べんりや日記

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増築工事も着々と・・

2007-06-14 21:31:30 | 1時間耐火の増築~本町K邸


最近は、深沢W邸の話題ばかりでしたが、本町K邸の増築工事も進んでいます。
こちらは、1時間耐火の準耐火建築物を県産杉をふんだんに使った建物となっていますが、ほとんどが石膏ボードやダイライトで包まれてしまう・・

   誠にオシイ!建物

であります。
写真は、建て方直後の様子ですが、現在は外部をダイライトで囲っています。

   ダイライト工法の見本

みたいな建物となっていますが、たぶん、震度7くらいは平気です。ダイライトのかたまりみたいな建物ですから・・

中身は地元材を使いたいという願いでいっぱいです。99%が県産杉材です。(残りの1%は米ヒバ土台)
玄関先の雁木に取り付けた「差鴨居(さしがもい)」も最終的には石膏ボードで包まれてしまいます。結構、節の少ない良い差鴨居だったのですが・・しかも、クサビや栓で止めたんですが・・最後はボードで巻きます(泣く泣く・・)法律ですから・・


この増築は、後ろの鉄筋コンクリートの建物に玄関や階段、トイレを付け足す工事です。
隣が両側とも駐車場なため、前面に雪を落とす屋根形状となっています。
両側に止めた車に雪の塊が落ちると、車を傷めてしまうため、こういう形にならざるをえませんでした。
家が密集していれば、妻入りの美しい屋根になるのでしょうが、雪国には特有の制約があり、自由な形が作れないもどかしさもあります。

雪を知らない人がこのあたりの家を設計して、安易に建てると、隣の家に雪が落ちて苦情が来ます。
瓦屋根の場合は4.5寸勾配以上だと雪下ろしで苦労します。(落ちそうになる)

 屋根に上がる

ことを、まず考えて作らないといけないのです。
普通は、屋根に滅多に上がらないのしょうが・・雪国は屋根に登ります。

屋根のアングルも雪止めの役割とともに、足がかりに用いる重要な部品です。
屋根に上がる場合、まず、アングルの位置を確認して、そこに足をかけて雪下ろしの作業をします。
(と言っても、直接かけるのではなく、50センチ以上雪の積もった上に足が乗ります。雪が崩れれば、下に落ちるので、危険な作業です。その辺は、感を働かせて足の下の雪ごと重心をアングルに乗せている感覚でやってます)

コメント (1)
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