住みこみ*著書:『住みこみ』(2007年/ラトルズ刊) 戸田家の一年を写真とエッセイで綴った本のタイトルです。

人の暮らしは時間と共に変化します。それを調整しつつ自在に手を入れられる、ゆるやかな設計を心がけています。

仕切り

2009-12-02 02:03:28 | 建築


家具をデザインしました。一見、無垢の木材をただ組んであるだけに見えるかもしれませんが、実はしっかり造りこんでます。



扉の開き方も少々変則的。トリッキ-にしたつもりはありません。。。収納内部の奥行きが違うのは、背面の下足入れとシェアしている為。向こう側を下足収納にした場合、こちら側の収納は浅くなるというわけ。使い勝手を考えながらの入れ子状態。スペースが限られている場合の対処法。



取手やつまみはいつも苦労する。全く無くすか、思いっきり材質感がしっかりしているのをつけるか。”手かけ”にしても、位置や形状によってフォルムに影響する場合がある。

(リフォーム前)

今回、玄関ホールと寝室の壁を注意深く、最小限に取り壊し、その部分に両面から使える家具と、一体化した扉で仕切りを兼ねました。この部屋は一部の壁と床以外ほとんど手をつけませんでした。
 手を入れるところはとことん手を入れ、その他の部分は極力いじらない。もしくは二期工事に廻す。そうしてリフォームを実現されました。

という事で、近日中に下記HP上で「南大沢・南風の家」の竣工写真をUPしますね。

=戸田晃建築設計事務所=

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