ハイドン:交響曲第75番ニ長調 (スコア付き)
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン: 交響曲第75番ニ長調 Hob. I:75 (スコア付き) 作曲年代:1779-81年 指揮:ヘルムート・ミュラー=ブリュール 管弦楽:ケルン室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Grave — Presto (ニ長調) 06:34 第2楽章 Poco adagio (ト長調) 15:30 第3楽章 Menuetto: Allegretto — Trio (ニ長調) 18:47 第4楽章 Finale: Vivace (ニ長調)
《交響曲第75番ニ長調》は、ハイドンがエステルハージ家に仕えて作曲活動を行っていた時期(エステルハージ期)の後期の交響曲である。詳細な作曲時期、初演日等はわかっていないが、当時から人気の高い作品であった。ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトもこの作品を気に入っていたとされる。 第1楽章はハイドンとしては珍しい "Grave" の速度表記の序奏から始まる。主部はPrestoで、第1主題は半音階で始まる。第2楽章は主題と4つの変奏からなる。この楽章を死の予告であるという夢を見た某牧師が、実際に演奏を耳にしてからしばらくして本当に死んでしまったという逸話が残る。 第3楽章はハイドンらしいメヌエットで、トリオでは独奏ヴァイオリンとフルートが活躍する。第4楽章はロンドのような形式で、途中ニ短調に転調する。