すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

‘ルドゥーテのバラ’とALWAYSなレストラン

2013-07-22 | アートなこと



昨日は、
地元の「蔵の街美術館」に行ってきました。

かつての豪商の蔵3棟が美術館として生まれ変わったものです。

なかなか面白い企画展を開催してくれるし、
何よりワンコイン(500円)でアートに触れられるので、
折をみて出かけています。





大通りは祭り提灯が下げられ、
何やらお祭りの雰囲気・・・





山車会館前には屋台とお神輿。
近くの「神明宮」のお祭りだったようです。

美術館は山車会館の奥です。


今回の企画展は



「花の美学 ルドゥーテとパーソンズ」


植物画家であるピエール=ジョセフ・ルドゥーテと
水彩画家であるアルフレッド・パーソンズの
ボタニカル・アート(植物図譜)の展示。


ルドゥーテのバラの絵は、
ステーショナリーや小物、カレンダーなどで目にする機会が多いですよね。

大航海時代、
ヨーロッパにもたらされた世界中の珍しいものを貴族たちがこぞって収集し、
それを絵に残す画家たちが活躍した、その一人がルドゥーテ。

フランス王妃・マリーアントワネットの蒐集室付きの画家、
またナポレオン皇妃・ジョゼフィーヌが蒐集したバラの庭園に出入りする画家でもあり、
代表作『バラ図譜』はジョゼフィーヌの庭園のバラがきっかけだったとか。

興味深い話です。


ルドゥーテの技法は多色刷り銅版画に手彩色、
パーソンズは多色刷りリトグラフ、
作風は違いますが、
あるがまま描き写したバラはどれもが美しい。

美しいものを見ることは心の平安になります。
ひとときの優雅な癒し時間になりました。


さてさて、
美しいバラの絵をたっぷり見た後は・・・





レストラン「ALWAYSカマヤ」に移動。
美術館主催イベントである「クラビ活動」に初めて参加しました。

各企画展に合わせて、
専門家の講演会や館内でのギャラリートークが行われます。
それとは別の「クラビ活動」は、
学芸員を囲んで、お茶を飲みながら美術について気軽におしゃべりしましょう、
というのがコンセプトらしい。

‘蔵の街美術館’だから略してクラビ、クラブ活動ももじっているのかな?





学芸員さん手作りのレジュメとチラシではじまりはじまり~。
の前に、カマヤさんのコーヒーとお菓子。




マンゴーアイスクリーム、ガトーショコラ、フルーツでした。


今回のクラビ活動のテーマは「植物図譜のまなざし」。

学芸員さんは、
資料としていろいろな植物図譜、ボタニカルアート関連の本を用意してくれ、
皆でパラパラしながら彼女の話を聞く形でしたが、
話があっちこっち飛ぶので、私にはどうもよくわからなかった

アンケートに、話をもっと絞ってとお願いしましたけど・・・


参加の皆さんが一番集中したのが、まさかの実習





チラシのルドゥーテのバラを模写。
何年か振りで、絵を描いたその出来が上
花しか描けませんでした

好きに描くのと違って、
手本通り、は難しい~。
私にはボタニカル・アートは無理かも


次回は違う会場になりますが、
アートを身近に感じることができる催しですから、
テーマに興味が持てれば、
これからも参加しようと思います。


ちなみに、
今回の会場の「ALWAYSカマヤ」さん、
名前の由来は、映画『ALWAYS三丁目の夕日』。

この建物が映画の中で銀行として登場しているのです。

もともと本物の銀行だった建物で、
文化庁の有形文化財に登録されています。


中もレトロな雰囲気です。
会場が2階だったため、店内写真は撮れませんでした。





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