古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

熊本震災2 沼山津・惣領

2016-04-30 18:59:36 | 熊本震災

震災から2週間が経ちました。

 わが家の片付けが一段落したので、益城方面の被害状況を見に行きました。テレビで観てはいましたが、現地で実際に観るのとでは大きな違いです。ご近所にも居住不能になった家はありますが、倒壊した家を観ることはまずありません。それがここでは倒壊家屋が当たり前のように累々と転がっています。実に悲惨な恐ろしい光景です。

倒壊した家屋の片付けは2週間経っても全く進捗していません。

これは土蔵のようです。泥壁作りの古い家はほとんど潰れているようです。

石の門があり、手入れの届いたお庭もある旧家のようです。

転倒の端が道路にかかっていますが、ポールを置いただけで、手付かずの状態です。

調査票は3段階評価で赤色は危険、黄色は要注意、緑は安全です。倒壊家屋をよそ目に緑の票を貼った家もありました。手前右側の家は白壁に赤の票が見えます。ちなみにわが家は黄色でした。


富貴自在冥加あれとや 膝栗毛初編11

2016-04-29 21:39:42 | 膝栗毛初編

今日(4/28)から初編にはいりました。

 14日と16日に地震があり水前寺公園は参道の鳥居が落ち、池の水が涸れるという大変動が起き、健康ふれあい広場も閉まったままでしたが、今日から開館しました。

 出席⒋人、欠席3人でした。欠席3人のうち女性の詫間さんは地震絡みです。自宅が被災して避難所生活だそうで、当分の間予定が立たないということです。まことにお気の毒で、心からお見舞いを申し上げます。詫間さんと対照的な幸運者は平井さんで、地震で一冊の本も落ちず、その夜はすることもないので朝までぐっすりと寝てしまったと言われました。こんな幸運もあるのですね。

 さて、「富貴自在冥加あれとや」の意味が分からないと質問がでました。富貴とはお金や名誉のこと、それを自在にできるような神様のご加護があれば良いのになあ・・と言うほどの意味でしょうか。

 直訳はそうですが、ここは一篇の書き出し部であり作者がもっとも工夫を凝らすところです。発端では「武蔵野の尾花が末にかかる白雲」という古歌を引用して江戸の殷賑ぶりを描出しましたが、ここでは琴歌の本文を取っていると三田村鳶魚は言っています。本文の文句に 「菜蕗(ふき)といふも草の名、茗荷といふも草の名、富貴自在、徳ありて、冥加あらせたまへや」とあるそうです。

 意表に出る才と教養があったということですね。琴歌よりもこちらが本家のようになりました。一九の力の籠もった文章の冒頭部を書き出しておきます。

富貴自在冥加あれとや、営み立てし門の松風、琴に通ふ春の日の麗らかさ、げにや大道ハ髪のごとしと毛すじ程もゆるがぬ御代のためしにハ、鳥が鳴く吾妻錦絵に鎧武者の美名を残し、弓も木太刀も額にして、千早振る神の広前におさまれる豊津國のいさほしは、堯舜のいにしへ延喜のむかしもまのあたり見る心地になん。

 


水前寺公園鳥居落ちる 熊本震災1

2016-04-28 20:04:26 | 熊本震災

出水神社の大鳥居

出水神社の大鳥居は細川家初代細川藤孝(幽斎)公の三百年会を記念して、旧家臣団で組織する甘栄会と崇敬者が明治四十三年に建立したものである。

瀬戸内産の御影石は当時石材の花形であったことから、山口県の徳山から加工材を購入し、海上を輸送して百貫港(熊本市西部の有明海に面した港)に運び、陸上を牛十数頭を使って現在地まで搬送した。

鳥居の高さ十m、直径が九十二cmもあり、建立された当時、継目なしの総御影石で造られたものとしては、西日本一の大きさであった。

   平成六年三月  熊本市   (説明板から引用しました。)

参道の灯籠も全て倒壊。左側の絵を描いたシャッターが「健康ふれあい広場」で、古文書の会をやっている所です。

公園入り口の灯籠。

湧水が枯渇したのか池は干上がっています。

石橋の下に堰をつくって湧水を溜め鯉をいれてあります。

公園内の楠若葉がきれいでした。


熊本市コミニティボード ポスター張り出し

2016-04-09 15:57:40 | 日記

4月6日、7人はみ出しの抽選会をリクリァーしました。先月はたった3人のはみ出しなのに外れを引いてしまいましたが、籤運が上向いてきたのか今回は難なくクリァー。今日は貼り残していた交通局前~熊商前までの4枚を貼りました。始点の交通局前までは市電で行きそこから自宅までおおよそ5Km、春の大路をゆっくりと歩行(かち)にてたどりました。

この季節草花がきれいですね。プランターに植栽して軒先に出してある花よりも、街路樹の周りなどに自生している名前を知らない花の逞しさ種類の多さに感動しました。歩行だからこそ得られる自然との触れ合いでした。

 交通曲前のボード。下段の真ん中のポスターです。目立つように少し斜めに貼りました。12点中4点の張り出しですが、これからおいおい埋められて行きます。

この花タンポポの仲間と思いますが名前を知りません。舗装の割れ目に自生。生命力に拍手。(コメント欄でオニタビラコとご教示いただきました。)

水前寺 戸井の外公園前のボード。この公園にいる鳩は人に馴れていてポスターを貼る間も足下へ寄ってきます。餌の用意がなく残念でした。

街路樹の楠の根方にひこばえのようにペンペン草が伸びています。種の形が三味線のばちに似ているところから三味線草とも呼ばれます。また春の七草の薺はこれをいいます。

これは葉ボタンの花。お正月頃牡丹に似た葉が美しいと賞翫されますが、種としては迷惑なことでしょうね。

高校の入学式の日でした。

市立体育館前ボード

雑草の中から伸びてこんなにきれいな花を付けているのに名前を知りません。(コメント欄でマツバラウンランと教えていただきました。)

これは雑草ではなく植栽されたものですが、名前を知りません。葉も花も苺に似ているのですが、それではありません。これはどう見ても⒋弁ですね。(白山吹と判明しました。)

白い綿毛があるところからタンポポ系とは思いますが名前がわかりません。

ご存知タンポポ。地に張り付いたようにして至る所に咲いています。綿毛にピントが合って花がボケていますが、接写によるものです。

トヨタ自動車の販売店なのですが、あじさいの株の手入れが行き届いています。花が咲いたら見事だろうとおもいました。その時になったらこの角度でもう1度撮ります。

矢車草