「反転授業」とは何か？ 成績が大幅にアップとの報告も

　今話題の反転授業。その関連サイトをしばらくの間、紹介します。

　まずは、Huffington Post Japanの記事から紹介します。


　ここから　http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/26/flipped-class_n_3993388.html

　ここでは、反転授業を次のように説明しています。

■反転授業とは

現在学校で展開されている授業では「講義を受けること」が主流だが、反転授業では「講義を受けること」は“宿題”となる。教師は説明型の講義を動画として用意し（授業ビデオ）、それを生徒が宿題として家庭などで閲覧しておく。学校での授業時間は、生徒たちが予習で得た知識を応用して問題を解いたり、議論を行ったりする。

学校の授業時間内の講義時間を減らすことで、授業中は教師が生徒ひとりひとりに対して、よりきめ細かい対応をすることができる。また、生徒にとっても、自分のペースで学習に取り組める点もメリットだ。

　
　最近、急速に話題になっているのが反転授業。
　もともとはアメリカで行われている教育の一形態ですが、教育サイトで日本での実践が次々に紹介されています。

　佐賀県武雄市では、今年度からは、市内すべての小学生にタブレット端末を無償貸与し、市内全11小学校で本格的に実施をはじめました。
　ビデオ予習型の武雄式反転授業を「スマイル学習」と名づけ、3年生以上を対象に実践を続けています。
　武雄市の学校のＨＰにも、その様子が紹介されています。

　一因には、経済界の要望であるタブレット端末の普及策があります。デジタル教科書もその関連です。
　さらには、一斉授業を脱却する教授法としても脚光を浴びています。
　なぜなら、習得をあらかじめ家庭で済ませておいて、学校ではそれを元に討論するなどの活用の活動が出来るからです。家庭の協力が必然で、よい意味で縛りになるかもしれません。

　そもそも単純に、家庭学習分の授業時間が増える訳ですから、当然レベルの高い内容に入れます。
　学力も付いて当たり前です。

　ただ、端末の支給は当然としても、いつから始めるか？教科とその内容は？など、課題も多そうです。

　このサイトで紹介された、東京大学大学院の山内祐平准教授は、10年後には反転授業が主流になるといいます。
　その理由を「実質的な学習時間が増えるから」と指摘しています。
　山内先生のブログです。

　ここから　http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/2013/04/post_445.html

　興味深い内容です。