日本史事典.comより【楽市楽座とは】簡単にわかりやすく解説!!どのような政策?目的や内容・効果などを紹介します。
目次です。
- 1 楽市楽座の目的と内容
- 2 市(いち)とは
- ①市の変移
- ②市の発達
- 3 座とは
- ①座の構成員
- ②座の特権
- ③座の弊害
- 4 楽市楽座の効果
- ①経済効果
- ②政治的効果
- 5 まとめ
座は、商売を認めることで利恵を得ていた特権階級がいました。
「みかじめ料」に似ていますね。
それをなくしたことで、経済は活性化し、人が集まりました。
きっかけは、美濃の戦乱で人が避難したためで、戻ってきやすくしたのです。
加納が初めてです。
ただ、それだけでは領主の利益にはなりません。
そう、逆に、大名が他の座を保護し、そこから収入を得るようになっていったのです。
怒るのはそれで収入を得ていた旧勢力=寺社です。
信長と宗教勢力との対立は、ここに原因の一つがあったのです。
まとめを見てみましょう。
・領国内の商工業の活性化と城下町繁栄のための政策が「楽市楽座」。
・市での課税を無くし、座の特権無くし、どちらも楽にした政策だった。
・市は物資の取引を行うことや、その場所のことを指す。
・座は同業者団体のこと。権力者に奉仕や献金することで特権を得ていた。
・信長の「楽市楽座」は1577年に実施、語呂合わせは
「これ以後(15)は泣く泣く(77)特権廃止で、楽市楽座だね。」で覚えるとよい。
・楽市楽座でも収入源の「座役」を奪われた公家や寺院などの没落は進んでいった。
・楽市楽座によって商工業者の支配もしっかり出来るようになっていった。
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