(吉澤記念美術館庭にあるフレスコ画)
先月、佐野市葛生町にある「吉澤記念美術館」を訪れました。
葛生は、
足利や佐野市街からの帰り道に稀に通る町に過ぎず、
どんな町なのかほとんど知りませんでした。
(お見苦しいですが)
周辺マップを見たら、
「フレスコ画」「フレスコ画」・・・
フレスコ画がやけに目立つではありませんか。
そういえば
何かで、葛生町のフレスコ画が紹介されている記事を読んだことがある・・・
ということで、
マップの‘フレスコ画巡り’プチ散歩に出発~
美術館はす向かいにある佐野市葛生伝承館。
江戸時代から受け継がれてきた
牧歌舞伎関連資料や人形芝居に使われた吉澤人形首(かしら)などを中心に
地域に伝わる文化・芸能を紹介する施設です。
玄関西側にあるフレスコ画は、
お芝居にちなんだ図柄。
せっかくなので、
伝承館の展示も見てきましたが、
葛生町に
地芝居(役者も地元民が務める素人芝居)の歌舞伎があることを初めて知ることができた、
興味深い展示でした。
とても可愛い図柄のフレスコ画。
交番との取り合わせが面白いですね~。
上より、
県石灰石工業会館玄関横・「葛の里壱番館」の外にあった置物?
下二つは葛生保育園門にあるフレスコ画。
なぜ葛生にフレスコ画?
と不思議だったのですが、
フレスコ画は
葛生町で産出される石灰を使って描かれているそうです。
なるほど~。
石灰の町として知られる葛生町。
石灰岩の中から化石もたくさん見つかっているようで
葛生化石館もあります。
館内には全国の石灰岩や
見つかったアンモナイトなどの化石、
動物たちの化石も見つかっていることから、
ニッポンサイやヤベオオツノジカ、
ナウマンゾウなどの復元骨格などが展示されています。
以前葛生の石灰岩から採取された
小さな小さな腕足(わんそく)類の化石が、
新種だということが最近わかったそうですよ。
外では
こんなものも見つけました。
国歌「君が代」の歌詞に出てくる‘さざれ石’はこれなんですよ。
「長い年月を経てできたさざれ石が巌となり、
さらに苔が生え、
やがて蓬莱山(中国で仙人が住むといわれる)となる
その長い長い年月の間」・・・
なんか実感できた気がします。
「葛の里壱番館」には
お土産屋さんや食堂などがあります。
当日貸切営業中だったお店の中にフレスコ画があるとのことで、
写真を撮れなかったのは残念でしたが、
フレスコ画や牧歌舞伎、
化石やさざれ石、
いろいろ知り、
見ることができ、
なかなか面白い葛生町でした。
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