次に訪れたのは、島の北西部に位置する伊豆岬です。
この時期、ここではウチヤマセンニュウを見ることができます。
ウチヤマセンニュウは、冬期は中国南部で越冬し、夏期に日本へ飛来する夏鳥です。
ウグイスの仲間ですが非常に数が少なく、絶滅危惧種ⅡB類に指定されています。
三宅島は、そのウチヤマセンニュウの伊豆諸島最大の繁殖地で、そのなかでも伊豆岬は随一のポイントです。
伊豆岬の無人灯台
まずは、イソヒヨドリがお出迎え。
ウチヤマセンニュウ
鳴き声は「チチチ、チューッチューッ」
枝先でさえずることもあれば、さえずりながら飛び上がって、また草原へ身を隠します。
その飛び上がった瞬間で居場所を特定します。
風は強かったですが、人が少ないせいもあり、頻繁に姿を現してくれました。
また、この場所でカラスバトも見ることができました。
カラスバト
ハトの仲間としては大型で、全身が黒っぽく「クロバト」と呼ばれることがあるそうです。首と尾が長く、体の割に頭が小さく見えるので、飛んだ時にも体型の違いはよくわかります。
カラスバト(国の天然記念物)
「ウッウウー」という、牛のような特徴的な声で鳴きます。首から肩にかけての何とも言えない光沢があり綺麗なハトなのですが、私の画像ではそれが皆さんに伝わらないのが残念です。
体長が40cmもあり、大路池でもあちらこちらで鳴いていましたが、ほとんど姿を見ることができませんでした。
しかしここ伊豆岬では高木が無いことも幸いし、幸運にも何度も見ることができました。
■おまけ
伊豆岬では、ハマボッスなどめずらしい多肉植物が自生していました。
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