明るく・暖かい家をコンセプトにしたバリアフリー住宅でもあります。
カメラマンによる撮影 |
プロのカメラマンに撮影してもらった吉田町T邸の写真を掲載します。
丸柱が異様に気に入ったらしく、カメラマンもかなりの枚数を、この大黒柱に集中して写していました。
台所側から見た大黒柱
放射状に伸びる梁は円形屋根を支えます。
小屋根に明り取り。
障子風の天窓は、開閉して奥の部屋の換気を促します。
もう8年も前の作品なのに、色あせた感じもありません。
大黒柱と和室、台所の配置がわかります。
南面から光を取り入れ、天窓からも光を入れています。
明るく、暖かい家がコンセプトです。
天窓から入った光が床に反射し、対照的に映っています。
カメラマンも、この形に引かれたのでしょう。
「形のおもしろさ」もこの家のテーマでもあります。
この天窓、夜は月が見えるそうです。
部屋で月見ができる風情ある家・・
奥の部屋からのカット
どうしても、大黒柱を真ん中に置いて写したいようです。
カメラマンもカメラをかまえて、ぐるぐる回っていました。
上を見すぎて首が痛くなるのも、私の家の特徴です。
玄関。
お客さんの趣味のケヤキ箪笥がお出迎え。
この家、バリアフリー住宅なのですが、そういう感じが全くありません。
お客さんは車椅子での生活ですが、
「古民家風」に仕上げることで、
バリアフリーという面を完全に覆い隠しています。
庭
バーベキューが出来る庭で、
庭屋さんも円形屋根に合わせてコーディネートしたそうです
円形に敷き込んだブロックが、円形屋根とマッチしています。
いつまでも見ていて飽きない空間です
正面
柵も家に合わせての手作りです。
お客さんがこの家を大切にしているのが分ります。
全体の雰囲気を壊さないで統一性をもたせることで、
さらにこの家が引き立てあっています。
全景
「家」というよりも「舟」という印象。
地震のときも、舟のようにゆったりと揺れたそうです。
デザインもさりながら伝統構法を駆使した傑作のひとつです。
「越後にいきる家 認定2号」の名に恥じない作品です。
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撮影風景
屋根の家
新潟日報の取材
各部屋の紹介
建て方の様子
バリアフリー住宅 |
この旧吉田町T邸のバリアフリー住宅の要素を発展させたのが、中島町H邸です。こちらは、「完全バリアフリー住宅」なのですが、その面をほとんど感じさせない仕上がりになっています。
「バリアフリーの家」中島町H邸
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