古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

俳誌「松」 百千鳥号  主宰 茂木連葉子

2016-03-18 22:05:26 | 俳句

                  「松」百千鳥号が届きました。表紙絵は例によってBENさんです。絵の解説はご本人のブログより引用させてもらいましたが、もし、この絵から自転車を取り去ったら平凡な風景画になってしまうように思います。ポイントは自転車ですね。また、荒川で潮干狩りができるなど初めて知りました。

 「松」百千鳥號が出来上がって送られてきました。大分前に新聞社の依頼で描いた絵ですが、荒川の船堀あたりで上を走っているのが都営新宿線。新聞社から丁度大潮で潮干狩りしている人がいるかも知れませんよと連絡があり、大急ぎで取材に行った覚えがあります


熊本新老人の会 俳句会3月例会

2016-03-18 13:49:28 | 俳句

句会日時   2016-3-18  10時

句会場        パレア 9F

出席人数   5人

指導者    山澄陽子(阿蘇同人)

出句要領  6句投句 6句選  兼題「霞」

世話人    近田綾子 096-352-6664 句会出席希望の方は左記へお電話ください。

次回兼題  「行く春」

 今回は安月子さんが欠席、投句のみでした。この投句は短冊型の用紙に書いたものを世話人まで郵送されていたのですが、世話人の綾子さんがうっかり控えを取らずに投句してしまったために、披講のとき、詠み人知らずの句が続出するという珍事になりました。本日の最多得点の句が下の遠ざかるの句でしたのでちょっとしたハプニングでした。出席している人の中に耳の遠い方がいて聞き逃した句が安月子さんの句になってしまうというおかしな場面もありました。

遠ざかる一舟つつむ朝霞(安月子・投句のみ)  早朝漁に出て行く舟、朝霞が利いている。

はからずも引鴨百羽見送りぬ

見馴れたる景を神秘にして霞

メジロ来て梅の枝影ゆらすかな(綾子)  視線が地面にあるところユニーク

香煙のゆらめきのぼる春浅し

サクランボの花芽に蜂の二三匹

ぶらんこや子を抱きゆらす母ひとり(武敬)  若いお母さんの姿が目に浮かぶ

わが里はかの丘の先遠霞

寝転びて世間話や昼霞

野を行けば霞棚引き鳥は鳴く(茂子)  春の野はたしかにこんな感じ

薄霞七彩の雲見とれけり

めぐり来る季節を知らすたんぽぽよ

網の端なぶりて引きし春の潮(礁舎)  なぶりが利いていると先生に褒められた。

突堤に人の霞めるこはだ釣り

てらてらとオールの雫風光る

片頰でもよかり佐保姫笑み給へ(陽子)  佐保姫は春の造化を司る女神。待春の心を詠んで巧み、さすが指導者。

啓蟄や庭に鳥来る人の来る

姉妹旅(しまいたび)土産に購ふ土雛