各務原市歴史民俗資料館が編纂した、中山道と新加納-歴史をたずねて-を紹介します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/9c/d011d26553cbb88f4b5a6a652d06d31c.jpg)
正式には、
各務原市歴史民俗資料館編. -- 各務原市, 2010. -- (各務原市資料調査報告書 / 各務原市教育委員会編 ; 第33号). です。
全32ページの小冊子ですが、「和宮の通行と新加納」が最も興味深く読みました。
和宮が家茂に公武合体の象徴として降嫁するときには、中山道を通りました。
これは宿場町にとっては超一大イベントで、その時の混乱ぶりが目に浮かびます。
準備は何ヶ月も前からで、警備に駆り出された町民や農民は数十万人。
次のような記録が残っています。
一、火の用心 薪は煙が出るので、通行当日の前後2日間は使ってはならない
煙の出ない炭を使うようにすること
一、寺院の梵鐘そのほか鳴り物は、24日から、29日まで、使ってはならない。
但し、夜回りの拍子木はよい。
一、村内の犬は、24日からは必ず繋いでおくこと。
街道に出てくる犬がいれば、飼い主にお咎めがある。
犬は戻ってこられないようにとおくへ連れて行ってしまうので、よく注意するように。
一、弥宜坊主や山伏身分のものは、通行の二日前から後一日までの4日間通ってはならない。村人達も通行してはならない。
(P.22より)
当時の人々のドタバタが目に浮かぶようです。
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正式には、
各務原市歴史民俗資料館編. -- 各務原市, 2010. -- (各務原市資料調査報告書 / 各務原市教育委員会編 ; 第33号). です。
全32ページの小冊子ですが、「和宮の通行と新加納」が最も興味深く読みました。
和宮が家茂に公武合体の象徴として降嫁するときには、中山道を通りました。
これは宿場町にとっては超一大イベントで、その時の混乱ぶりが目に浮かびます。
準備は何ヶ月も前からで、警備に駆り出された町民や農民は数十万人。
次のような記録が残っています。
一、火の用心 薪は煙が出るので、通行当日の前後2日間は使ってはならない
煙の出ない炭を使うようにすること
一、寺院の梵鐘そのほか鳴り物は、24日から、29日まで、使ってはならない。
但し、夜回りの拍子木はよい。
一、村内の犬は、24日からは必ず繋いでおくこと。
街道に出てくる犬がいれば、飼い主にお咎めがある。
犬は戻ってこられないようにとおくへ連れて行ってしまうので、よく注意するように。
一、弥宜坊主や山伏身分のものは、通行の二日前から後一日までの4日間通ってはならない。村人達も通行してはならない。
(P.22より)
当時の人々のドタバタが目に浮かぶようです。