すずか*ぜ便り

季節の花や風景、美味しいものなど、日々の暮らしで見つけたものを気ままに撮っています。

‘民宿’を超えたアートな宿。 ~いで湯と花を愛でに福島へ・4

2019-08-13 | 旅は楽し

 

 

(書家である館主とアーティスト・井上純とのコラボ作品「水」)

 

 初めて湯野上温泉を訪れました。

旅館よりも民宿のほうが多い土地柄のようで

選んだ宿も

くくりとしたら‘民宿’。

が、およそ民宿らしからぬ

民宿の枠を遙かに超えたお洒落な宿でした。

 

 

「湯季の郷 紫泉」です。

‘紫泉’は館主さんの雅号。

 

 

 

 

 

 

白が基調のロビーには

読書コーナーやショップ。

壁に描かれ、飾られたアート作品。

知ってはいたけど

民宿イメージとはほど遠い館内でした。

 

玄関の外壁に描かれていたのも

アーティストの作品なんです。

 

 

 

 

 

シンプルで和モダンな客室は

茶室をイメージ。

 畳は会津のブランド和紙畳、

冬にはありがたい温泉床暖房だそう。

 

各部屋にはシャワートイレ、洗面台完備と

もはや旅館。

 

 

 

 

部屋はもちろん

廊下やちょっとしたスペースにも

館主さんの作品が飾られています。

たぶんお風呂の暖簾もですね。

 

 

トップ写真と同じく

館主さんと井上純さんとのコラボ作品「山」。

(もうひとつの「花」は今回見ることができませんでした

 

館主さんの書だけでも十分アートですが、

館内のアートが気になる方のために

ちょっとご紹介。

 

 

井上純さんの作品たち。

 

 

食事処にも井上さんの作品が。

 

 

 

 会津出身のアーティスト・MHAK(マーク)さんの作品たち。

(実はそば猪口の部屋の湯飲み。部屋の布団カバー。

紫泉オリジナルの手ぬぐいを記念に買いました。

階段壁にさりげなく)

 

そして楽しみな食事。

 

 

紫泉自慢の‘岩魚のからあげ’は絶品でした。

 

夕食いろいろ。

 

 

(会津名物・馬刺し、

白身魚のムニエル、牛肉の陶板焼き、

茶碗蒸し、野菜の味噌フォンデュなど全10品を

会津の幻の名酒「飛露喜(ひろき)」をお供に)

 

 

ちなみに朝食。

 

お風呂はすべて天然温泉100%の掛け流し。

ライトアップされた露天風呂で夜空を見上げ

アート三昧、

温泉三昧。

ついでに部屋に無線LAN有りで

あ~極楽極楽な一夜を過ごし、

この内容で宿泊代が一万円ちょっと。

 

いいんですか!?と思ってしまう

機会があればまた泊まりたい宿です。

 

 

目覚めると

前の山には雲がたなびき、

旅情たっぷりの朝でした。

 

(写真、多くてすみません

 

<6月下旬 福島県下郷町 湯野上温泉「湯季の郷 紫泉」にて>