この木組み図は旧栄町T邸の越後杉デザインコンペへの提出用に書き下ろしたものです。
1階、2階、小屋組みと1階の構造を主体にして描いて見ました。
当初の設計図よりも、こちらがほぼ正確に構造が把握できると思います。
「越後杉」を一般に普及させるためにデザインコンペをして、消費者にアピールしようというもので、新潟県木材商組合連合が開催しています。
T邸はまだまだ建築途中ですが、コンセプトとしては「山の木を使う」のが主題ですので、完成していなくても提出してしまおうということで、プレゼンボードを作ってみました。
募集要項の一言PRでお客さんからのメッセージを書いてもらったのでそのまま引用しています。
「地元の木」「天然乾燥」「伝統構法」をキーワードに建てた家です。
この家は自然な乾燥で金具を使わない「木」と「木」との組み合わせで建てたので、今もこの「木」たちは息をしながら生き続けているのです。
これは昔の人々が考えたもので、住めば住むほど味の出る家で、その家の良さをこれからも子供たちに伝えていきたいと思います。
私たち家族は、この「生きた木の家」といっしょにずっと健康なくらしを続けていくでしょう。
お客さんの想いが心に響きます。
私は、その想いに応えるために家を建てているのみ・・