気温は25度。室内気温は28度までせまろうというところ・・
風が殆ど無く、蒸し暑い・・
明日から雨が降ってくるということですが、いよいよ梅雨本番というところでしょうか?
九州地方で集中豪雨とのニュースも入っていますが、がけ崩れ等の災害が気にかかります。
見附市K邸では、日中の換気を十分取りながら、梁や母屋、束にカキシブを塗る作業をしています。
朝、各種現場を見て、10時くらいに見附、カキシブを塗って、お昼に事務所、近辺の現場、それから夕方に行ってカキシブを塗り、7時くらいに帰ってくるという毎日・・
それでも、その他、色々な用事が出る。会議とか講習とか・・
カキシブは、天然の防腐剤、消毒、塗料、防水・・色々な用途に使える便利なものです。
作り方は、柿の実の青いうちにもぎ取り、つぶして汁と実を桶に入れて2~3年醗酵させます。
醗酵しているので凄い臭いがするのが難点。
カキシブを塗って、家に帰ると、家中から非難されます。
ある程度、乾いた材料に、防カビの用途でカキシブを塗ることにしましたが、
焼けると、適度に茶色に変色してきます。その渋さが良い。
ベンガラ+墨汁で濃い褐色に古民家風に仕上げるのも一つの手ですが、カキシブだけで、色を付けるのも乙です。
何しろ、天然素材ですから・・
カキシブを塗る刷毛は、次の日には硬くなってしまう。素手で塗っていると、手にツルツルの薄皮ができる。
石鹸で洗っても、なかなか落ちない・・
これが、カキシブのコーティング作用で、保護幕を形成します。
昨年、深沢町W邸で梁にカキシブを塗ったのですが、さわると少しカチカチになっている・・
杉の肌は柔らかいのですが、どちらかというと囲炉裏に燻された材木のような感じになります。
昔のカラカサ等に、防水の目的でカキシブを塗っていましたが、防水+固める用途に使ったのでしょう。
浪人がバイトでカキシブを塗っている映像が出ますが、さぞかし臭かったと思います。
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