注連    宣子 
寒卵あしたもきつといい天気       〃

初日の出コロナよ去れよ今年こそ     良一
遠き友今年なぜ来ぬ年賀状        〃

寒卵走る君らへゆで玉子         純子
診察日手術告げられ冬日影        〃

あつあつのお粥に落とす寒卵       小夜子
良き便り玄関に待つ福寿草        〃

御降りの午後より雪となりにけり     礁舎
懐かしきものの一つに冬日かな      〃

初雪の天守の屋根に薄っすらと      一九
健康を願う夫婦の初詣          〃

娘婿昇進の報冬ぬくし          武敬
外にまで気合い飛び来る寒稽古      〃

寒卵今日の力と頂きぬ          安月子
冬木の芽天に向きたる力かな       〃

 


鶴亀句会12月例会 2021-12-17

2021-12-26 19:42:25 | 鶴亀句会

会日時   2021-12-17  10時

句会場         パレア9F 鶴屋東館

出席人数   10 (不在投句者1人)

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  初しぐれ

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   1月21日(金)10時パレア9F  兼題 寒卵

  

 山澄陽子選

ぬる燗でちびりちびりと冬温し    純子
山眠る里は湯けむり長閑なり      〃

姉逝きて柊花をこぼしけり      小夜子
山眠る姉と唄ひし童歌         〃

冬ざれや解体されし古アパート    武敬
老友の元気な電話冬ぬくし      〃

茎漬けのすつぱくなりし老二人    和作
朝焼けの静かなりけり山眠る     〃

柿花火豊作山に捨て置きし      優子
山眠り白い草食む白馬かな      〃

山眠る途切れとぎれに渓の音     安月子
久に訪ふ子の住む町へ小六月      〃

路地裏のこぼるるばかり実南天    宣子
極月や工事現場の深夜の灯      〃

田舎道焚火の跡に霜柱        一九
大相撲まけても愛し郷土力士     〃

金峰山の深き眠りや年明く      礁舎
短日の行かねばならぬ用一つ     〃

蝕明けの冬の満月西空に       良一
山眠る面影ゆらぐ亡き親友(とも
)の   〃

 

 


鶴亀句会 11月例会   2021-9-19

2021-11-20 09:43:12 | 鶴亀句会

会日時   2021-11-19  10時

句会場         パレア9F 鶴屋東館

出席人数   9 (不在投句者4人)

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  初しぐれ

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   12月17日(金)10時パレア9F  兼題 山眠る

山澄陽子選

舞ひ下りし鳩舞ひ上がる落葉風      優 子
時雨るるや言葉にごしてスマホ切る     〃

滝壺へ陽をまとひつつ紅葉散る      安月子
閉ざされし丹塗り楼門神の留守       〃

掃き寄せて一つ拾ひぬ紅もみぢ      小夜子
初しぐれ狭庭過ぐるやただひそか      〃

ゴム長の泥落とす翁石蕗日和       宣 子
紙文化廃れさすまじ冬銀河         〃

干柿のすだれ越見る五岳かな       和 作
風呂上り冷えた柿むく妻の指        〃

秋夜長隣家の灯りまだ消えず       一 九
大相撲負けても愛おし郷土力士       〃

神父さま冗談を言ふ小六月        武 敬
初しぐれ病院二つ梯子する         〃

検針員に行遭ふ路地の時雨かな      礁 舎
ひとしずく頬にはらりと初しぐれ      〃

夢膨らます終の棲家の青写真       純 子
艶々と彩色ゆたか柿落葉          〃

先生の句
日の差せばいよいよ濃かり冬紅葉     陽 子
何時となく玻璃戸の曇る初時雨       〃
未知の町何故か懐し初時雨         〃


鶴亀句会 2021-10-15

2021-10-15 13:45:04 | 鶴亀句会

会日時   2021-10-15  10時

句会場         パレア9F 鶴屋東館

出席人数   9 (不在投句者4人)

指導者   山澄陽子(ホトトキス同人) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  秋晴

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   11月19日(金)10時パレア9F  兼題 初しぐれ

 

秋晴の阿蘇にひとすじ飛行機雲   一九
早朝のウォーキング背に星明かり   〃

脱走の駝鳥追ふ人秋暑し      武敬
インタビュー無言のままや負相撲   〃
丁寧な診察受けて秋日和       〃

鱸釣る竿の放列秋高し       礁舎
鰯雲ひろごる端に昼の月       〃

家並がメキシコに煮て秋夕焼    和作

白川の流れ底まで秋晴るる     小夜子
人を恋ひ旅を恋して暮の秋      〃

白萩の零れ古井戸ひと巡り     宣子
猪出没注意せよてふ回覧板      〃

赤トンボ群れて草原大旋回     純子
天を突く雲高々と秋の空       〃

果てしなく銀の波打つ芒原     洋子
江津の湖大きな鏡月渡る       〃

秋晴や雀が三羽電線に       良一

ディの日や足軽々と秋晴間      興

秋晴に山鳥の声高くして      優子
亡母の味ほど炊けてむかご飯     〃

辞書引くにルーペがたより秋灯下  山澄陽子
露の世に喜寿越ゆ浴もなかりけり   〃
秋晴や昨日に勝る空の紺       〃

 


鶴亀句会 2021/7/16

2021-07-16 21:06:57 | 鶴亀句会

 コロナ感染拡大のために1月から休止していた鶴亀句会ですが、熊本の感染状況も収まりをみせ、ワクチン接種も進んだことで本日再開しました。

 

山澄陽子陽子選

ガラス器に盛る枝豆の塩加減   小夜子

風入れて古今伝授の間の涼し   洋子

肌白きナースの抱く四葩かな   和子

海外の写真に見入る土用干     武敬

鳴りわたる鐘の音涼し耶蘇の島  礁舎

梅雨晴間川の流れのゆるやかに  良一

涼しさも昭和の風や扇風機    一九

父遺墨月日涼しく流れけり    案月子

ブラウスの真白きことの涼しさよ 優子

葦北ははや蜩といふメール    宣子


第1回上村占魚・宗像夕野火顕彰俳句大会要領

2021-05-22 13:48:01 | 占魚・夕野火顕彰

実施要領及び投句用紙は印刷してご使用ください。


浜田阿蘇神社 熊本市

2021-04-01 17:54:59 | 熊本の寺社

北山雪山の「国郡一統志」では北宮大明神」、郡村史には「浜田阿蘇神社、村社、国造速瓶玉命ヲ祭ル、正中元年(1324)甲子上妻、牛島両氏勧請、祭日九月十七日」とある。また、「肥後国誌」には「川尻荘牟田口村、北宮大明神宮、祭九月十七日」とある。

この神社には豊作祈願の獅子舞が300年も前から伝わっている。2匹の獅子が真っ赤な髪を振り乱し、赤い唐牡丹を激しく奪い合う。毎年10月17日に奉納される。

市指定保存樹木銀杏と楠。樹齢は記載がないので不明。


鶴亀句会 3月例会 紙上句会

2021-03-29 17:44:16 | 鶴亀句会

2月につづいて3月も紙上句会となりました。

白川の流れのほとり植木市        良 一
棚霞九州山地平かに            〃
春風や百歳体操再開す           〃

一対の木彫りの雛に月明かり       優 子
パレットにミモザの絵の具たつぷりと    〃

辻馬車の音のどけしや石畳        小夜子
亀鳴くやわが言の葉の頼りなく       〃
花馬酔木ほろほろこぼれ苔の上       〃

父母の墓訪う古里の山霞         安月子
春火鉢正座の父の浮かび来る        〃

卒業式巣立つ我が子に連射音       純 子
休日の酒(ささ)のあてには菜花和え      〃

漱石も見たる立田の朝霞         武 敬
帰省せぬ子たちの布団干しにけり      〃

新宅の庭木を選ぶ植木市         一 九
麗らかや阿蘇大橋の開通す         〃

湯浴みするはり戸の外の空二月       興
水仙を求め江津塘長き道          〃

霾や屋根も車も真つ白に          和 作
重き石おしのけ頭出すつくし         〃

白酒に目元潤みし老女かな         礁 舎
重機の爪どかとぺんぺん草戦ぐ        〃
沖へ沖へフェリー引き去る霞かな       〃

 


鶴亀句会 2月例会 紙上句会

2021-02-22 22:35:14 | 鶴亀句会

コロナ感染防止非常事態発令中(県独自)のため1月に引き続いて紙上句会となりました。

春暁の小鳥飛び立つ梢かな       良 一
書に倦んでいつかうたたね春の夜     〃
有明とかすみの間猫の島         

白菜を漬けて楽しや老二人       和 作
味噌汁の湯気の香りや庭の葱       〃
巣籠もりももういいでしょう残り寒    〃

人通り絶えてネオンの街余寒       興
ディの日の装ひは皆春の色        〃
デイの日や窓に溢るる春の色       〃

白梅や丹塗り楼門空の青        安月子
冴返る岩海苔を摘む媼の手        〃
老いしとは互いに言はず暖かし      〃

立春の歓びあれど自粛癖        一 九
幸せの匂い届ける臘梅香         〃

合格祈願絵馬に托せば桜咲く      純 子
沈丁花土もの花器に色添へし       〃

春宵や耳うとければ顔寄せて      武 敬
厚着して犬散歩する余寒かな       〃
春寒や曜日わからぬ我なるよ       〃

せせらぎに翡翠椿と落ちにけり     優 子
ベランダに布団干しあるホームかな    〃

鬼は外長寿の姉の声の張り       小夜子
雑談も生きるよすがや梅開く       〃

街余寒携帯懐炉ポケットに       礁 舎
何食わぬ顔して戻る恋の猫        〃
笹鳴きや缶蹴りの鬼ゐなくなり      〃

次回は3月19日(金) パレア10時 兼題「霞」

 

 

 


鶴亀句会 1月紙上句会

2021-02-01 17:00:49 | 鶴亀句会

鶴亀句会1月紙上句会
 コロナ禍で一堂に会する「密」を忌避して紙上句会となりました。郵送での遣り取りは面倒くさいところもありますが、じっくりと選句ができる長所もあります。

平川礁舎選 鶴亀句会1月紙上句会
 2・コロナ禍の湯気立たしむる一人鍋 純子
 4・きしきしと玻璃戸の軋む寒夜かな 小夜子
 5・名を知らぬ鳥美しや雪の庭 一九
 6・百選の渚の上の寒茜  安月子
 8・中止とは嬉しくもあり初句会 武敬
★9・夜勤の子待つうたた寝や去年今年 優子
 10・雪の朝鉾杉続く小国郷 和作
 12・蹲の落花一輪寒椿   小夜子
 14・休日のベランダ雑多冬始末 純子
 15・公園のベンチに一つ雪だるま 良一
 16・寒稽古剣士の気合館外まで 武敬
 20・巣籠りはコロナのせいよ外は雪 和作
 23・元気かと偲ぶ友より賀状来る 一九
★24・門柱の灯ともし頃や雪うさぎ 小夜子
★25・阿蘇五岳染まりて白き寒九かな 良一
★26・楷書にて顎引締めて初日記 武敬
  27・神官の太き声きく初詣  興
★28・縫初の糸を鳴らして恙なし 安月子
★29・白衣授与決まりし孫に福寿草 優子

 27句から19句を選抜しました。選に漏れた句が8句ありますが、8句ともに季語があり5・7・5に纏めてあるので俳句としては○印の句です。◎印を目指していただきたいです。
 19句は◎印の句ですが語順の入れ替え、助詞の変更など添削を加えたところもあります。ご確認ください。今回は秀逸の句が6句ありました。則ち★印の句 9、24、25、26、28、29 です。

(選者の句)
奥方の墓も隣に冬ざるる      礁 舎
二輪咲き蕾も一つ寒牡丹       〃
寒紅を濃く引くナースきびきびと   〃

選後寸評 平川礁舎
2、一人で鍋をつついている作者、 主観語「立たしむる」にした。
4,「夜寒」は秋の季題、「寒夜」に改めた。
5,雪の庭に珍しい鳥が来ている。一幅の日本画。
6,「極めし」に難あり、「上の」としたが、これでも不満がのこる。
8,「ある」を「あり」として「切れ」をつくる。俳味横溢の句です。
9,正月も夜勤のある人への労りの情が出ています。「去年今年」がよく利いている。
10、白鉾は読者に解ってもらえない。「鉾杉」とすべき。
12、「蹲に」を「蹲の」とした。この方が印象明瞭になる。
14、雑用に追われる厭わしさが「冬始末」の語に籠もって面白い。
15、そつなく纏まっているが面白さに不満、「公園」、「一つ」は云わずともよい。「雪達磨ベンチに融くる水浸し」などの方が面白い。
16、単語が多過ぎ「豆剣士気合ひするどき寒稽古」くらいでよい。
20、諧謔、俳味の面白さ。
23、そういうこと誰しも経験あります。これも諧謔性あり。
24、盆の上に作る「雪うさぎ」灯を点す頃には屋外に置き去りに。メルヘン的情感、郷愁。
25、「染まりて白き」とした方が引き締まる。

26、「楷書」、「顎引締めて」に改まった気持ち、気分が表現された。
27、神官の野太い声が初詣の印象として残った。それだけの事ですが、捨てがたい。
28、服飾関係に従事している女性の、年頭の所感を読むようで楽しい。
29、医学部或いは看護学校の学生が 臨床実習に就くとき白衣を授与して医師、看護師としての自覚を促す儀式。孫の成長が頼もしい。喜びの深い所に触れている。
         


メール添削

2020-12-20 17:44:57 | メール会員

 上記は最近メール会員になられたKさんの翻刻を添削した一例です。Kさんはずっと独学でやってこられた方で、変体カナはほぼ読まれます。崩し字もかなり読まれますが、もっと力を付けるために会員になられました。

 下の古文書2枚をメールで送付し、送り返されてきたのが掲載文書。1月で半期(6ケ月)が終わりますが、来期もつづけたいと張り切っておられます。

 


鶴亀句会 12月例会 2020-12-18

2020-12-19 14:45:01 | 鶴亀句会

会日時   2020-12-18  10時

句会場        パレア9F 鶴屋東館

出席人数   8 (不在投句者2人)

指導者   平川礁舎(代理) 

出句要領  3句投句 5句選   兼 題  木枯・凩

佐藤武敬 096-364-60612 出席希望の方は左

次 会   1月19日(金)10時パレア9F  兼題 寒

平川礁舎選

木枯やデモのジグザグ道はばむ    興
木枯やいつしか画津の人絶ゆる    〃

若者に席譲られて冬日向       武敬
先づ香誰も彼も嗅ぐ柚湯かな     〃

木枯や竹馬の友の逝く報せ      和作
凩の兼題に似ぬ小春かな       〃

大冬木瘤に漲る力かな        安月子
日記買ふ一日一句こころざし      〃

年惜しむ有明の海遠く見て       良一
木枯や小腰かがめて耳(くぐり)門    〃

コロナ禍や静かに暮るる令和二年    久
年末の馴染み居酒屋一人酒       〃

籠る日の心ほぐせる柚子湯かな     小夜子
夫の忌の鎮めて暮るる白障子       〃

冬山の橙色の朝日かな         優子
木枯や木の葉の舞ひにサンマ焼く    〃

翻る干し物を見る障子越し       純子
木枯やコートの襟立て急ぎ足      〃

選者の句
聳えたつタワーマンション冬の月    礁舎
ポインセチアナース溜りの片隅に     〃