べんりや日記

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薪ストーブ

2007-01-23 12:29:29 | 見附市 K邸(越後杉)

1月も終わりというのに、気温の高い晴れた日が続きます。
いよいよ、地球温暖化の影響が出始めたのか?
雪が降らないので、ガソリンスタンドや金物、靴屋は売り上げが上がらないとのこと・・スキー場や除雪作業も動かないので、雪国は雪が降ったほうがいいこともあります。

先日、新築物件に薪ストーブの導入をしたいとのことで、完成した乙吉町S邸を見学させて頂きました。

このS邸はコンパクトにまとまっていて、家全体を薪ストーブで暖めようという設計としてあります。部屋の間仕切りを極力減らし、1階、2階を一体の部屋となるように吹き抜け(板で塞いでありますが・・)を設けて階段から対流が起きるようにしてあります。
通常、吹き抜けとなる部分は、杉板を隙間を空けて貼ってあり、その隙間から上がってくる暖められた空気で、洗濯物を干す工夫がしてあります。

薪ストーブは「対流式」と「直射式」があり、暖めた鉄板から放射される赤外線で直に温まる直射式に対して、暖めた空気が流れ出る対流式は、天然無垢材を使用した家にはうってつけのようです。
羽目板や柱の隙き具合は、強制的に暖めるファンヒーターやエアコンを使うよりも少ないようです。

薪ストーブ本体はホームセンターにも安価で売っていますが、耐久年数が5年とのこと・・輸入物の50年に比べれば、圧倒的に性能が追いつきません。
ちゃんとした薪ストーブを購入し、煙突をつけると、100万円近くにもなってしまいます。

ここでは、煙突は1重のものを使っているので、煙突掃除を1シーズンに2~3回行わなければなりません。2重煙突ならば掃除の回数も減ってくるでしょう。
(高いですが・・)

また、冬場に使う薪を夏場にストックしておかなければならないのも、手間のかかる代物です。
針葉樹よりも広葉樹のほうが火持ちが良いので、量は少なくて済みますが、高価になってしまいます。
住宅系の針葉樹の端材は乾燥しすぎて着火しやすいが、すぐに燃えて無くなってしまうのが難点です。


   薪ストーブの説明を受けます


      古民家風に仕上げた天井


   床板の隙間から下の暖気が上がってきます
コメント (2)
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