気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

貴景勝初優勝・御嶽海は意地見せる

2018-11-25 19:47:08 | 鶴竜・御嶽海&大相撲
つくづく優勝が遠い大関です。
兄弟子の稀勢ノ里もそうでした。
高安、今日の対戦相手は、既に負け越しが決まっている関脇・御嶽海。
その御嶽海、特に終盤戦はまったく覇気が無く、どこか傷めているのでは---と憶測が囁かれるほど不調でした。
でも、NHKの大相撲中継で、出羽海部屋の先輩・舞の海さんだけは、「御嶽海は何かやってくれそう!」と後輩に期待を掛けてくれました。
そう、このまま終わったんじゃ、11場所連続で三役に在籍していた実力者の名が廃ります。
幸い、結び前の一番、栃ノ心対松鳳山戦が物凄い死闘でしたから、御嶽海にも火が付いたと思います。
(式守勘太夫が審判長の待った!に気付いていれば、あんな流血戦にならずに済んだのですが---)
御嶽海も、負ければ三役から平幕に陥落ですから、必死にならざるを得ません。
立会いから、ずっと御嶽海ペース。
半身で良く辛抱しました。
我慢出来なくなって出て来た高安を、すかさず掬い投げ。
まんまと決まりました。
これで、貴景勝の初優勝が決まりました。





長野県民は大喜びですよね。
逆に、全国の大相撲ファンは、優勝決定戦が無くなり、がっかりしたことでしょう。
でも、高安は決して、今場所、強い大関相撲を取っていた訳ではありませんからね。
秋場所の稀勢ノ里のように、運で転がってきた白星が何番かありました。
昨日の貴景勝戦も然り。
だから、ずーっとトップを走って来た貴景勝の優勝で良かったのではないでしょうか。
感動的じゃないですか。
師匠貴乃花親方が角界を去って、九州場所前に千賀ノ浦部屋へ移籍。
その移籍した場所で、貴乃花さんに恩返しだなんて。
半世紀前(昭和42年3月)にも、出羽海部屋を破門されてまで独立した九重親方(元千代の山)に付いて行った大関・北の富士が、移籍したその場所で初優勝しています。
今の解説の北の富士さんですよ。



今場所、幕内上位力士が軒並み好成績です。
御嶽海、通例だと7勝8敗で小結に残れるのですが、果たしてどうなるか?
優勝した貴景勝に土を付けたのは御嶽海です。
千秋楽、高安の優勝(決定戦)を阻止したのも御嶽海です。
そこのところのご配慮をお願いいたします。審判部殿!


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