

クレーンに吊られている材料は母屋(もや)です。
長さは10m以上あります。
1本物ではありません。概ね中央あたりで継いであります。
しかも、クサビ1本しか打っていません。
金輪継ぎ(しりばさみ継ぎ)は伝統構法の継ぎ手のひとつですが、
2本の同じ形状の材料をつなぐ時に用います。
複雑な形状ですが、継ぎ手を組み合わせて、クサビを打つことで、まるで1本の材料のようになります。
そして、1本の材料として吊っても平気なくらいの強度がでます。
プレカットや在来木造の場合は「鎌継ぎ(かまつぎ)」になりますが、こうはいきません。
蓮潟町T邸の場合・・