べんりや日記

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想い出の建具の行方

2007-02-02 09:56:06 | 旧栄町 T邸(越後杉)


ようやく雪が降ってきました。
1月の積雪量が最低を記録し、晴れ間が多かった年となりましたが、2月は例年に戻るのでしょうか?長期予報でも暖冬ということですが・・

先日までヨーロッパに出張していたお客さんの話ではヨーロッパでも暖冬だそうです。が、アメリカ西海岸では厳しい寒波が来ていたそうです。
温暖化が進むと局地的な気候変化が著しくなるといいます。
干ばつの場所があれば、局部的に大雨で洪水に見舞われる傾向になります。
寒波についても、赤道側の暖気が極地の寒気団を押し上げ、勢力の弱った一部の地域からもれた寒気団が一気に噴出すような現象になるのでしょう。
暖冬と言えども、何時局部的な寒気にさらされるかわかりません。

ヨーロッパの天気は概ね1週間すると日本の天気になるそうです。
アメリカ西海岸から1週間でヨーロッパに到達するとすると、今週あたりに寒気が流れ込む計算となり、来週くらいに日本に到達する可能性も・・

最近の気象は予想が難しくなっているそうです。
気象丁の発表した予報もいつ崩れるかわからない。
それが、地球温暖化です。

それを阻止するべく、地元の木を活用しようとして6年が経ちました。
長かった6年ですが、その間に材料供給体制を切り替え、県産材使用率は90%を越えています。
旧栄町T邸に関しては、木の伐採からはじめています。
地元の木を活用する方法を模索し続け、アピールしていくのが我が社のモットーとなりました。

そして、最終目的は地球温暖化防止への貢献です。
どんなに立派な家を建てても、人類が滅んでは何の価値も無い・・
ピラミッドや万里の長城が残るくらいです。
子供たちに、この地球と文化をバトンタッチできるように最大限の努力をしていきたい。

そんな願いを込めながら、旧栄町T邸の仕上工事をしています。
杉にカキシブを夜な夜な塗っています。
「代々、この家の人たちを見守ってほしい・・」
そう願いながら、磨き上げています。


余談はさておき、写真は前の家で使っていた書院障子です。
いちばん家族の集まる居間の天井明り取りに設置してみました。
明かりが入ると、際立って見える場所です。

居間で団欒しながら、ふと天井を見上げると、なつかしい建具があり、前に住んでいた家も、いつまでも見守っているような・・そんな感じになります。
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