(鹿沼市の彫刻屋台の一つ)
雛めぐりで訪れた鹿沼市は「木工の街」。
伝統的な木工品があるのはもちろん
家具製作などの会社が集まる木工団地もあります。
お雛様も飾られていたので
今回「木のふるさと伝統工芸館」に行ってみました。
木工のお雛様の後ろの衝立、
よ~くご覧ください。
鹿沼市を代表する伝統工芸品「鹿沼組子」です。
この柄は‘麻の葉’かな。
素晴らしい技ですよね~。
ため息が出ます。
ここではもう一つ
ため息の前に、息を呑む
もはや芸術品と呼んでいいものも見られます。
鹿沼市で行われている「ぶっつけ秋祭り」の主役・「彫刻屋台」です。
これは市内石橋町の‘彩色黒漆塗り’の彫刻屋台。
日光東照宮の社殿のような豪華絢爛さでしょう?
(実際、日光山社寺の影響を受けているそうです)
各町内が所有する
このような漆塗りの彫刻屋台のほか
白木の彫刻屋台が一斉に集合する壮観なお祭りが
鹿沼の「ぶっつけ秋祭り」なんですよ。
ちなみに
他の彫刻屋台も
市内の施設数か所で見ることができます。
(以前の記事でも紹介していますので
興味のある方はこちらをどうぞ → ☆)
このような彫刻を生み出した見事な技が、
現在の鹿沼の職人さんたちに受け継がれているわけなんですね。
伝統工芸館では
鹿沼市内の他の工芸品も見られ、
小さなお土産品もあるので
機会があれば覗いてみてくださいね。
建物に描かれているのは
「ぶっつけ秋祭り」での彫刻屋台です。