深沢W邸、本町K邸の外部工事が進む中、次の木組みの準備をしようというところです。
昨年の3月に伐採した深沢W邸の裏山の木で、80年クラスの大きな材料は、構造上重要な差し鴨居や梁になる予定です。
悠久町M邸。中越地震で被災し、大規模半壊で危険な状態となった既存の家は、地震直後に解体しました。
その後、仮住まいで過ごしていましたが、ようやく今年、新しい家を建てることとなりました。
家族が2人暮らしのため、小さな家でよいとのこと・・
16~20坪くらいの平屋で計画していたところ、昨年のW邸の木の伐採と重なり、この木を使おうということで、1年がかりでこの材料を天然乾燥し、ようやくこの夏に墨付けができる状態となりました。
長岡市でも被災者復興住宅のモデルとして、16坪クラスの小さい家を提案していますが、こちらは本格的な木組みで耐震、耐雪、耐久性を実現しようというところです。
わが社の在庫で乾きに乾ききった材料と組み合わせて、おもしろい空間を作ろうと吟味していると、時間が経つのを忘れてしまいます。
他にも色々とするべきことがあるのですが、昼間しかできないことは、やっておこうとしてしまい、夜は事務仕事で遅くなってしまう毎日です。
地元の木の魅力を最大限に引き出したいのは、家が小さかろうが、増築だろうが改装であろうが、皆一緒です。