住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

バルタン星人

2009-04-26 11:58:46 | 
(沼エリアにて)
沼エリアにある山モミジの、この春一回目の剪定をした。といっても高さが5mにも達しているこの木は剪定バサミでパチパチとはいかない。本当は、「トショウ」と呼ばれる丸太や竹で作った、三角形のハシゴに足が一本付け足されたような、3本足の足場をくいくいって登り、片足をその足場に引っ掛けて「ちょっくら右」とか言いながら「粋」に剪定したいものであるが、家にある4点支持のいわゆる「脚立」では狭い庭ではどうにも不安定で怖い。そこでとても重宝するのがこの「高枝切りバサミ」です。そうあのテレビの通販番組とかで紹介してるモノである。
台風一過のような青空の下、下から高い場所の枝を見上げて、青空をバックに枝を切るのはなんだかすがすがしい。でも長時間作業を続けているとくらくら立ちくらみがして来る。日頃下を向いて仕事をしている事が多いので無理もないと思っているのですがさて。

新緑の中で高枝切りバサミのヘッドが何とも鮮やかだった。

混んでた枝を漉いてあげたら、途端に4月の風を孕み、何とも気持ちよさそうにひらひらしていた。(私がじゃあないですよ・・・)

(高枝切りバサミ)

山紅葉(ヤマモミジ):カエデ科カエデ属 日本原産の落葉高木。高さ5~10mになる。葉は7~9裂して、枝は対生で細かくよく分岐します。樹齢が高くなると灰白を帯びた幹肌に縦じまが入ります。春の芽だし、夏の緑葉、秋の紅葉と1年中楽しめます。


オオモミジ・ヤマモミジ・イロハモミジの区分けは難しいみたいですが、ヤマモミジらしいという事でまあ良しとしましょう。
ちなみにカエデは葉の形が「蛙の手」に似ているからその名前が付けられたらしい。う~んわかり易いが確かに。