昨年の暮れから進めていた住宅改修工事を進めています。
築50年の建物は、大きな地震を4度(長岡地震、新潟地震、中越地震、中越沖地震)も受け、大雪にも耐え抜いて土台が傾いてしまっています。また、断熱材も当時は殆ど入れていない土壁です。
外観も当時の鉄板貼りのままで見た目にも古しい感じがします。
それでも、この家を残したいというお客さんの強い要望に応えるべく、工事を行う事となりました。
改修内容としては、
1.土台の沈降の補修
2.耐震改修
3.断熱改修
4.耐久性の向上(維持)
となり、殆ど新築に近い工事です。
通常の工事だと、単に作業をこなすだけなのでしょうが、やはりこだわりを持ってしまう・・
付け加えて、
5.外観のデザインを改良
6.内観のデザインの改善
もやってみたい。
更に、3の断熱性能の向上に関してどれだけの成果があげられるか・・限りなく次世代省エネ住宅の仕様にもっていきたい。
限られた予算の中でどれだけの内容を盛り込めるか・・腕の見せ所です。
外観
高度経済成長期に建てられた感じの家ですが、意外に構造はしっかりしています
内部の解体
1階の床を全て解体します
解体後
地面の掘削
ベースと砕石の厚みを計算すると、30センチも掘って土を出さなければならない・・
重機は入れないので、全て手作業です
砕石の敷き込み
玄関から一輪車で運んで砕石を敷き込みます
配筋終了
砕石の上に、鉄筋を配置。
ここにコンクリートを打ちます
コンクリート打設
ポンプ車から玄関を回してコンクリートを打ち込んでいます。
新築と違って作業は大変です
延々とパイプを繋いでコンクリートを圧送・・・
コンクリート打設後
コンクリートが十分硬化してからジャッキアップを行います
工事期間が冬に入ってしまっている為、雪の時期はできるだけ内部工事を進めます。春を待って外部工事に取り掛かる準備にとりかかります。
その辺りは雪国の制約がかかってしまう・・
年末の大雪の時の作業でした・・・
やっぱり、長岡は雪国なんだな~
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