高齢化に伴い、浴室内での事故が多くなっているそうです。手すり等を取り付ける工事も増えてきていますが、浴室内での転倒事故は大きなケガとなってしまします。
今回のお客さんも、浴室で足を滑らせて背中でドアのガラスを割り、その破片が体のあちこちに刺さってしまい、病院へ行って何針も縫う治療となったそうです。
浴室内で転倒したためドアのガラスを割ってしまった
浴室の床は滑りやすく大変危険です。咄嗟の判断が鈍くなっている高齢者の場合は大事故に繋がりがかねません。手摺等の予防策もありますが、万一転倒した場合でもケガを最小限にとどめられる工夫も必要となってきます。床やコーナーの突起部分への緩衝材の導入等が考えられます。
浴室ドアの状況
ドアの下部分のガラスが割れてしまいました。
(ビニールで養生されています)
割れた当事はガラスが放射線状に割れて背中の各所に破片が刺さったそうです。
再び同じような事故が起こった場合でも、ケガを最小限にとどめるため、割れたガラスを「ポリカ樹脂板」に交換する工事を行いました。
通常のガラスを樹脂板に仕様変更するだけなので工事は容易です。
樹脂板は最近のユニットバスのドアに採用されていて、ガラスよりも安全であると判断しました。
浴室ドアの構造
ドアを吊ったまま、縦框(タテガマチ)を外してガラスを交換します。
ポリカ樹脂板をカットして既存のビートを取り付けます
ドアノブを外した状態です
ドアノブを外さないと縦框が外せません
縦框を外します
(上のガラスが落ちてこないように養生テープで固定しています)
ポリカ樹脂板をはめ込みます
完成
更には手摺等の設置等が考えられますが、介護保険制度の利用を考慮しながらの導入をおすすめします。今回は即対応の修理だったため、制度の利用は見送りました。
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