古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

俳誌「松」鰯雲号  主宰 茂木連葉子

2016-09-15 22:20:17 | 俳句

 今号から「松」はオンデマンド印刷になったそうで、表紙絵がカラーになりました。発行部数の減少による印刷費の節減のためだそうですが表紙絵がカラーになるのですから、よく飲み込めない話です。しかし、これからはBENさんのイラストがカラーで楽しめます。

 イラストの植物は萩だとおもいますが、やはりモノクロよりカラーの方が何倍もきれいですね。帯の色は萩の花色にしたかったのに明るくなりすぎたとBENさんが言っておられますが、オンデマンドはそんなところに弱点があるのでしょうか・・。

 

雑詠  連葉子選

生き死にのはざまに震へ春の闇      熊本  池原倫子

二番子の燕を立たせ納屋を鎖す       富岡  小鮒美江

どの坂を行きても運河風かをる       札幌   山岸博子

人形も昼寝の刻や児とならび        島原   林三枝子

列島の一木一草梅雨のなか         島原   原田祥子

借景の富嶽全しつつじ園           東京  向江八重子

若竹の突きぬけあそぶ風の中       東京   寺山ひろし

天草の磯の奇岩や夏つばめ        島原   福本まゆら

流れては雲につまづく水すまし      東京   大江妙子

あぢさゐの毬の打たるる水面かな    遠賀  安倍紫流

逆立ちをしては鴨の子流さるる       東京  温品はるこ


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