6月15日の県民の日は、
県内施設の多くが無料開放されます。
この際ですから、
行ったことがないけれど、
ず~っと気になっていた
佐野市葛生(くずう)町の吉澤記念美術館へ。
前日にも、
ある美術館に行ったのですが、
もともと安くはない入館料ですから、
無料とはいかず半額。
そのせいなのか、
半額でありながら、
いつもとあまり変わらない静けさ。
こちらは、
次から次に入館する人がやってくる大盛況。
「タダ」の力はすごいです
日本有数の石灰産地である葛生町らしい
漆喰の白壁が美しい美術館。
前には小さな池と公園があります。
この美術館は、
葛生の旧家である吉澤家が
5代にわたりコレクションしてきた絵画や陶芸作品と
施設の寄贈を受けて開館されたといいます。
わが地元の「岩下記念館」といい、
美術に情熱を注いでくれた一家の存在があって、
こうして地方にいる私たちが
名品を目にすることができるわけです。
ありがたいことですね。
(実は、前日に行った美術館もそうなのですけど、
それはまた後日)
今回の展示は、
「寺崎広業展 明治の谷文晁とよばれた男」。
(上の中段4点並ぶ絵が広業のもの)
所蔵の広業作品を一挙公開ということで、
とても見ごたえあるのに加え、
学芸員さんが解説してくれる鑑賞会に参加でき、
より深く鑑賞できました。
広業ゆかりの日本画家の絵も
(安田靫彦とか)一緒に展示されていて、
眼福です。
思うに、
最近日本画を見ると落ち着くのは年のせいなのか。
西洋画(油絵の)ギトギトしたのがどうも・・・なのです。
やっぱり日本人には日本画がしっくりくるのでは、
と思う今日この頃。
機会があれば、
また訪れたい美術館です。
(ちなみに、
上の絵は、所蔵している重要文化財である伊藤若冲「菜蟲譜」(部分)。
平成23年からの修復を終え、11月より展示されるそうです)
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