古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

鶴亀句会 6月例会 2019-6-21

2019-06-21 14:22:54 | 鶴亀句会

会日時   2019-6-21  10時

句会場        パレア9F 鶴屋東館

出席人数   6人(不在投句2名) 

指導者    山澄陽子先生(ホトトギス同人)

出句要領  5句投句 5句選   兼 題  火取虫

近田綾子 096-352-6664 出席希望の方は左

次 会   7月19日(金)10時パレア9F  兼題 打水

山澄陽子選

夏風邪の師の機嫌や悪しかり        武 敬
我の老い足に現はる半ズボン         〃
メガホンと笛を持つ人の水着かな       〃

最終便降り立つホーム灯取虫        礁 舎
灯を取りに田鼈が飛んで来やうとは      〃
天草の殊に崎津の白あぢさゐ         〃

野焼きの火ゆらめき昇る阿蘇の山      綾 子
梅雨入りとて今日も晴れたり出かけけり    〃
歩行ベルト千歩ばかりで汗をかく       〃

灯ともせば舞ひ込む火峨のおぞましき    安月子
紫陽花や空の滴に色ふかむ          〃
遠近の岬うすれて梅雨深し          〃

ギザギザの葉裏にひそむ尺取虫       純 子
外灯に付てはなれず火取虫          〃
ぬる燗徳利の底の暖かさ           〃

火取虫灯火忽ち慌ただし          小夜子
大き火峨浴室の窓たたくなり         〃
海月めく透明傘の人の波〃

火取虫見つめ飛躍す子猫かな        優 子
子燕にずぶ濡れの親餌を運ぶ         〃
梅雨寒や砂場に降りし鳩の群れ        〃